03時15分、起床、地震情報net Check。


04時20分、北國新聞熟読。

❶珠洲震度6強 1人死亡(1面)
地震による犠牲者が出た。お悔やみ申し上げます。22人けが。M6.5。避難所に200人超。県は珠洲市、能登町、輪島市に災害救助法適用。避難所運営等は国や県の公費負担。また、中小企業支援5点セットも適用可能。朝05時45分、官舎発、防災車のランクルで珠洲へ。谷本知事の教え=先ずは現地視察。あらゆる手立てをして県民の生命財産を護る。先手先手先手。


❷遺志に沿う食と農の交流(2面 社説)
八田與一技師の遺志に沿う、JA石川中央会と台南市農会🇹🇼との連携協定締結の話題。日本による統治時代を象徴する八田による烏山頭ダム設計と建設は、台湾南部に産業としての農業を定着させ収入源となった偉業。当時世界最大といわれたダムが今日まで日本と台湾🇹🇼との交流の架け橋となっている要因はその信頼関係があってこそ。この4月から、台北にある日勝生加賀屋において毎年4トンの石川県産米『ひゃくまん穀』を使用してくださるようにもなった。農作物の販路開拓、技術や人的交流の拡大は、お互いに信頼できるパートナーなればこそ。台湾の農会は日本統治時代に原型が作られており、日本と同様総合型農協の形態。


❸飲酒運転を甘く見ていないか(5面)
地鳴り。
さて、《この一件は、われわれがいかに飲酒運転を甘く見ているか、運転に対する意識の低さを浮き彫りにしたのではないか》
と喝破されている。飲酒運転は重大な犯罪、との26歳の会社員の指摘に気づかないといけない。


❹息子に地元産いろいろ送る(5面)
地鳴り。電話で依頼され、待ってましたとばかりに息子に『ひゃくまん穀』を送る母親の気持ちよくわかります。荷物を開けた時の顔を楽しみに想像しながら今年の田植えにも力が入るとの親心。故郷と母の愛情はお米。


❺目の前天井「だめかも」(23面)
死亡男性はしごで作業 住民AEDで蘇生試みる(23面)
「また揺れた」眠れぬ夜(22面)
「家の中はかちゃかちゃ」(22面)
GW行楽地に悲鳴(21面)
金沢駅 警報音に騒然(21面)
のとじま水族館1000人高台へ避難(21面)
止まらぬ余震 緊迫(20面)
知事「人命最優先」きょう現地視察(20)
見附島またも崩れる(20面)
崩れる崖 迫る岩石(19面)
長い揺れ 爪痕深く(18面)

胸塞がれる想い。北國新聞記事と写真見入りながら防災車で珠洲へ向かう。


05時45分、防災車(旧式ランクル)
官舎迎え


07時40分、セレモニー会館おおぞら天翔門
宮下正博県議御母堂 弔問
・合掌


08時51分、珠洲市役所



泉谷ますひろ市長と合流、被害状況拝受


被災現地視察。



(平蔵県議、堂前県議、森井市議会議長同行)
正院町正院地区(建物倒壊)
・正院町の街中は、見た目以上に家屋内がかちゃかちゃ。とてもとても家族だけでは片付けられない状況。たまたまGW中で帰省していた子供たちが片付けてくれるお家は良いのだが、そうではない高齢者のお宅はほぼ手付かず。何から手をつけて良いかもわからない惨状。市長からは『先ずは建設業協会や大工さんなど、資格のある人に片付けるサポートをしてもらえると助かる。柱一つ動かそうにも、怖くて』と。然もありなん。かと言って直ぐに多くのボランティアを受け入れると混乱もしてしまうので、しばし市役所で状況確認するとのこと。県としてはいつでもサポートします。
・災害ゴミ処理も課題。
・福祉相談支援、生活相談支援ま必須。
・GW明けに小中高生が学校に行けるかどうかの確認も必要。
・観光客へのダメージ(キャンセル等)ありやなしや、情報確認必須。


正院町公民館(避難場所)



・昨夜は70〜80名の避難者が夜を明かし、今は帰宅しているとの事。
・公民館長は一睡もしていないと。お疲れさまです。市役所から数名サポート派遣あり。


〜移動中、西田昭二国土交通政務官と電話連絡。本日午後には現地視察に入るとの事。西田政務官のもとには、心配して岸田文雄総理や木原官房副長官からも指示が入っているそうで、今後、国交省との連携は西田昭二政務官に窓口になっていただくことに。ありがとうございます。


正院町岡田地区(崖崩れ)



・珪藻土の地質。昨年6月の地震でもこの地区で崖崩れが起きていた。大掛かりな崖崩れであり、先ずは土砂の撤去、そしてボーリングしての地質調査、さらに法面の傾斜を緩やかにする工事が必要との事(森林土木)。
この崖地下にあるお宅のお母さんが台所で倒壊した家屋に挟まれたが、近所の人総出で助け出しドクターヘリで県立中央病院に運ばれて、無事だったとか。良かった。

被災地でいただいた声、泉谷市長のお考えもお聞きして、迅速に対応したい。


11時00分、珠洲市発


13時25分、県庁到着


14時00分、第3回災害対策本部会議
《視察報告、今後の対応確認、情報共有》


16時30分、内閣府の上村審議官(国交省防災担当者)、小野政策統括官国交省災害緊急事態対処担当者)池田参事官補佐(防衛省災害緊急事態担当)、佐野参事官(文科省防災デジタル担当)来訪、意見交換。