あれから4年。

東日本大震災。

幾多の困難が、犠牲者や被災者のみならず、日本国民を覆い尽くした春まだ浅き東北地方沿岸部。

そして福島第一原発事故と、環境中への放射能汚染。

さらに、汚染水問題。

この4年間の復旧、復興には、まだまだ課題が山積している。

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犠牲者に、合掌。

いまだ故郷を追われている被災者に、一刻も早く賠償と安穏の生活を。

そのためにも、風評被害払拭。

政治のなすべき使命は大きい。

ようやく、あさってから大熊町と双葉町の中間貯蔵施設に放射性廃棄物の搬入が始まる。

受け入れという苦渋の決断をした地元の皆様や福島県民に、感謝の言葉しかない。

今あらためて記憶を呼び戻し、復興加速化に向けて、政府・国民が一丸となって取り組むべき。

2020オリパラ東京大会の目標でもある。

何としても復興を成し遂げ、ふるさとを再興することは、犠牲となった無辜の民に対するはなむけでもある。

8時、クールJAPAN戦略特命委員会。

政府のコンテンツ振興策とクールjapan戦略について、平将明内閣府副大臣より説明あり。

そのあと、岡政偉(まさより)さん(俳優・CGプログラマー・JETROアドバイザー=2006年テレビシリーズHEROESの日本人オタク「ヒロ・ナカムラ」役で全米ドラマファンの注目を集める)の講演。

山本一太委員長との掛け合いで、日本のコンテンツ産業のこれからについて、意見交換。

一口に言えば、

「日本人が持ついいコンテンツ素材を、ローカライズ(世界展開)することがプロデューサーの役割。そのためにも、マーケティングが最重要。売れ筋の研究なくして、世界展開はない!」

と。

そのためにも、リスクをマネジメントする力量が重要、と。

また、ネット配信の時代であり、そのためのプロデュースがこれからのポイントであるとも。

ハリウッドのような「売れ筋発信村」を持たない日本ができることは、やはりコンテンツのマーケティング。

「日本人は負けないことにばかり気を配る。アメリカ人は勝つことを美徳としている!」

と、積極的な仕掛けの重要性についても岡さんより指摘をいただく。

クリエイター発掘のためにも、あらゆる分野で競争を促し、コンペティションやオーディションの回数をこなすことが必要だろうか。

9時半、産経新聞取材。

いわゆるLGBT議連発足について。

10時、オーストラリア大使館の木村和人主席商務官と、スポーツ政策について面談。

マーケティング担当の木村さんは、シドニー五輪後のレガシーについて担当してきた実績を持つ。

「五輪会場の跡地利活用、スポーツイベントを通じたビジネス開拓、エリートスポーツと地域スポーツの環境充実、都市開発や国際関係分野でのスポーツ政策などについて」

知見を披歴していただく。

まさしく、我が国にとっても、2020レガシーの問題。

参考とさせていただく。

「行政による管理」という発想を超えて、官民一体とならなければならない。

10時半、BSフジプライムニュースの打ち合わせ。

今週金曜日午後8時からの番組出演。

テーマは「北陸新幹線いよいよ開通」だ。

富山市の森市長も、富山のスタジオから参加されるとか。

ストロー現象対策が、ポイント。

11時、法務省民事局参事官の堂園さんレク。

養育費&面会交流の取り決め必要性に関する宿題レク。

やはり、ポイントは、

「離婚時の共同養育計画書作成」の努力義務化。

今は兵庫県の明石市だけの試みだが、厚生労働省は、今月中に全国の課長レベルに事例通知してくださるそうだ。

・・・離婚届を取りに行った際に、窓口で任意でもいいから、共同養育計画書を手渡して作成してもらうこと。

重要なポイント。

そして、夫婦ひとりひとりが保管しておくことが重要ではないか。

離婚協議で熱くなった頭を冷やしながら、子どもの将来を考える時間が必要では?

午後1時、衆議院玄関からバスに乗って国立劇場へ。

2時半、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、東日本大震災 四周年 追悼式典参列。

黙祷。

午後7時、読売新聞社の記者クラブと、懇親意見交換会。