04時50分、起床。
05時30分、天野秘書の迎えで自宅出発。
06時00分、羽田空港に到着。
06時25分、JAL便にて沖縄へ。
昨夜来寝不足ゆえ、爆睡。
09時10分、那覇空港到着。
本日より一泊二日で沖縄視察。
テーマは、
「子供の貧困対策推進議連による、沖縄の子供の貧困対策について実態把握とヒアリング」
10時00分、沖縄県庁。
玉城デニー知事と2時間の意見交換会。
極めて異例と思われる。
多忙な知事に2時間も同席いただいてのディスカッション。
実は、玉城デニーさんは、国会議員時代からこの議連メンバー。
加えて、「学童保育(放課後児童クラブ)に公的支援の拡充をする議員連盟」のメンバーでもあった。
律儀な玉城デニー知事は、旧知の仲間を迎え入れるに最大限のもてなしをしてくださったわけだ。
本日は休日にもかかわらず、沖縄県庁の子ども生活福祉部の幹部5名をも同席させてくださった。
ありがとうございます😊
資料説明の後は、以下の質問について、意見交換会をさせていただく。
①子供の貧困解消に取り組むコーディネーター支援員などの研修や育成講座はどうなっているか?
②マイナンバーカードの活用により、漏れのないワンストップ支援ができるのではないか?個人情報保護などの反対意見もあるのか?
③就学援助制度は周知の上、漏れなく届いているか?
④児童生徒への交通費支援は、モノレールもバスも、両方届いているか?
⑤子供の貧困解消のため、市町村別のデータはあるのか?(ないとのこと)
⑥沖縄県の子供の貧困率の高さと連鎖は、歴史的文化的経緯があるのか?
⑦われわれ国としてできることは何か?(居場所作り事業の113億円の補助金の継続、拡充を)
⑧ひとり親居場所支援事業の効果や如何?
⑨産業界との連携はあるのか?低所得層の親の就労支援も必要だと思うが。
⑩若年出産、離婚、ひとり親家庭、低所得でしわ寄せが行くのは子供と女性。沖縄の若年男性対策はどうなっているのか?支援も必要ではないか?
びっちり2時間、ありがとうございます😊
お昼は「首里殿内」にてトンカツカレー定食と、沖縄ぜんざい。
13時45分、浦添市の子育て支援ステーション訪問。
こちらは自治体運営の子供の居場所。
先ずは、自治会長にご挨拶。
ん?
どこかで見たことのあるおじさん
(*゚▽゚*)
あら、まぁ、知花 聡さんじゃないの‼️
8年前、学童保育に公的支援を拡充する会の会長として沖縄県の視察に来た際に、コーディネーターの山内優子さんから紹介されたのが知花聡さん。
当時は沖縄県学童保育連絡協議会会長だった。
「どしたん?」
「両方の仕事の兼務できないから、こちらに専念してるんですよ。それにしても馳さん、わざわざ来てくれてありがとう!」
と、がっちり握手。
ここ、陽迎橋自治会が行っている
《子供の居場所支援事業》
の事業内容は、
・日常的に食事の提供(長期休暇は1日2回)
・不登校中学生対応
・学習支援と生活習慣指導
・基礎学力習得のための個別指導
・地域の様々な行事を企画運営し、ネットワーク作り。
などなど。
なるほど、学童保育事業の発展形だ。
地域の子どもたちに、日常的に安心して過ごせる場所の提供とともに、日常的に情報収集をして万が一に備えるプラットフォームのような組織だ。
「浦添市には16箇所もあるんだけど、それぞれの地域の特色ある運営をしてるんですよ」
と、知花さん。
内閣府の事業で、補助率10分の10。
「これ、この事業の補助が打ち切られたり減額された時が課題だね!」
と指摘。
いつまでも行政に頼り切るのはまた問題なのだが、沖縄のこの現状において
《居場所事業の打ち切り》
は、非現実的。
「私たち、お節介おばさんだから」
と、破顔一笑は金城登喜子さん。
「地域の子は地域で育てる」
をスローガンに自治会で行っている実践活動についてご説明をいただき質疑応答。
わかりやすく言えば、
放課後子ども教室と、学童保育と、子ども食堂と、子供の貧困対策と合体させたような何でも屋さん。
「課題は何?」
と問うと、
「継続できる人材育成と確保のしくみと、乳幼児期からの継続的な支援」
との事。
「我が子も人の子も、誰一人として取り残さない」
これは地域のネットワークならではの事業。
ここで孤独から救われている子供たちが立派に自立してくれれば、必ずこの地域で大人になって支えてになってくれる、そんな期待もある。
松本哲治浦添市長も参加してくださり、意見交換。
ありがとうございます😊
15時00分、沖縄県社会福祉センター。
勉強会1️⃣
《子供の支援団体等へのサポート事業と、那覇市の子供の居場所について》
講師は、
城間えり子さん
(那覇市社会福祉協議会 地域福祉課
子供と地域をつなぐサポートセンター
担当コーディネーター)
16時10分、勉強会2️⃣
《沖縄における子供の教育格差や女性の社会的孤立の課題を考える》
講師は、
糸数温子さん
(NPO法人 DAIMON主宰者)
(一橋大学大学院博士課程)
この若手研究者、輝いている。
沖縄の子供の貧困という問題意識を深く掘り下げ、問題意識のエビデンス調査・分析をするだけでなく、対策を実践する行動力がある。
18時20分、JALシティ那覇ホテルチェックイン。
夜は、与那覇竜太パパ&ママと三人で、石狩牛ステーキをいただきながらの情報交換会。
そういえば、与那覇竜太選手をスカウトに、浦添市までやって来たのは今から7年前。
「はせ先生、なんでこんな遠いところまで竜太をスカウトに来てくれたんですか?」
とママ。
「専修大学の監督として、竜太がどうしても欲しかったからです。選手としてばかりでなく、社会貢献できるリーダーとしての素質があったからです。
竜太は、どこに出しても恥ずかしくない人間性を持っていましたから。」
「はせ先生が、こうおっしゃったのを覚えています。《元気にレスリングのできるのはせいぜい10年。人生はその何倍も長い。長い人生を有意義に生きる教養と人間力をつけるのが大学時代です。そのために、竜太くんを指導します。》って。」
そう。
それが大学スポーツの意義。
レスリングと学業の両立を図るための目的と、確信している。
[仕事の専門性を持ち、困難にチャレンジし、継続できて、素直に人の言うことを聞き、何よりも家族を大切にして、稼いで会社と地域に貢献し、子供を育て、妻をいたわり、親を大切にする]
そんな、あたりまえの大人になるための、レスリングを通じての高等教育機関。
ずっとその方針で、見込んだ素材をスカウトし、育成し続けてもう18年。
その事を、スカウト対象の選手の保護者にも、ご理解いただきたい。
与那覇パパ、ママ、いつもご理解を賜りありがとうございます。
で、竜太。
大学院の修士論文、もうすぐ締め切りのはずだけど、書いたかな?