安倍首相は2日の参院予算委員会で、海上自衛隊最大級の護衛艦「いずも」を巡り、「(機能を追加する)拡張性について様々な検討を行うことは当然のことだ」と述べた。

戦闘機の離着艦が可能な空母への改修を検討していることを事実上認めたものだ。

これに関連し、小野寺防衛相は短距離滑走による離陸と垂直着陸が可能なF35B戦闘機や無人機がいずもに離着艦できるか調査していることを明らかにした。

  

  いずもは広い甲板を持つ空母に似た形状で、ヘリコプター14機を搭載できる。海自は今年度、いずもの航空機運用能力を高める研究を造船会社に委託している。首相は「危機が生じてから装備を導入しようというのでは泥縄式になってしまう。様々な調査研究を行うことは私たちの責任だ」と述べた。(讀賣新聞)

 

  護衛艦「いずも」は全通甲板(遮浪甲板型)を持ち、外観は空母と同じです。


  注目された所は「いずも」の外観そのもの。全長248メートル、基準排水量1万9500 トン(推定満載排水量2万7000トン)海上自衛隊が保有した艦船の中で最大なのです。 

 

 全通甲板と呼ばれる、艦の全長にわたる平らな飛行甲板を持つその容姿は、旧帝国海軍の正規空母「飛龍」基準排水量1万7300トン、全長約227メートルを上回る。


  太平洋戦争初期に建造されたアメリカ海軍主力空母であったヨークタウン級航空母艦と同規模となるのです。

 

 旧海軍には装甲巡洋艦「出雲」という艦名があったが、海上自衛隊の護衛艦としては「いづも」日中戦争時代の第三艦隊の旗艦だったこの名前の再登場に批判をしていた。


  中国の批判などは無視すればいいのですが、この空母構想は・・・・

 

  どちらにしても、空母が持つ意味は戦略的な機動力を持つために、第二世界大戦で世界の海軍の主力は空母だが・・・専守防衛の自衛隊の悲願でもあるので、この時期だから、何でもあり!というのもどうかと思います。

 

  戦略的には空母は遠方で航空基地の役目を果たすものですから、どうしても気になるニュースです。

 

  どちらにしても、戦争を賛美する最近の風潮はどうもしっくり来ない。


  だいたい、そう主張する者の中に真っ先に最前線に立つ勇気があるのか?

その覚悟がない者たちが後ろからや「やれ!やれ!」と言っているようなものだ。

 

  私の叔父は元帝国海軍士官だったが、口癖は「防衛海軍の意味は大きいが、元々海軍とは先制攻撃用に準備される兵力そのものだ」最近、その言葉がよく解るようになった。

 

写真は友人が撮影したものです。

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