今日は、71回目の終戦記念日
連合国側が対日戦勝記念日とされる場合は、大日本帝国政府が公式にポツダム宣言による降伏文書に調印した1945年9月2日を指すことが多いのが「終戦記念日」です。
但し、同じく連合国の中華民国やソビエト連邦、連合国ではない中華人民共和国の対日戦勝記念日は、その翌日9月3日としています。
一方8月15日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とし、日本政府は全国戦没者追悼式を主催しています。また、一般にも同日は終戦記念日や終戦の日としているのが通常となっています。
日本において第二次世界大戦・太平洋戦争(大東亜戦争)が終結したとされる日については色んな歴史があります。
1945年(昭和20年)8月14日:日本政府が、ポツダム宣言の受諾を連合国各国に通告した日
1945年(昭和20年)8月15日:玉音放送により、日本の降伏が国民に公表された日
1945年(昭和20年)9月2日:日本政府が、ポツダム宣言の履行等を定めた降伏文書(休戦協定)に調印した日
1952年(昭和27年)4月28日:日本国とのサンフランシスコ平和条約の発効により、連合国と日本の戦争状態が終結した日
一方で戦没者を追悼するという意味でつかわれる「戦没者」の意味とは
戦死した軍人・軍属を指します。戦没者追悼式を報じたニュースで「310万人の戦没者」と表現されることがあります。
これは、間違いなのです。
戦死した軍人・軍属は約230万人です。民間人の犠牲者は約80万人。単純に足し算するようなことではありません。
また、日本の法律が戦没者は戦死者とされています。例えば、「戦没者の父母等に対する特別交付金支給法」「戦没者等の妻に対する特別交付金支給法」などの法律でも、戦没者=戦死者となっているのです。
「戦争犠牲者」と呼ばれること場合も法律に基づかないものなのです。
これは一部の新聞社が作った造語です。しかし、政府は「戦没者追悼式」を「戦争犠牲者追悼式」に改称する気はまったくないようです。当然です「英霊」たちへの鎮魂の意味が多いのですから、、、
遠い昔の戦争が現在でも色んな変遷があることを今だからこそ、再認識するべきだと考えます。
「日本の敗戦した日は8月15日でない。戦没者には民間人は含まれていない」
でも、今日は日本全体が過去の戦争に向き合う日であることには変わりはありません。
71年前昭和20年8月15日は天皇陛下の玉音放送により、日本の降伏が国民に公表された日として
「多くの英霊の皆さん、犠牲となられた民間人の皆さん。日本の平和を守っていきます」