ノーベル文学賞おめでとうございます。
カズオ・イシグロ(石黒 一雄)
1954年11月8日長崎生まれの英国人
1989年作品の日の名残りThe Remains of the Dayという作品を読んだ。
1993年に映画化された作品だったので読んだのですが、日本人が日本語で書いたのだとばかり思っていたので、原文が英語と記載されたので「びっくり」したものです。
2015年「忘れられた巨人」(The Buried Giant)「壮大な感情の力を持った小説を通し、世界と結びついているという、我々の幻想的感覚に隠された深淵を暴いた(who, in novels of great emotional force, has uncovered the abyss beneath our illusory sense of connection with the world)」として先ほどの「ノーベル文学賞」を受賞された。
私は三島由紀夫さんの作品を初めて読んで「その日本語の美しさ」に感激した中学生時代。
生きておられたら間違いなく「ノーベル文学賞」を受賞されたことでしょう。
カズオ・イシグロさんの原書を読んだある方からは「英語の美しい表現力のある作品」とされていますから私が三島文学の強烈な感動があるのと同じだ。と紹介していました。
どうも、訳本ですと「三島文学」のような強烈な印象がなかった。戯曲のような作品で映像化にはピッタリ!
さて、今回も話題の村上春樹さんは私の出身の芦屋市精道中学校の大先輩ですが、私は村上春樹さんの作品はほとんど読んでいます。
「問題児?異端児?」
冗談じゃない。彼の言葉には言霊がある作品ばかりだ。
ノーベル賞は必ず受賞されるでしょう。
私は作家の作品の良し悪しは読者の評価だと思っています。
村上春樹さんは既にその文学の領域を超えていると私は読み続けるだろう。