04時30分、起床。

ネットでニュースチェック。


06時50分、メルキュールホテル・ベルシー、ロビー集合。


☆食堂では、松浪健四郎ご夫妻や谷岡郁子理事長が賑やかに朝食中。
「早いですね?!」
「俺たち年寄りはなぁ、朝早いんだよ」

(自分で言わなくても)


☆大使館の大川晃平参事官が迎えに来てくださり、松浪先生たちとモーニングコーヒーを飲んだところで、
「このおじさんたちの話につきあってたら、3時間たっても終わらないからね。さ、行こう!」
と席を立つ(^^)
「おい馳、その通りだ」
あくまでも前向きな松浪健四郎理事長。


☆大川さんは、2年前に、フランス教育省を訪問した時に同行してくださった、文科省出身のたいへん有能な官吏。
あの時は、G7教育大臣会合のためのテーマ設定打ち合わせだった。
「あの時のトップ会談のおかげで、フランスでの日本語教育プログラムが前進し、G7教育大臣会合の時に決定したんですよ。」
「そういえば、そんなことも、あったなぁ。トップ会談って、大事だよな〜」
と、昔話。


07時30分、モンパルナス駅到着。


☆コーヒー買おうと自動販売機に挑戦するも、小銭がなく、紙幣も使えず、さらにマスターカードが電子決済サービス機能を登録しておらず、断念。
じゃあ、ということで、両替もかねて駅構内の薬局雑貨屋でリンス(ヘアクリーム)購入。
21€。
「センセェ、リンスにしては高いですよね〜」
と、大川さん。
「確かに高い!ので、使ったあとは、帰国して娘のお土産にします!」
ということで、おりんのお土産はこれで終わり。


07時52分、モンパルナス駅出発。


☆改札はないんだね。
eチケットを、QRコードよろしく入り口でかざすだけ。


☆線路にはゴミが投げ捨てられたままだし、世界に誇るTGVの車両も洗車されてなくて、とても汚れている。
こういうところ、フランス人は気にしないのかな?
日本人がきれい好き過ぎなだけ?


☆3号車に乗るところで、本日の通訳の安部慶子さんと合流。
「あ、2年前にベルカセム教育大臣とミーティングした時の通訳さんですよね?」
「そうです、覚えてましたか?」
「もちろん。これは心強い。本日はよろしくお願いします」


☆道中3時間半。
それにしても、固定された座席は進行方向と反対向き。
車窓を飛んで行くような牧草地帯。
目が回る。
フランス人、こういうところは気にしないのかね?

途中、ワインで有名なボルドー駅に停車したのみ。


11時14分、Dax駅到着。
太陽が、眩しい。
南仏の太陽、そのもの。


☆ここで、出迎えてくれたレジェン運転手のハイヤーに乗り換えて移動。

およそ1時間。

山奥の『ユ–ジェ二・レ・バン』という街にある面会会場へ向かう。


12時25分、レストラン「ル・プル・ドゥイ−ヌ」(日本語では、つぐみ農場)到着。
日本でいう避暑地。
この地域で唯一のスパもあり、温暖な気候ゆえ、(ここで一泊すれば良かった)と、内心そう思う。


12時30分、レストランの奥に入ると、パラソルの着いた席の一番奥に、馴染みの笑顔が。

1年3ヶ月ぶり、ナジャット・ヴァロ・ベルカセム前教育大臣と、そして夫のボリス・ヴァロ−国民議会議員(日本でいう衆議院議員。選挙区はランド県第3区選出)のお二人と面談。

☆感動の、ハグ(大袈裟)

☆いや~、懐かしい。

本当に、ここに来てよかった。
双子(男女)の子供(2008年生まれ)が夏休みでバカンス中、というから会えないかと思っていたら、間に入って日本大使館が頑張ってくれて、
「家族で夫(ボリス)の選挙区にバカンスで来ているから、こっちに来てくれたら会える」
との連絡があった。
(こりゃ、行くしかないだろ!)
という事で、TGVで3時間半。
さらにフランス南部のDax駅から車で1時間もかけて移動するこの街にやって来た次第。


☆ちょうど運も良いことに、ベルカセムさんの夫はこないだの総選挙で当選したばかりの国会議員一年生。(新社会党、新左派)。
残念ながらベルカセムさんはリヨン市の自分の選挙区で落選し、現在は充電中なのだが。
しかし、フランス政界では将来のリーダーとして嘱望されているベルカセムさんと、その夫。
ご夫妻は学生時代(パリ政治学院)からのお付き合いとのことだが、これからのフランス政治の中核を歩む可能性のある若きお二人と、こうしてプライベートに意見交換しておく事は、とても大切。


☆そんな政治的な背景や、選挙のご苦労や、マクロン政権の現状と今後をざっくばらんにお聞きしながら、安倍政権の現状も含めて、お互いに情報交換。


☆マクロン大統領による労働法改正案に真っ向反対しているとの報道もある夫のボリス。

*その真意やいかに?法案の行方は?

*マクロン旋風と政権の行方は?

*マクロン大統領と米露首脳の関係は?

*2024年オリパラ『パリ大会』の成功への課題は?

*G7倉敷教育大臣会合のフォローアップは?

*ナジャットはどの選挙を目標に政治家として復活するのか?

*双子のお子さんのこれからに期待することは?

*日本の教育改革の現状と課題。

*安部政権の現状と課題とこれから。

などなど、聞きたいこと、言いたい事は山ほど。

郷土料理をご馳走になりながら、赤ワインの酔いも手伝って、率直に意見交換。

およそ2時間半。

☆食事が終わる頃には、他のパラソルにいたフランス人たちが一斉にナジャットのところにやって来て、何やら意見を伝えたり記念撮影したり。
やはり国民的なスターなのだな、ベルカセム(*^o^*)
在野に置いとくにはもったいないと、ベルカセムを見つめているフランス人たちの期待の眼差しを見ていて、そう思う。

15時00分、場所を変えて、車で30分移動し、アルマニャック醸造所視察へ。

コニャックとはまた違う食後酒。
フランスでもこの地方にしかない、県立醸造所とか。

昔は教会経営の醸造所だったのだが、政教分離の趨勢で、県営として払い下げられたのだとか。

(もちろん?全ての行程が昔ながらの手作業のため、儲かってはいないのだが、この地域の伝統として、県営で補填しているとのこと)

☆テイスティングもさせていただいて、何やらほろ酔い気分。何と言っても香りや嗜みの一つとして食後酒を楽しむフランス人の粋な習慣に、脱帽。


16時30分、視察終了。
名残惜しくも、ボリスさんとナジャットさん夫妻に別れを告げ、Dax駅に向けて出発。


☆「ボリスさん、今度は日本で待っているよ」
と申し上げる。
ナジャットさんはしばらく政治とは離れ、パリで企業経営の道を進むとか。


☆ご夫妻からのお土産に、1995年モノのアルマニャックをいただく。
「だってコレ、ハセの初当選の年でしょ(*^o^*)」
と、ナジャット。
お気遣い、ありがとうございます😊


17時45分、Dax駅出発。


21時20分、モンマルトル駅に到着。


21時30分、セーヌ川沿い、自由の女神像近くの「ノボテルホテル」へ。

☆専修大学レスリング部保護者会のりんやママたちと合流し、簡単な晩ご飯。
明日からの試合見学の打ち合わせ。


23時45分、タクシーで、メルキュール・パリ・ベルシーホテル到着。

最後までご同行いただいた大川晃平参事官、遅くまでありがとうございます😊

部屋に入ってシャワー浴びて、バタンキュー(死語)