ラスベガス二日目。

いよいよ世界選手権大会開幕。

① 66キロ級 泉。

一回戦は、プエルトリコに3-0。

二回戦はポーランドに3-4の惜敗。

グランドで取りきれる技があれば、と悔やまれる。

勝てる試合だったのになぁ~。

② 75キロ級 金久保。

一回戦でポーランドに0-1で惜敗。

スタンドでしぶとく追い込めているのだが、ポイントにつながらない。

身長差で懐の深い相手に入り込めていない。


さらなる踏み込みと、胴タックルやくぐりなどの踏み込み技が、必要。

それにしても、場外ポイントの失点が痛い。

あそこは、差した腕の方向にかいなを返しておっつけて踏み出すべきなのに、不用意に前に出て、小手で振られて足が出でしまった。

得意の俵返しに持って行けず、フラストレーションのたまる試合内容。

なかなか審判がパッシブを取ってくれなかったし。

残念。


③ 98キロ級 米平。

一回戦で、世界チャンピオンのアルメニアにガッツレンチで、四回まわされて終わり。

上半身のパワーが圧倒的に違う。

特に、肩周りと上腕部。

3名とも日体大OB。

日本レスリング協会副会長としても、団長としても、何より、日体大理事として応援に熱が入ったのだが、現実は厳しい。

泉、金久保、米平を下から突き上げるライバルや、学生の実力アップも喫緊の課題。

外国人に慣れるための海外修業も必要。


夜は、日本レスリング協会の福田会長はじめ幹部9名と、外務省のロサンゼルス総領事館幹部との意見交換の懇親会。

この機会もまた、スポーツ・フォー・トゥモロー事業の大切な意見交換会。

スポーツ外交の現状を、ぜひとも外務省にもご理解いただき、応援いただき。

同時に、日本の国益となる外交力の一助にしていただきたい。

感謝。