本日より、インタハイレスリング競技横須賀大会へ。
日本レスリング協会副会長として、そして専修大学レスリング部監督として、選手スカウトと、視察業務。
また、母校星稜高校レスリング部が、インタハイ団体出場30回の記念すべき大会。
レスリング部OB会長として、恩師 鈴木龍男先生とともに、いっしょに母校の高校生の試合を観戦。
不入斗の総合体育館は、プロレスの会場としてもおなじみ。
また、かつて横須賀在住の折りには、トレーニングのために足を運んだ懐かしい会場。
来賓控室に入ると、レスリング協会の幹部や、地元の吉田市長、牧島県議、山下市議、そしてビクトル古賀先生など、なつかしい面々が集まり、あちこちで握手の輪が広がる。
吉田市長や牧島県議からは、
「横須賀は、ナショナルトレーニングセンター構想を持っているんだよ。ぜひ、国で整備してください!」
とおっしゃるので、パンフレットを拝見。
横浜横須賀道路の衣笠インターのすぐそばの広大な土地。
横須賀はマリンスポーツにも適しており、都心からも近く、温暖な気候でもあり、地政学的に適切な土地であると思われる。
「で、地権者とは交渉はすんでいるの?」
とうかがうと、
「ここは、西武の土地です。買うのか、借りるのか、最終的にはこれから詰めますが、ナショナルトレセンの適地として提供いただけるという内諾をもちろんいただいております!」
と、吉田市長。
横須賀市をあげての構想のようであり、あらためて、パンフレットをまじまじと拝見。
当然、JOCの推薦もいただいているもよう。
以前からうかがってはいたが、ここまで具体的に詰めていれば、あとは、文部科学省や日本スポーツ振興センターの河野一郎理事長のご意見も参考にしなければいけない。
そうそう、橋本聖子JOC強化本部長のご意見も。
開会式の時に、小泉進次郎代議士からも、その件について福田富昭会長に要望があり、いくつかのアドバイスをいただく。
私からも、
「久保スポーツ局長と話しているのなら、あとは、JSCの河野理事長にお会いして、情報収集したほうがいいね!」
と申し上げる。
都心からの近さや、温暖な気候や、マリンスポーツの場所もあり、確保できる土地の広さから見て、適地と思われる。
さて。
午前10時より、団体戦開始。
この緊張感、思い出す。
星稜高校30回出場のうち、不肖馳浩も、2回、監督をつとめている。
そのうち昭和60年大会(石川志賀町大会)では、ベスト8に進出もしている。
なつかしい緊張感。
期待の母校星稜高校は、1回戦で、強豪韮崎工業高校に、1-6で完敗。
中村優太選手の1勝のみ。
悔しい。
でも、悔しさをばねに、また次の1勝を目指して努力してほしい。
試合は、3回戦まで行われた。
特筆すべき試合は、ベスト8をかけて2試合。
下馬評では優勝候補の一角であった静岡県の飛龍高校が、3回戦で、惜敗。
また、事実上の決勝戦とも言われた3回戦の花咲徳栄高校対いなべ総合高校。
ポイントと言われた66キロ級の中村ー川瀬の決選。
緊迫した試合展開で0-0の第1ピリオド後半、川瀬の体が止まったかと思ったら、頭から激しい出血。
マットにぼたぼたと流れ落ちている。
あれ?
どこでぶつかったのか、一瞬の出来事のバッティング。
かわいそうに、川瀬は大量出血ゆえ、ルール上、棄権。
審判が担架を呼び、その担架に乗せようとするも、試合を続けたいと抵抗する川瀬。
藤波監督に肩を叩かれて慰められ、泣く泣く担架に乗る川瀬選手。
残念だろうが、これもまた、ルール。
高校生選手の体を守ることがルールの一番。
でも、勝った中村剛士選手も釈然としない様子で、気落ちした風。
川瀬が試合を継続したかった気持ちは、中村君が一番理解していただろう。
そういう様子がありありと見てとれた。
試合自体は、やはりこの66キロ級の試合がポイントとなり、花咲徳栄高校が4-3で辛勝。
さて、明日はベスト8の試合からスタート。
それぞれのチームに、頑張ってほしい。
午後5時には体育館を出てホテルへチェックインし、近所をジョギング1時間。
花火大会の土曜日であり、浴衣姿の家族連れや夏休み中の子どもたちや米軍の関係者が、たくさん町にあふれていた。
夜は、午後7時から、恩師の鈴木龍男先生をお誘いして食事会。
30回記念をお祝いする。