今日一日、ナショナルデジタルアーカイブ構想の実現に向けて、関係者根回し。

おりんさんを学校まで送って行って、午前8時半には党本部に入って丸一日。

ナショナルデジタルアーカイブ構想とは何か?

国立国会図書館にあるデジタル資料を軸に、国内のデジタル文化遺産を後世に遺すための構想。

通常国会で著作権法改正をし、電子書籍の概念を盛り込んだうえで、海賊版対策を明文化した。

その時の宿題がいくつかあった。

・ 電子書籍の価格帯制限

・ 出版ADRの創設

・ ナショナルデジタルアーカイブ

・ 出版文化の維持

などなど。

2020オリパラ東京大会に向けて、日本が世界に誇るソフトパワーのプラットフォームを整備し、コンテンツを保全・利活用できるようにそのシステムづくりが必要だとした。

それが、ナショナルデジタルアーカイブ構想。

すでにEUには、「EUROPIANA」というネットワークデジタル文化遺産システムがある。

アメリカにもある。

中国にもある。

日本はまだまだ脆弱な体制で、国立国会図書館で細々とやっているに過ぎない。

そこで。

デジタル文化遺産の散逸に危機感を感じいている知財関係者が集い、法制定をして、デジタル文化遺産を守ったうえで利活用していこうとしているわけ。

私は、電子書籍議連とデジタル文化財機構議連の、両方の幹事長。

したがって、

① 秋の臨時国会の最中に、ナショナルデジタルアーカイブ構想立法化勉強会を立ち上げ、議員立法の準備に入る

② 法的根拠のもとに、2020までに、ナショナルデジタルアーカイブ構想を立ち上げ、諸外国に発信できるようにする

この二つの目標を達成するための、本日の根回し。

・ 大臣時代にクールjapan戦略を推進していた稲田朋美政調会長

・ 電子書籍議連の河村建夫会長や、中川正春会長代行

・ デジタル文化財機構議連の小坂憲次会長や笠浩史事務局長

・ 大臣時代にナショナルデジタルアーカイブ構想を内閣府で取りまとめていた山本一太参議院議員

・ 担当する文化庁の担当者

などなどから実情を聞き取り調査をし、議連の中に立法化作業チームを作って作業を進めることを確認。

遠大な構想ではあるが、我が国の強みを世界に発信する成長戦略の一つでもある。

もう一つ、本日は、議員立法の根回し。

それは、全国夜間中学校研究会と、衆議院法制局と、文部科学省の担当課長との調整。

夜間中学校への公的支援拡充は、予算措置の前に、まずは法的根拠の確立が重要。

かつては、中曽根康弘総理大臣までもが言及していた夜間中学校。

私は、いま、その議連会長。

なんとしても、学校教育法の横だし?となる特別措置法を作り、法的根拠の素で、夜間中学校などの「安心して学べる普通教育の場所づくり」への公的支援を拡充していきたい。

本日は、学校関係者との打ち合わせとともに、偶然ではあるが、この問題に関心の深い毎日新聞の論説委員からも取材をいただいた。

感謝。

朝から晩まで、来訪者の絶えない広報本部長室。

気を引き締めて取り組まねば!

午後八時過ぎ、帰宅し、おりんさんといっしょに晩御飯。

高校の文化祭の近いおりんさんは、その準備に余念がないようで、帰宅も遅い。

青春だなぁ・・・