午後1時、自民党本部をバスで出発し、視察。
テーマは、
「ユニバーサル社会のまちづくり」
主催は、観光立国調査会と、ユニバーサル社会推進議連。
盛山議連会長の配慮で、障碍者団体のみなさん(聾唖、脊髄損傷、視覚障碍など)も参加され、
「ユニバーサルとは、兼用ということ!」
を合言葉に、羽田空港(国際線)、京王プラザホテル、東京体育館をチェック。
羽田空港の国際線は、最新式だけあり、障碍者への配慮はあちこちに。
もちろん、外国人旅行者に対しても、インフォメーション係りが丁寧におもてなし体制万全。
・ エレベーター内の聾唖者向けの非常ボタン
・ インフォメーションセンターまでの、点字ブロック
・ もちろん、点字ガイドブック
・ 手で見るフロアマップ
・ 礼拝所と祈?室(足洗い場と、メッカ方向ライト付き)
・ 高齢者用の手荷物カート
・ 移動用カート
・ カーペット色仕切り付きのスロープ
・ 段差のない飛行機搭乗口
・ 視覚障碍者にもよく見える、案内板(反射板なし)
・ 京急線への乗り換え案内所には、コンシェルジュが常駐
・ Free Wifi
・ 自動外貨交換機
・ 転落防止プラットホーム
などなど。
ただし、
「このデザインは、IPC基準を満たしていますか?」
との質問には、
「羽田空港駅は大丈夫です!」
と国交省のお答え。
・・・違うでしょ!
オリパラ東京大会に向けて、関連するどの公共交通機関の施設も、ユニバーサルデザインについては、IPC基準を満たさなきゃいけないはず。
本日は、東京オリパラ組織委員会からも職員がお見えだったので、
「五輪会場の関連する場所は、早くチェックして、IPC基準にするように予算要望を出してください!」
「そもそも、2020オリパラ大会を機に、全国の公共交通機関をユニバーサルデザインにするのが五輪開催の目的なんですから!」
ときつく申し上げる。
京王プラザホテルの30階フロア10室は、見事の一語。
障碍者用の介助犬も一緒に止まれるし、当然、介護ベッド付き。
お風呂も、お手洗いも、障碍者仕様であり、もちろん、健常者も兼用。
「普通のお部屋の3倍は改築費がかかりましたけど、おかげさまで、ペイしています!」
と。
その理由は?
「だって、障碍者の方と健常者と同時にお泊りになられますから。ほかにはないサービスを京王プラザに期待してくださっており、稼働率も高く、うまく回転しています!」
京王プラザホテルの心意気といえばそれまでだけど、こういうホテルが標準系にならなければいけない、はず。
目からうろこのリビングテーブルや、介護ベッドの導入や、そして立ち上がりやすい電動補助いすなどなど。
それに比べて、東京体育館には、車いす用のスロープやお手洗いやエレベーターなど、問題ありあり。
まずは、スポーツ施設から始めなければいけないのに。
日本の公共体育館は、
「障碍者の利用お断り!」と言っているのではないかと勘繰りたくなるほど、障碍者や高齢者に冷たいデザイン。
ここを、もっと、厳しく見直していかねば!
午後5時45分、党本部に帰還し、問題点を洗い出す作業をする。
と、そこへ、某代議士より緊急電話。
「馳さん、広報本部長としてお願いがあるんだけどね。あのね、憲法改正の緊急事態条項のことなんだけど、聞いてくれる?」
「もちろんです!」
「想定外を想定すべき話なんだけど、衆議院を解散した直後に、首都直下型地震とか南海トラフ大地震が来たらどうなる?」
「そりゃ、総選挙どころではないです。」
「ところが、現行憲法では、いったん解散した総理権限を凍結したり延期することは想定していないんだよ!」
「え・・・・」
「東日本大震災のときは、目前に控えた統一地方選挙だけは半年延期したけど、それは一部地域対象の特措法で済んだ。でも、総選挙となれば、比例代表の票も、惜敗率も、小選挙区の公平性も全部絡んでくるから、簡単に延期できないんだ。というよりも、そもそも、そんなこと想定してないんだ。だから、選挙どころではなくなってる被災地小選挙区に、議員が選抜されず、比例の票も公平性を欠き、大混乱したまま、民主主義の根幹が崩れることになるんだ!」
「それ、大問題ですね」
「野田佳彦政権のときに、この件で自民党から質問主意書を出したんだけど、時の政府は、行政ではどうにもできず、立法府の責任であるという答弁書を出してるんですよ!」
「じゃ、民主党のみなさんもそこんとこわかってるんですよね?!緊急事態条項について、国家的な自然災害の場合など、総理の解散権を凍結するか、議員任期を延期できる改正案を出さなきゃいけないんじゃないんですかね?」
「そうなんですよ。憲法改正を議論するなら、民主主義の原点を守ることこそ、立法府として必要なんですよ!」
と。
さっそく関連資料を送っていただき、広報本部として勉強し、党員や国民に広報することを検討に入る。
ふむ。
想定外を想定する。
阪神淡路大震災や、東日本大震災や、昨年の御嶽山噴火や・・・・
何度も何度も言い古されたけれど、想定外を想定する議論をこそ、国会で展開すべき。
広報本部長室に残って、腕組みをしていろいろ考える・・・・
テーマは、
「ユニバーサル社会のまちづくり」
主催は、観光立国調査会と、ユニバーサル社会推進議連。
盛山議連会長の配慮で、障碍者団体のみなさん(聾唖、脊髄損傷、視覚障碍など)も参加され、
「ユニバーサルとは、兼用ということ!」
を合言葉に、羽田空港(国際線)、京王プラザホテル、東京体育館をチェック。
羽田空港の国際線は、最新式だけあり、障碍者への配慮はあちこちに。
もちろん、外国人旅行者に対しても、インフォメーション係りが丁寧におもてなし体制万全。
・ エレベーター内の聾唖者向けの非常ボタン
・ インフォメーションセンターまでの、点字ブロック
・ もちろん、点字ガイドブック
・ 手で見るフロアマップ
・ 礼拝所と祈?室(足洗い場と、メッカ方向ライト付き)
・ 高齢者用の手荷物カート
・ 移動用カート
・ カーペット色仕切り付きのスロープ
・ 段差のない飛行機搭乗口
・ 視覚障碍者にもよく見える、案内板(反射板なし)
・ 京急線への乗り換え案内所には、コンシェルジュが常駐
・ Free Wifi
・ 自動外貨交換機
・ 転落防止プラットホーム
などなど。
ただし、
「このデザインは、IPC基準を満たしていますか?」
との質問には、
「羽田空港駅は大丈夫です!」
と国交省のお答え。
・・・違うでしょ!
オリパラ東京大会に向けて、関連するどの公共交通機関の施設も、ユニバーサルデザインについては、IPC基準を満たさなきゃいけないはず。
本日は、東京オリパラ組織委員会からも職員がお見えだったので、
「五輪会場の関連する場所は、早くチェックして、IPC基準にするように予算要望を出してください!」
「そもそも、2020オリパラ大会を機に、全国の公共交通機関をユニバーサルデザインにするのが五輪開催の目的なんですから!」
ときつく申し上げる。
京王プラザホテルの30階フロア10室は、見事の一語。
障碍者用の介助犬も一緒に止まれるし、当然、介護ベッド付き。
お風呂も、お手洗いも、障碍者仕様であり、もちろん、健常者も兼用。
「普通のお部屋の3倍は改築費がかかりましたけど、おかげさまで、ペイしています!」
と。
その理由は?
「だって、障碍者の方と健常者と同時にお泊りになられますから。ほかにはないサービスを京王プラザに期待してくださっており、稼働率も高く、うまく回転しています!」
京王プラザホテルの心意気といえばそれまでだけど、こういうホテルが標準系にならなければいけない、はず。
目からうろこのリビングテーブルや、介護ベッドの導入や、そして立ち上がりやすい電動補助いすなどなど。
それに比べて、東京体育館には、車いす用のスロープやお手洗いやエレベーターなど、問題ありあり。
まずは、スポーツ施設から始めなければいけないのに。
日本の公共体育館は、
「障碍者の利用お断り!」と言っているのではないかと勘繰りたくなるほど、障碍者や高齢者に冷たいデザイン。
ここを、もっと、厳しく見直していかねば!
午後5時45分、党本部に帰還し、問題点を洗い出す作業をする。
と、そこへ、某代議士より緊急電話。
「馳さん、広報本部長としてお願いがあるんだけどね。あのね、憲法改正の緊急事態条項のことなんだけど、聞いてくれる?」
「もちろんです!」
「想定外を想定すべき話なんだけど、衆議院を解散した直後に、首都直下型地震とか南海トラフ大地震が来たらどうなる?」
「そりゃ、総選挙どころではないです。」
「ところが、現行憲法では、いったん解散した総理権限を凍結したり延期することは想定していないんだよ!」
「え・・・・」
「東日本大震災のときは、目前に控えた統一地方選挙だけは半年延期したけど、それは一部地域対象の特措法で済んだ。でも、総選挙となれば、比例代表の票も、惜敗率も、小選挙区の公平性も全部絡んでくるから、簡単に延期できないんだ。というよりも、そもそも、そんなこと想定してないんだ。だから、選挙どころではなくなってる被災地小選挙区に、議員が選抜されず、比例の票も公平性を欠き、大混乱したまま、民主主義の根幹が崩れることになるんだ!」
「それ、大問題ですね」
「野田佳彦政権のときに、この件で自民党から質問主意書を出したんだけど、時の政府は、行政ではどうにもできず、立法府の責任であるという答弁書を出してるんですよ!」
「じゃ、民主党のみなさんもそこんとこわかってるんですよね?!緊急事態条項について、国家的な自然災害の場合など、総理の解散権を凍結するか、議員任期を延期できる改正案を出さなきゃいけないんじゃないんですかね?」
「そうなんですよ。憲法改正を議論するなら、民主主義の原点を守ることこそ、立法府として必要なんですよ!」
と。
さっそく関連資料を送っていただき、広報本部として勉強し、党員や国民に広報することを検討に入る。
ふむ。
想定外を想定する。
阪神淡路大震災や、東日本大震災や、昨年の御嶽山噴火や・・・・
何度も何度も言い古されたけれど、想定外を想定する議論をこそ、国会で展開すべき。
広報本部長室に残って、腕組みをしていろいろ考える・・・・