4時24分起床。

南京のテレビをつけて、CNNニュースチェック。

広島大洪水は、想像を超える大災害に発展。

犠牲者の皆様に哀悼の意を申し上げます。

被害がさらに拡大しないように、行政の皆さんも、最善の対処をお願いします。

消防、警察、自衛隊のみなさん、昼夜を分かたずの救出活動お疲れ様です。

感謝します。

行方不明者の一刻も早い発見を願い、祈るばかり。

6時過ぎ、33階のフィットネスジムへ。

痛風トレーニング。

ウォーキング30分。

そして、ダンベルやマシントレーニング1時間。

散歩しようと思ったのだが、あまりの曇り空に、というか、排気ガスなのかPM2.5なのか、大気汚染の様子に、腰が引けた。

超高層ビルのホテルであるがゆえに、余計にこのかすんでしまった街並みに、ぞっとする。

子どもたちの健康問題は大丈夫か?

7時半過ぎ、部屋に戻り、着替えながら日本のニュースチェック。

9時半、ホテルロビーに集合し、出発。

10時、まずは卓球会場。

中国ではメジャー競技。

観客席も満員。

中国選手は出場していない試合でも、素晴らしいラリーが続けば、ラリーに合わせて観客席が湧く。



さらに気合の入る選手たち。

ポイントが決まれば両者への惜しみない拍手。

中東の女子選手は、肌を覆う黒い布に、髪の毛を覆う黒い布。

動きずらそうだが、これも宗教的なしきたり。

文化の違い。

こういうことを目の当たりにすることこそが、ユース五輪の意味合い。

11時半、選手村の食堂へ。

食堂に入るエリアのブースには、文化教育プログラムの展示がいっぱい。

つまり、ここを通らないと、食堂にはたどり着けなくなっており、すべての選手やコーチが、

「五輪教育」

を受けざるを得ない導線になっているということ。

レジェンドの展示品の中には、伊調馨選手のシングレットも。

食堂では、星稜高校の後輩である中野らな選手(トランポリン女子、高岡町出身、インタハイチャンピオン)と、しばし懇談。

1年生の時、国語の授業は山森先生に習った!と、ローカルな共通話題で盛り上がる。

また、フェンシングの女子選手、レスリングチーム(吉村監督、山崎選手、向田選手)、競泳男子チームなど、食事中ではあったが意見交換をさせていただく。

この選手たちは、6年後の東京五輪に向けて、金の卵たち。



ユース五輪でオリンピック教育に触れて、将来への糧にしてほしい。

勝てばいいというものではない。

勝利と敗北の過程や、五輪を経てのちの人生など、そして、スポーツの持つチカラなど、多くの学びを得てほしい。

「将来は何するの?」

とレスリングの向田選手や山崎選手に聞くと、

「五輪」

と答える。

「じゃ、五輪のあとはどうしたいの?仕事は?」

とさらに聞くと、

「ん~~。まだわかりません。」

と。

これは高校2年生の素直な答え。

だからこそ、こういうユース五輪の場で、自分ができること、したいこと、やらなければいけないことなど、あらためて振り返ることがあってもいいのではなかろうか。

人生は、五輪の後も続く。

年をとっても、毎日が五輪の気持ちを持ち続けてほしい。

自分も、そうありたい。

食堂では、専修大学の久木留毅教授とばったり遭遇。



また、JOCの藤原ようすけ団長、岩上祐子本部役員にご案内をいただく。

わざわざありがとうございます。