俳優の坂口憲二さん(42)が、体調不良を理由に芸能活動を休止することが、1日分かった。

所属事務所を通して坂口さんが書面を公表した。坂口さんの書面によると、国が難病に指定している「特発性大腿(だいたい)骨頭壊死(えし)症」にかかっており、治療に専念するため活動休止を決断したという。5月末に所属事務所も退社する予定。(讀賣新聞)

 

特発性大腿骨頭壊死症(とくはつせいだいたいこっとうえししょう、Idiopathic Osteonecrosis of Femoral Head)は股関節の病気のひとつで、大腿骨の上端の大腿骨頭の骨組織が壊死し、関節が変形・破壊する病気であり、このうち原因がはっきりしないものをいう。厚生労働省の特定疾患(難病)に指定されている。(ウィキペディア)

 

私の症状は41歳の時に急に転倒し立ち上がれない。

股関節に激痛があったので骨折したのかと思って、近所の整形外科を受診した。関西労災病院を紹介するから直ぐに検査するように言われ、痛み止めの注射とボルタレン50服用して、その日にレントゲンとMRI検査。

「長谷さん。股関節が完全に破壊されています・・・MRI結果は「大腿骨頭壊死症」

右は人工関節置換術、左の股関節は骨切り回転術。

歩くことなど全くできず、痛みとの戦いの日々が続いた。

 突然のことでしたが、原因が解らない。

 まずは人工関節置換術!チタン&セラミック。

 2年後に左股関節の壊死した部分を稼働部よりずらす手術(骨切り回転術)を行った。

偶然、身長を間違えて撮影したCTに膝の部分が映り、大腿骨顆部壊死も発見された。

大腿骨頭と膝の顆部に壊死があり、左膝関節も人工関節に置換した。完全な「突発性大腿骨壊死症」の診断が下った・・・・。

その間4年の歳月が要しました。

原因は18歳の時に大量に投与した「ステロイドホルモン剤」ではないか?というものだ。

命を救うために使ったステロイド剤だろうとドクターはいう。その薬に恨みは全くない。

「命を救ってくれた奇跡の薬」だったからだ。

 

42歳の厄年に大きな手術をしてその結果・・・・ボーンプレートを外す手術や関節鏡による手術を踏含め(12回手術を行った)車椅子を使っているのが一番安心なのです。

転倒による脱臼もなく、荷重が股関節や膝関節に少ないために痛みが激減する。

しかし、ベッドに横になっていると関節が自然に動くことがある。そんな時は「飛び起きてしまう」

痛みは今でも残っているし、痛み止めの大量投与で体にも悪影響だった。「両下肢の著しい障害」が身体障害者手帳の交付基準で重度障害者に認定された。

 

 そして、今日から痛みと共に楽しく生きてやる!と決意しても、この病気「これもダメ、あれも出来なくなった」

というように徐々に出来ない身体であることを認識することになるのです。

 

「私は立のみ屋でも座って飲めるんだぞ!」そんなことも楽しめるようにはなったが・・・・

 

 「慣れるしかない」と言えばそうなのでしょうが、実際、「痛みを友」にすることは厳しいし、感染症なんかも気にしながらの人生が待っています。

 

 坂口憲二さんはスポーツマンで俳優さん。おそらく松葉杖かロフストランドクラッチを持たないといけないような状態だとしたら、隠しきれない歩き方やいつ壊れるかを気にしながらの生活は苦しいでしょう。

 

負けるな!貴方のお父様は「世界の荒鷲」と呼ばれた男だ!不屈の精神で乗り越えて下さい。

そして、同じ難病の仲間たちに生きることの素晴らしさを見せてあげて欲しい。

 

坂口憲二さん!必ず復帰してください!ファンが待っています。