06時10分、起床。

 

 

08時20分、ホテル出発。

中谷元代議士からお誘いいただいた「高知龍馬マラソン」参加。

ホテルを出ると南国のナツメヤシの木🏝が並び、その脇に日曜朝市。

お国柄を感じます。

 

元秘書こと頼田匡平くん(専大レスリング部OB)と一緒に歩いてスタート地点の県庁前まで。

 

商店街を抜けると、街並みに「高知龍馬マラソン」の幟旗。

 

お天気もよろしく完走日和。

 

「きょうへい、マラソン初めてか?」

 

「そうです(緊張気味)」

 

「今までに一番長く走ったのは何キロ?」

 

「15キロです」

 

「そっか。今日は俺の伴走役なんだから、頼むよ!エアサロンパス持ってきた?」

 

「バッチリです👌」

 

ふむ、頼もしい存在だ(この時点でまでは)

 

「マラソンは20キロからが我慢のしどころだからな。マイペースを守って、完走するのが目標だぞ。」

 

「ハイ、任せてください。しっかりと代議士をお支えさますから(๑・̑◡・̑๑)」

 

と爽やかに返事をするので、

 

(いつまでこの鼻息が続くやら)

と、内心ほくそ笑むのであった🤭

 

 

県庁前の出発イベントステージに向かうと、中谷元代議士も程なくして到着。

 

若々しい尾崎高知県知事は、やはり?坂本龍馬のいでたちでスターター役。

 

テレビのゲスト解説者は間寛平さん(宿毛市出身)と瀬古利彦さん。

 

お二人とも旧知の間柄であり、合間を見てステージ上のお二人にご挨拶。

 

「あ、馳さん、本当に走るの?」

 

「走ります」

 

「大丈夫かいな?」

 

「根性です」

 

というわけで、みんなに心配されながらもヤル気満々57歳。

 

 

08時45分、開会式。

意外とあっさりとみなさんのご挨拶は終わり、スタートまで10分も余裕。

 

 

09時00分、高知龍馬マラソン

スタート٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

 

中谷さんと一緒にチンタラ走り始める。

 

一応、100メートル130歩というルーティンは出来上がっているので、周囲のランナーに惑わされることなくチンタラチンタラ走る。

 

それも延々と指折り130歩を数えながら。

 

チンタラペースに我慢ならない頼田匡平くんは、早く走りたそうなので、

 

「ご自由に!」

 

と告げるも、馳浩の前を走ることは体育会の掟に逆らうことなので、やっぱりチンタラ走りにお付き合い。

 

好天に恵まれ、5キロ40分ペースでマラソンは進む。順調。

 

途中、5キロごとに給水所。

 

「代議士、給水しますか?」

 

「しません」

 

そう、15キロまではチンタラ走りを止めずに走ると決めていた。

 

なぜか?

 

(止まると二度と走りたくなくなるから)

 

そんなわけで、2時間経過して15キロあたりで一休みし、ポカリスエットで給水し、ついでに[ちくわきゅうり]3本もぐもぐタイム。

 

マラソンにちくわきゅうりかよ、と思ったけれどこれがまた、絶妙の美味しさ。太陽の味。

 

途中、沿道の応援団がチョコやフルーツゼリーを差し入れしてくださり、ありがたきことこの上なし。

 

ボランティアのお嬢さんや、プラカードで応援してくださるおばあちゃんと記念撮影しながら、頼田匡平くんも元気ハツラツ(この時点までは)

 

ちょうど20キロを過ぎたところで桂浜へ。

 

おお、ここは坂本龍馬記念館のあるところだ!

 

さっそく、記念館の前で幟旗を持って激励している

「なりきり坂本龍馬さん」

と記念撮影。

 

海辺に出ると太平洋からの向かい風が強いのかと思いきや、凪。

 

こりゃ良いや。

 

しかし。

 

中間点を過ぎた25キロ辺りから、あんなに余裕綽々だった頼田匡平くんの姿が見えなくなる。

 

あれ?

 

26キロ地点で待っていると、息も絶え絶えに足を引きずってやってくる。

 

「どうしたんだ?」

 

「あ、あ、足が、痙攣して」

 

と情けない呻き声を出すので、

 

「これでも飲みなさい」

 

と、密かに準備していた魔法のドリンクを飲ませる。

 

「美味い!これなんすか?」

 

「ヒミツだ!」

 

「おさけじゃないっすか?」

 

「知らん。ほな、行くぞ!」

 

と激励するも、一度は魔法のドリンクで元気づいたのに、ものの1キロも走るとうんともすんとも頼田匡平34歳の姿は見られない。

 

32キロ地点で折り返しとなり、往路と復路が顔を合わせるルートを走っていると、34キロ地点でヘロヘロ状態の頼田匡平発見。

 

「だ、だ、代議士、エアサロンパス要りますか?」

 

「私は要りません。キミが使いなさい」

 

というわけで、23歳も年下のヘロヘロ状態の頼田くんに優越感丸出しの微笑みを投げかけて、チンタラ走りを続行。

 

そしたら、さらにその10分後、中谷元先輩に遭遇。

 

「なかたにセンパーイ(๑・̑◡・̑๑)」

 

とご挨拶すると、

 

「あれー、早すぎー、約束と違うじゃないか〜(*⁰▿⁰*)」

 

と、こちらもヘロヘロ状態。

 

「じゃあ、お先に〜」

 

と、さらに優越感の微笑みを投げかけて、チンタラ走りは続く。

 

 

それにしてもこの桂浜を延々と走るコース、お日柄もよろしく、沿道の地元の方々の暖かい激励も心にしみて、何よりも太平洋からの風が心地よい。

 

37キロを過ぎたあたりで山側にルートを切り、残りの3キロほどは山登りの難所。

 

さらにゴール地点の陸上競技場までは残り500メートルほどの急斜面。

 

最後までチンタラ走りを持続し、ペースを乱すことなく6時間5秒でゴール。

 

やった、時速7キロペースを維持することができた。

指折り130歩作戦のおかげだな。

 

 

そして頼田匡平くん34歳体重80キロ

は、6時間27分でなんとかゴール。

 

初マラソンにして完走、よく頑張りました。

 

しかし。

 

秘書としての仕事は全く果たすことなく、それどころか俺に心配されてるようじゃ、同行した意味がないじゃないか!

 

「す、す、す、すいません。来年こそは‥‥‥」

 

と、息も絶え絶え、言葉も途切れがちな教え子なのであった。

 

こりゃ、OB会のネタにしなきゃな。

 

陸上競技場入り口のフェンスに寄っかかって中谷元先輩の到着を待つこと50分。

 

制限時間残りわずか5分、のところで無事到着。

 

さすが、元自衛隊レンジャー部隊。

 

お腹は出てきたけど、ド根性は一級だ!

 

ゴール後は、完走タオルと、完走賞と、メダルと、ゆずジュースといただいて、ご機嫌。

 

ゴールして、俺に負けたことに心から悔しいと憤懣遣る方無い頼田匡平くんを従えて、シャトルバスで県庁前まで戻る。

 

(うっしっし)とほくそ笑みながら、バスの中でも虚ろな頼田くんに囁く。

 

「きょうへい、いくつ?」

 

「34歳です」

「俺は57」

 

「きょうへい、体重何キロ?」

 

「80キロです」

「俺は101キロ」

 

「きょうへい、タイムは?」

 

「6時間27分です‥‥‥」

「俺は6時間5秒」

 

「‥‥‥チキショー」

 

って、その悔しさを明日からの生きる糧にして、宿毛市役所で市民のために働いてくれたまえ(๑・̑◡・̑๑)

 

 

17時30分、ホテルに戻り休憩

 

 

18時00分、ミーティング1️⃣

 

 

18時40分、ミーティング2️⃣

小田貴久と、鎌倉海斗と、頼田匡平と、4人で本日の反省焼肉大会^_^

 

頼田くん、筋肉痛でまっすぐに歩けず、貴久にツンツンされて、のたうちまわっているのであった🤭

 

さ、来年は貴久も海斗も走るかな?