日帰りで金沢へ。

金沢刑務所と、更生保護施設「更生保護法人徳風苑 親和寮」視察。

この視察は、自民党政調内の組織「刑務所出所者等就労支援強化特命委員会」の、田中和徳委員長からの指令!

刑務所出所者等の再犯防止に資するための政策提言が目標。

①受刑者の円滑な社会復帰

②特性に応じた適正な職業訓練と生活改善指導

③刑務官の宿舎建て替え(耐震改修など)

④矯正施設の老朽化対策

⑤民間の更生保護施設の運営支援

⑥更生保護施設の建物改修と、職員体制の充実

などについて、各国会議員は地元の施設をみて、職員の声を聞き、党本部にキチンと報告せよ、との指令。

地元の金沢刑務所にはこの20年間の間に何度も顔を出してはいるけれど、こうして政調の委員長から号令をかけられるのは珍しいこと。

そこで。

馳事務所の荒木秘書、山田事務所の和澤秘書、宮本事務所の不破秘書を帯同し、午前中で2箇所訪問して、じっくりと視察し、お話をうかがう。

金沢刑務所は、初犯ではない、刑期10年以内の受刑者が対象。

平均的な刑期は2年8ヶ月。

職業訓練の対象職種、技術修得の対象がもっとあればな、特に2年あれば介護関係の資格取得も可能では?と思わされる。

地方には介護人材が足りませんからね。

また、今年から始まったというパソコン教室はやはり人気講座でありました。

お世辞にも近代的な施設ではありませんが、もうちょっと空調が効いていても良いのでは?
これでは職員のモチベーションも上がらないだろうに。
とりわけ職員宿舎の老朽化には、かわいそうになりました。
新婚さんは奥さまの主導?で、ことごとく官舎外のアパートに移るそうです。
矯正施設なわけでありますから、出所後を見据え、再犯防止のためにも、職業訓練と社会復帰と社会適応にさらに予算を砕くべきでは、と感じた次第。
地元の専門学校と連携して外部講師を招くとか。

保護更生施設は、まさしく出所後に行き場のない人たちへの支援。
薬物事案が最近増加しているそうで、どこまで職員による行動管理ができるかわからないけれど、継続的な医療支援や福祉支援(生活保護受給者支援)もセットで取り組まれていることに、頭が下がりました。
一年365日24時間当直も含めて職員が常駐しなければならず、やはり、職員の人件費支援が不可欠か。
我々の議連で提案し、受刑者の更生に協力してくださる企業への補助金創設したところでもある。
犯罪を減らす、治安を守る、社会復帰を支援する。

この理念で、更生保護行政に取り組んでおられる現場のご苦労を支援していきたい。

12時過ぎには視察を終え、金沢駅へ。

いつものように、芝寿しの海鮮五目ちらし弁当と加賀棒茶を購入し、北陸新幹線かがやきに乗り込む。

15時40分、東京駅に到着後、党本部へ。

広報本部長室にて執務。

17時00分、役員会。

しかし、参議院での平和安全法制の審議が長引き、17時15分開会。

総理は風邪気味。

18時00分、屋形船。

石川県より