讀賣新聞1〜2面にかけて、劇作家の山崎正和さんが「論理国語」新設についてなるほどと得心のいく解説をしている。
2022年度から高校国語の新しい学習指導要領を実施するのだが、その目玉となる選択科目「論理国語」について。
理念は、
「生徒の論理的な国語力の向上を目指すことと、主体的な表現能力の育成」となっている。
その裏腹にあるのは、やはり読書力の低下と、スマホの普及。
言葉を、端的に細切れにオシャレに?リズミカルに流行り風に使いこなす高校生。
でも、多くの人に
・正確な意味
の言葉を
・臨機応変に
使いこなし、
・正しいコミュニケーションを取る
ことは、まさしく
『教養」『学力』
そのものではないか。
それが論理国語。
そのための教材選択は、これから教科書会社の腕の見せ所だとは思うが、元国語教師の立場として主張したいのは
『本を読もう』
それだけだ。
山崎さんの解説の結びも、やはりそこ。
「正確な読解と要約力」と公教育の核心を突いている。
私は、新聞を隅から隅まで読むことが日課であり、役所の資料や好きな小説を読むことが生き甲斐だ。
山本周五郎や、東野圭吾の作品ならば時間の経つのも忘れる。
中学生の頃は遠藤周作、北杜夫、星新一、向田邦子が好きだった。
国語力の向上って、先ずは読むこと。
読んで、書いて、話して、聞いて。
あらためて高校教師時代を思い出した次第。
本日の勤務は天野秘書と永井秘書。
地元金沢事務所とのやりとりや、霞ヶ関とのやりとりや、日程調整あれこれ。
国会日程(本会議、委員会、党本部、議連、面談等)はないけれど、次から次へと仕事は山積している。
雨の一日、頑張ろう。
午後6時には、帰宅。