朝から気合入りまくり。

だって、高校サッカー全国大会決勝戦。

昨年のリベンジ。

「忘れ物を取りに」

埼玉スタジアムへ!

87分まで2-0で勝ってたのに、逆転を許した・・・・

あの悔しさを、なんとしても勝利で飾って、病床の河崎監督に届けてほしい、優勝旗を!

そんな熱い思いで4時過ぎには起床して、身を清め(大袈裟・ただのシャワー)着替えて国際ホテルへ。

金沢南倫理法人会モーニングセミナーへ。

「週のはじめは南から!」

本日の講話者は、歯科医の小島潔せんせい。

ツェーゲン金沢にかけてきた自らのアイデンティティを、熱く語る小島せんせい。

「行政におんぶにだっこでは地方創生はできないんです。住民が自ら知恵を出して動いていかなければ!」

と、J2の条件であるスタジアム建設に向けて、さらに熱く語る小島先生。

う~~~ん、さすがだ。

こういう熱い男が町を支えていくんだよなぁ。

山野市長も参加。

このあと金沢駅から埼玉スタジアムへ直行される模様。

「私は去年も決勝戦に行ってますよ!」と。


モーニングセミナーの後、荒木秘書の安全運転?で、雪の中を、加賀産業道路を抜けて小松空港へ。

午前9時35分、小松空港発のJAL機に搭乗。

10時45分、羽田空港に到着。

現在、東京で研修をしている歯科医の蓮池先生を羽田空港でピックアップし、埼玉スタジアムへ。

関東の青空に迎えられ、優勝への期待はいやがおうにも高まる。

ドライブ小一時間。

富士山も色鮮やかだ。

まるで星稜高校を前祝しているように・・・(考えすぎ)

埼玉スタジアムのVIP受付にうかがい、日本サッカー協会の田嶋専務理事が用意してくださっていたVIPパスを受け取る。

ありがとうございます。

しかし、VIP席に入ると、あれ?

前方右側には、すでに星稜高校の黄色い大応援団が準備中。

・・・・・

これはいかん。

VIP席で一人さみしく応援している場合ではない。

スタジアムの通路を半周し、星稜高校同窓会メンバーのいる観客席へ移動。

小川栄一同窓会長、岡本さん、園田さん、大野さん、梶さん、山崎さん、安居県議などなど、同窓会役員メンバーが勢揃い。

みんな血走った目で、

「今日こそは、優勝せんなん!」

とばかりに、声援にも力がこもる。

サッカー部OBの東田君(兼六建設)が、同窓会で作った星稜タオルを瞬く間に数十枚販売してくれたりして、周囲はさらに黄色い星稜高校カラーで埋まる。

そんな緊張感が最高潮に達する中、午後1時35分、キックオフ。

前半は1-0。

しかし、後半、前橋育英の怒涛の攻めの前に、立て続けに2点連取され、逆転を許す。

「あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」

というため息とともに、昨年の悪夢がよみがえる。

しかし。


「こっからやこっから~~~~~~~~~~~~~~~~!」

と、逆転を期待する声援が圧倒的に多い。

やっぱり、去年の悪夢を払拭したいから。

すると、素晴らしいヘディングシュートで、同点。

やった!

殻を一つ破った!

応援してても、スタンドには、そんな気分。

いけいけおせおせ気分。

延長戦に入り、これまで鳴りを潜めていたエースストライカーの森山が、2得点。

4点目など、これまでのうっ憤をすべて晴らすかのような、ど迫力のミドルシュート。

残り時間はあと2分。

2点差。

これでもう、逆転されることはなかろう。

大興奮が支配する星稜高校スタンドで、みんなで河崎護監督のことを思う。

「ちゃうねん、うれしいやろな」

と。

ここにはいないけれど、病床で優勝を信じている名将河崎監督。

われわれ同窓生にとっては、卒業生仲間でもあるちゃうねん。

ちゃうねんのためにも、スタンドもピッチも一つになって闘おう!

みんなの想いが一つになって、タイムアップ。

やった!

優勝。

日本一!

おめでとう!



観客席でも、誰彼ともなく抱き合って、勝利の感動の涙を流しました。

でも、もっと感動したことがあります。

表彰式と閉会式終了後、干場校長を探していると、生徒と一緒に、スタンドのゴミ掃除をしていたことでありました。

スタジアムのゴミ掃除のみなさんと一緒に掃除していました。

「誠実にして社会に役立つ人間の育成」

これは、稲置学園星稜高校の校訓であります。

校風そのものの、謙虚な姿勢と実践と行動に、あらためて、感動しました。

「一から出直し」

は、ここにもその精神がありました。

高校スポーツの真髄を見た瞬間でもあります。

スポーツのチカラは、教育現場においてもしっかりと発揮されておりました。

夜、ちゃうねんこと、河崎護先生からも、応援ありがとうとの電話が入りました。

「星稜高校が全国優勝したおかげで、河崎先生の、スポーツで地域力発揮の構想を知事に言いやすくなりましたよ!」

と、お礼申し上げる。

もう30年近く河崎先生が主張し続けてきた構想。

「スポーツが地域の活力の源泉となる。そのための環境整備を!」

だ。

七尾市が、サッカー合宿や大会で年間を通じてスポーツ合宿大国として蘇ったように。

石川県全体が、北陸新幹線開業効果を持続するためにも、この構想をさらに前進させていきたい。

おりしも、ツェーゲン金沢がJ2昇格の年。

Jリーグにも参加する年。

石川ミリオンスターズも。

石川県のプロチームを軸に、スポーツツーリズム環境も含めて、地方創生の核にできる可能性がある。

がんばらなきゃ。