03時16分、起床。
スマホで日本のニュースチェック。
三重県の?株式会社立の通信制高校が、就学支援金の不正受給疑惑で、東京地検から家宅捜索を受けている、と。
なんじゃこりゃ?
新手の詐欺?
組織的?
報道が事実であるならば、制度の趣旨を履き違えた(悪用した)とんでもない犯罪。
さっそく、同行の松坂秘書官に、実態の全容解明確認と、今後の対応について指示を出す。
朝っぱらから、頭に血がのぼるニュース。
制度の根幹に関わる。
05時02分~06時13分、散歩。
散歩とか言いつつ、SPも山脇国際統括官も松坂秘書官も一緒。
四人とも負けず嫌いなので、速歩きのはずがいつしかインタバルダッシュに!
ゼェゼェいいながらおっさんたち四人が早朝のローマの街をドタバタと走り抜ける。
‥‥‥これじゃ早朝強化トレーニングじゃないの?
フリース姿の松坂秘書官、汗びっしょり。
大丈夫かなぁ~、今日一日?
ローマといえば、コロッセオや、旧市庁舎辺りの遺跡のある石畳のアップダウンは、早朝5時過ぎは、観光客は人っ子一人いない(あたりまえ)。
大統領府辺りまで足を伸ばし、のんびり見て回れました。
気温は、東京ほど寒くもないような!
ホテルに戻って、のんびりとシャワー。
身支度を整えて、07時50分には、 チェックアウト。
08時00分、梅本イタリア大使とロビーにて懇談。
イタリアの2013年以降の国政の動きを教えていただく。
選挙で当選間もないテクノクラート大臣がほとんどの閣僚を締めており、これもまた、選挙の結果だとか。
国民の選択。
08時15分、ホテル出発。
860CCのパトバイク二台に先導していただいたおかげで、あっという間に教育省到着!
予定より30分も早く着いてしまったので、控え室に入って局長(国家公務員)の皆さんと世間話。
「どうしてこんなに大胆な改革ができたの?」
「素案は私たちが準備しましたが、政党が選挙の公約にしたからです!」
と、明確な返事。
なるほどね。
この学校改革に全面的にリーダーシップを発揮しているのが、3年前まではペルージャ大学の学長だった、言語学の博士こと、テクノクラート政治家。
09時00分~09時45分、そのステファニア・ジャンニーニ イタリア教育・大学・研究大臣とバイ会談。
先ずは、来年のG7教育大臣会合のご招待を申し上げる。
彼女こそが、大胆な学校改革のため、法改正までして取り組んでいる、情熱あふれる大臣。
イタリアの学校改革法案の要点は、以下の通り!
① 非常勤講師の正規雇用化の範囲拡大(これまでに38000人同意)
② 校長の権限強化
③ 校長による教員選択
④ 成果に応じたボーナス支給(年間予算総額 2億ユーロ)
⑤ 教員へのUnaカード支給(知識向上のために様々な場面で使える年間500ユーロ相当のバウチャー)
⑥ 職業につながる研修制度の充実。建築、設備、テクノロジーの観点からの革新的学校建設のための公募開始
⑦ 学校への投資や寄付の納税上の優遇措置導入(民間寄付の劇的な拡充策)
⑧ 学校の自治強化
これだけの大改革を断行したのだから、既得権益に拘る教員組合や学生団体が大デモを敢行したのも当然であろう(一部地域では今でも)
「一般市民に開かれた学校の構築を目指す」
との政権の理念には、日本においても大いに参考にすべき点が見受けられる。
とはいうものの、学校の評価基準が、どうなるかが改革の成否を握るような気がしてならない。
学校評価や、教員評価のあり方についても、率直に意見交換する。
さて、来年のG7教育大臣会合の主要テーマは、
・教育におけるイノベーション
・国際化(相互理解)
・新しい時代に求められる資質、能力
この三ポイント。
具体的には、
・教職員の資質向上策
・イジメや不登校や難民や外国人への教育と貧困対策
・国際的な相互理解
などなど。
大臣とは、この、基本的な政策理解の意見交換をさせていただく。
十分に意見交換をした上で、最終的にはより良い成果文書をまとめ上げるべく、事務的なレベルでの折衝も進めていきたい。
45分の予定が、1時間15分にもタイムオーバー。
あっという間の意見交換でありました。
大臣、税制改正や予算編成で多忙な折にもかかわらず、ありがとうございます(^ ^)
また、大臣との意見交換に際し、絶妙の通訳をしてくれた栗原ダイスケさん、ありがとうございます(^ ^)
昨日、イギリスで、ニッキー・モーガン大臣との同時通訳をしてくださった大森聖子さんもまた、素晴らしい通訳技術の持ち主だった。
通訳は国益そのもの。
大感謝、であります。
そういえば!
フランスも(ベルカセム大臣)、イギリスも(ニッキー・モーガン大臣)、イタリアも(ステファニア・ジャンニーニ大臣)、教育大臣は、皆、女性だった。
それぞれが、魅力溢れるアグレッシブな女性です。
ヨーロッパは、女性政治家大活躍の時代。
ジャンニーニ大臣に、
「どうしてまた、政治家になったの?」
と率直にお聞きすると、
「未だに私自身もそう思うのよ。ただ、いくら学長として教育への情熱を持っていても、限度を感じたのは事実よ。それで、誘いに応じたの!」
と、本音をいただく。
ここに、さらにユネスコのボコバ事務局長の参加をいただければ、G7教育大臣会合における驚愕の女性カルテットが揃う。
日本国民には、新たなる女性リーダー像として鮮明に映るのではないか。
‥‥‥ちょっと、なんか、圧倒されそう^_^;
倉敷G7教育大臣会合!
何としても未来ある、意義のある会合となるように、下準備を進めたい。
バイ会談の後、空港直行。
パトバイク先導のおかげで、30分もかからずに到着。
12時20分、ローマ/フィミチーノ空港出発!
SN3178便。
所要2時間15分。
14時35分、ベルギー/ブリュッセル空港到着。
厳戒態勢。
宜なるかな。
空港で、おりんさんの18歳誕生日プレゼント購入。
喜んでくれるかな?
16時08分、EU日本政府代表本部にて、片上大使よりブリーフィング。
17時00分~17時45分、EU:ナブラチチ欧州委員(教育文化青少年スポーツ担当)との会談。
来年のG7教育大臣会合のご招待を申し上げる。
すでに出席のご返事はいただいているのだが、EUエリアと日本とのより一層の教育、文化、大学交流、研究者交流の連携強化に向けて、意見交換。
昨年、EUにおいて新たに「エラスムス プラス」が立ち上げられた。
2014~2020にかけて、最大500万人が他国での学習及び職業訓練、職業教育を受けられるようにするための助成金プログラム。
この「エラスムス・プラス」プログラムを主導するナブラチチ委員。
生涯学習と、EU域外を対象とした国際協力と、そして職業教育やシチズンシップ教育まで包括するエラスムス・プラス。
ぜひ、日本とも、そしてG7各国ともの連携が重要。
互いに多様性を認め合うこと。
そして職業訓練や、職業教育。
その機会を確保するための、若者による移動、交流の促進!
‥‥‥多くの課題を確認し合う事が出来た。
ありがとうございます、ナブラチチ委員。
終了後、ブリュッセル国際空港へ直行。
控え室にて、ベルギービールをいただきながら、一休み。
20時50分、ブリュッセル国際空港出発!
NH232便。
所要11時間20分。
空路、成田へ!
スマホで日本のニュースチェック。
三重県の?株式会社立の通信制高校が、就学支援金の不正受給疑惑で、東京地検から家宅捜索を受けている、と。
なんじゃこりゃ?
新手の詐欺?
組織的?
報道が事実であるならば、制度の趣旨を履き違えた(悪用した)とんでもない犯罪。
さっそく、同行の松坂秘書官に、実態の全容解明確認と、今後の対応について指示を出す。
朝っぱらから、頭に血がのぼるニュース。
制度の根幹に関わる。
05時02分~06時13分、散歩。
散歩とか言いつつ、SPも山脇国際統括官も松坂秘書官も一緒。
四人とも負けず嫌いなので、速歩きのはずがいつしかインタバルダッシュに!
ゼェゼェいいながらおっさんたち四人が早朝のローマの街をドタバタと走り抜ける。
‥‥‥これじゃ早朝強化トレーニングじゃないの?
フリース姿の松坂秘書官、汗びっしょり。
大丈夫かなぁ~、今日一日?
ローマといえば、コロッセオや、旧市庁舎辺りの遺跡のある石畳のアップダウンは、早朝5時過ぎは、観光客は人っ子一人いない(あたりまえ)。
大統領府辺りまで足を伸ばし、のんびり見て回れました。
気温は、東京ほど寒くもないような!
ホテルに戻って、のんびりとシャワー。
身支度を整えて、07時50分には、 チェックアウト。
08時00分、梅本イタリア大使とロビーにて懇談。
イタリアの2013年以降の国政の動きを教えていただく。
選挙で当選間もないテクノクラート大臣がほとんどの閣僚を締めており、これもまた、選挙の結果だとか。
国民の選択。
08時15分、ホテル出発。
860CCのパトバイク二台に先導していただいたおかげで、あっという間に教育省到着!
予定より30分も早く着いてしまったので、控え室に入って局長(国家公務員)の皆さんと世間話。
「どうしてこんなに大胆な改革ができたの?」
「素案は私たちが準備しましたが、政党が選挙の公約にしたからです!」
と、明確な返事。
なるほどね。
この学校改革に全面的にリーダーシップを発揮しているのが、3年前まではペルージャ大学の学長だった、言語学の博士こと、テクノクラート政治家。
09時00分~09時45分、そのステファニア・ジャンニーニ イタリア教育・大学・研究大臣とバイ会談。
先ずは、来年のG7教育大臣会合のご招待を申し上げる。
彼女こそが、大胆な学校改革のため、法改正までして取り組んでいる、情熱あふれる大臣。
イタリアの学校改革法案の要点は、以下の通り!
① 非常勤講師の正規雇用化の範囲拡大(これまでに38000人同意)
② 校長の権限強化
③ 校長による教員選択
④ 成果に応じたボーナス支給(年間予算総額 2億ユーロ)
⑤ 教員へのUnaカード支給(知識向上のために様々な場面で使える年間500ユーロ相当のバウチャー)
⑥ 職業につながる研修制度の充実。建築、設備、テクノロジーの観点からの革新的学校建設のための公募開始
⑦ 学校への投資や寄付の納税上の優遇措置導入(民間寄付の劇的な拡充策)
⑧ 学校の自治強化
これだけの大改革を断行したのだから、既得権益に拘る教員組合や学生団体が大デモを敢行したのも当然であろう(一部地域では今でも)
「一般市民に開かれた学校の構築を目指す」
との政権の理念には、日本においても大いに参考にすべき点が見受けられる。
とはいうものの、学校の評価基準が、どうなるかが改革の成否を握るような気がしてならない。
学校評価や、教員評価のあり方についても、率直に意見交換する。
さて、来年のG7教育大臣会合の主要テーマは、
・教育におけるイノベーション
・国際化(相互理解)
・新しい時代に求められる資質、能力
この三ポイント。
具体的には、
・教職員の資質向上策
・イジメや不登校や難民や外国人への教育と貧困対策
・国際的な相互理解
などなど。
大臣とは、この、基本的な政策理解の意見交換をさせていただく。
十分に意見交換をした上で、最終的にはより良い成果文書をまとめ上げるべく、事務的なレベルでの折衝も進めていきたい。
45分の予定が、1時間15分にもタイムオーバー。
あっという間の意見交換でありました。
大臣、税制改正や予算編成で多忙な折にもかかわらず、ありがとうございます(^ ^)
また、大臣との意見交換に際し、絶妙の通訳をしてくれた栗原ダイスケさん、ありがとうございます(^ ^)
昨日、イギリスで、ニッキー・モーガン大臣との同時通訳をしてくださった大森聖子さんもまた、素晴らしい通訳技術の持ち主だった。
通訳は国益そのもの。
大感謝、であります。
そういえば!
フランスも(ベルカセム大臣)、イギリスも(ニッキー・モーガン大臣)、イタリアも(ステファニア・ジャンニーニ大臣)、教育大臣は、皆、女性だった。
それぞれが、魅力溢れるアグレッシブな女性です。
ヨーロッパは、女性政治家大活躍の時代。
ジャンニーニ大臣に、
「どうしてまた、政治家になったの?」
と率直にお聞きすると、
「未だに私自身もそう思うのよ。ただ、いくら学長として教育への情熱を持っていても、限度を感じたのは事実よ。それで、誘いに応じたの!」
と、本音をいただく。
ここに、さらにユネスコのボコバ事務局長の参加をいただければ、G7教育大臣会合における驚愕の女性カルテットが揃う。
日本国民には、新たなる女性リーダー像として鮮明に映るのではないか。
‥‥‥ちょっと、なんか、圧倒されそう^_^;
倉敷G7教育大臣会合!
何としても未来ある、意義のある会合となるように、下準備を進めたい。
バイ会談の後、空港直行。
パトバイク先導のおかげで、30分もかからずに到着。
12時20分、ローマ/フィミチーノ空港出発!
SN3178便。
所要2時間15分。
14時35分、ベルギー/ブリュッセル空港到着。
厳戒態勢。
宜なるかな。
空港で、おりんさんの18歳誕生日プレゼント購入。
喜んでくれるかな?
16時08分、EU日本政府代表本部にて、片上大使よりブリーフィング。
17時00分~17時45分、EU:ナブラチチ欧州委員(教育文化青少年スポーツ担当)との会談。
来年のG7教育大臣会合のご招待を申し上げる。
すでに出席のご返事はいただいているのだが、EUエリアと日本とのより一層の教育、文化、大学交流、研究者交流の連携強化に向けて、意見交換。
昨年、EUにおいて新たに「エラスムス プラス」が立ち上げられた。
2014~2020にかけて、最大500万人が他国での学習及び職業訓練、職業教育を受けられるようにするための助成金プログラム。
この「エラスムス・プラス」プログラムを主導するナブラチチ委員。
生涯学習と、EU域外を対象とした国際協力と、そして職業教育やシチズンシップ教育まで包括するエラスムス・プラス。
ぜひ、日本とも、そしてG7各国ともの連携が重要。
互いに多様性を認め合うこと。
そして職業訓練や、職業教育。
その機会を確保するための、若者による移動、交流の促進!
‥‥‥多くの課題を確認し合う事が出来た。
ありがとうございます、ナブラチチ委員。
終了後、ブリュッセル国際空港へ直行。
控え室にて、ベルギービールをいただきながら、一休み。
20時50分、ブリュッセル国際空港出発!
NH232便。
所要11時間20分。
空路、成田へ!