04時25分、起床。

いつも通り、本日のスケジュール表を再確認。

朝から晩まで、スケジュール表をなぞりながら、その行間を読み、自分の立ち位置を考え、何をどうすべきかを考える。

まず、今すべきことは、現在の我が国が置かれている(社会的、時代的、国際的)状況を的確に把握し、その中での文部科学省の果たすべき使命を確認すること。

次に、下村博文前大臣からの引き継ぎ項目を把握し、自分が大臣としてどう取り組むかの問題意識を具体的に自覚すること。

これまでは党の一員、立法府の一員として支えたきた。

これからは、行政の継続性を大切にし、文部科学行政の全体像を把握しながらも、特に重要な下村改革事項をさらに前進させることを肝に銘じたい。

ただ、その進め方については、馳イズムでやりたい。

馳イズムとは、自問自答の繰り返し。

「目標は明確か?」

「この道はこれで良いのか?」

「他に良い方法はないか?」

「人の意見や批判に耳を傾けているか?」

「底上げはできているか?」

「前よりもより良くなっているか?」

「健全であるか?」

「倫理に悖ることはないか?」

「言動に恥ずることはないが?」

との自問自答。

自分を客観的に、時代や社会や世界を俯瞰的に見ながら、判断をして行きたい。

現状の文部科学行政の全体像を把握すること。

その中での下村改革工程の進み具合を把握すること。

その上で今後のシナリオを練り上げること。

文部科学行政に目標はあれどもちろんゴールはない。

人としてのあり方、日本のお国柄、世界の中での日本の役割。

その「よりよいあり方」を求め続けるために文部科学行政がある。

だから、「どうあるべきか」を探求し続けたい。

一億総活躍社会とは、と考えてみる。

人としての与えられた能力、身につけた能力を発揮し、誰かのためにちょっとでも貢献しようと努力し、汗を流し、倫理観をもとに、より良くあろうともがき続ける姿。

時には休息し、腕組みをして、反省し、自分の立ち位置がぶれていないかを確認しながら。

時には目標を立てて遮二無二努力し、その成果と評価を実感しながら。

自分が何者であるかという立ち位置を意識し、誰かのために尽くしているのかと確認しながら。

そして、実践あるのみ。

また、批判や苦言を受け入れる度量を持ち、次の行動への糧とすること。

それやこれや考えながら、いつものように今日一日、気付きを実践に移せるようにと考える。


よし、今日一日、がんばろう。

‥‥‥これが毎朝のルーティーン。


本日は閣議、TPPに関する会議、記者会見からスタート。

お昼には自民党「幼児教育振興法立法チーム」会議に出てご挨拶させていただき、事務局長を井原巧参議院議員に引き継ぐ。

幼児教育のさらなる進展のため、議員立法の一日も早い成立と、法律を根拠とした施策の展開を願う。


午後、一時間半かけて参議院議員会館を大臣就任のご挨拶周り。

衆議院会館を回る時よりも時間がかかる。

あらためて、国会議員としての最初の5年間を参議院で過ごしたことの意味の大きさを痛感する。


午後2時半、東京都庁へ。

2020オリパラ東京大会の招致にご協力いただい門脇さんにお出迎えいただき、大会の成功に向けて、舛添都知事や、都議会の川井議長、高島前議長、鈴木たかみちさんはじめ自民党都議団の皆さまにご挨拶。

大臣となって初めての対外ご挨拶が、東京都。

旧知の舛添都知事と、意見交換。

東京都が開催する東京五輪大会を、政府の一員として全面的に支援することが、文部科学省の責務。

その立場を自覚したい。

夜、新政務三役が文部科学省大臣室に揃う。

副大臣に、

・義家ひろゆきさん(筆頭副大臣、教育、文化)

・富岡勉さん(スポーツ、科学技術、オリパラ)

大臣政務官に

・堂故茂さん(筆頭政務官、教育、文化)

・豊田真由子さん(スポーツ、科学技術、オリパラ、復興)

午後8時過ぎ、政務三役が揃ったところで担当を確認し、初めての顔合わせ。

今夜はまだ正式な政務三役会議ではないが、心を合わせ、気を引き締めて、脇を固めて、政務三役の業務(任務)に、スクラム固く取り組むことを確認。

ヤンキー先生、医師、市長、東大からハーバード大学から厚生労働省職員。

揃いも揃って異色の経歴の副大臣や政務官に囲まれ、責任の重さを実感。

違うからこそ団結のハーモニー。

21時30分過ぎには退庁、帰宅。

晩ご飯は、お願いしていた通りのシチューだった!

感謝。