昨日から一部報道において、石川県教職員組合が実施した 石川県内の全国学力・学習状況調査(学力テスト)に関する実態調査についての報道がありました。

 

改めて申し上げるまでもなく、学力テストは、児童・生徒の学力や学習状況を把握し、分析を行い、これをフィードバックすることで、教員の指導力向上や、学習環境の改善などに役立てることを目的としています。

 

そのため、調査結果を活用し、授業の改善・充実を図ることは当然である一方、調査実施前に過度な対策を講じることは、調査の趣旨・目的を損なうものであると考えています。

 

文部科学省からは、私が文部科学大臣当時(平成28年4月28日)に上記の趣旨の通知を発出しており、また、県教委からは、今年度も、集中的な対策指導を行わないよう、市町教委を通じて、対象の全校に通知したと報告を受けているところです。

 

私としては、引き続き、学力テストが本来の趣旨に沿って実施されるべきと、改めて考えているところです。