テニスの聖地ウィンブルドンで5連覇の偉業をなしとげたロジャー・フェデラーは2003年、1年間で4大大会を制覇する年間グランドスラムをいつ実現できるか問われたとき、次のように答えた。

「僕よりクニエダの方が近い」
 当時のフェデラーは世界ランク1位。現在、4大大会の優勝16回という歴代1位の実力者も、車いすテニスにおける国枝の圧倒的強さを認めていた。
 その年、フェデラーの予見通り、国枝は男子の車いすテニス史上初の年間グランドスラムを達成。シングルスでは、翌2008年は北京パラリンピックの金メダルをはじめ、40戦無敗の独走状態。09年も負けなしだった。

 日本の記者がロジャー・フェデラーにインタビューした時に「なぜ日本のテニス界には世界的な選手が出てこないのか」と質問した。
するとフェデラーは「何を言っているんだ君は? 日本には国枝慎吾がいるじゃないか!」と返したのだ。
 
 
男子テニスで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)がグローバル ブランドアンバサダーであるユニクロのインタビューで、車いすテニスでナンバーワンの国枝慎吾(日本)について語っている

ジョコビッチは今季ツアー11勝をあげ、最終戦であるATPワールド・ツアーファイナルでは、史上初となる4連覇の快挙を達成した。

「テニスプレーヤーとして、国枝選手と全ての車いすテニスプレーヤーを見るのは、まるでヒーローを見ているようだ。」と語るジョコビッチ。

続けて「彼らの情熱、勝負根性、鍛錬、そしてコートで繰り広げられるポジティブなエネルギーには感嘆させられる。パラリンピックで最も新しい競技のひとつである車いすテニスは、全ての人にとって重要な足跡を残してくれた。」と話していた。
 
「車イステニスの競技者人口が少ないから?」という人もいるが、「この競技をやって見れば解ります」その超人的な技の数々と体力が必要なのです。
 
ジョコビッチもフェデラーもそのことを誰よりも知っているから絶賛したのです。
 
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