正午には、いったん事績を確認のために、観客席へ。
ところが、半屋根のため、こちらがわの真正面に太陽がさしかかり、暑いのなんのって、灼熱の太陽。
リオって今、冬じゃなかったっけ?
こんな暑いときに試合なんて、選手、大丈夫か?
それよりも、観客席で熱射病大丈夫か?
そんな危惧を覚え、さっそくFIFA FAN SHOPで、サッカーCAPを購入。
ところがまた、これが高いんだ!
南米で、こんなインフレとは思わなかった。
W杯の会場内だから高いのだろうが、まぁ、CAP一つで67レアル(3000円強)。
高いよね?
準備万端で、午後1時を迎える。
フランス対ドイツ。
両国の国歌斉唱に、体が震える。
全力で、体中のあらん限りの声を出して国家を歌う両国民。
君が代をこれだけ大声で歌ったことって、あるか?
これが、スポーツ文化人類学の一面なのだと、さらに、実感。
キックオフ。
前半、早い時間帯にポストプレーからドイツが先制点を奪取。
これで試合が激しく動くかと思われたが、実力はドイツが一枚も二枚も上手でした。
私のようなサッカー素人に言われたくないだろうけど、球回しの正確さが違う。
守備の組織性が違う。
そして、シュートへの組み立てが違う。
ドイツの足元の安定は、フランスを超えていた。
まぁ、実力には運もあるのだろうが、運を呼び寄せるのも実力のうちだろう。
試合は、後半、フランスが怒涛の攻めを見せるもことごとくドイツの堅守に阻まれ、1-0のまま終了。
フランスサポーターも、納得ずく?の敗戦だったようだ。
混乱もなく、整然と導線に従って競技場の外に出る。
試合終了が午後3時過ぎ。
そして、駐車場に戻ったのが3時半頃。
ということは、入場の時よりもスムーズな誘導だったということか。
これは、新国立競技場を考えたときにも参考になる姿。
マラカナンスタジアム周辺は、二つの駅しかないが、新国立競技場周辺は、7つの駅がある。
マラカナンスタジアム周辺はまだ、広々としているが、新国立競技場周辺は、狭い。
試合やイベントの後の誘導の在り方は、要検討なのだろう。
ましてや、東京五輪の開会式閉会式は、夜。
海外からのお客様をおもてなしするには、こういう交通誘導と警備こそ、原点。
ボランティアと、警備会社しだい。
いろいろと、考えさせられる。
チケットの発券段階から、考慮すべき課題。
やはり街中は空いており、あっさりとホテルに戻る。
どうしてこれだけ空いているかといえば、午後5時から、事実上の決勝戦といわれるブラジル対コロンビアの試合がテレビ中継されるから。
まさに、人っ子一人いない街中。
午後7時、夕食会の予約をしていたが、副領事の桑野さんより、
「ブラジルの試合が終わらないとお店は開かないそうですから、午後8時からの開始でよろしいですか?」
と連絡が。
もちろん。
郷に入っては郷に従え。
部屋でテレビ中継に見入っていると、なんと、ブラジルがゴールを決めるたびに、リオの町中に鳴り響く花火が打ちあがる。
なんじゃこりゃ?
でも、気持ちはよくわかる。
でも、凄くないか?
W杯って、国民行事なのね、ブラジルじゃ。
開会前は、
「競技場の建設が遅い!」
「運営は大丈夫か?」
「治安は大丈夫か?」
「財政不安でデモや暴動が起きるんじゃないか?」
と、さんざんな言われ方をしていたが、今までのところ、大成功であることは疑いようがない。
これは、リオ五輪にも当てはまる批判。
でも、ホテルで出会うブラジル人や、昨日お会いしたヌズマンさん(リオ五輪組織委員会会長)やラズマンさん(IOC委員)は、口をそろえてこう言った。
「ブラジルは成し遂げてみせる。それが南米の誇りになる!」
と。
さも、ありなん。
BRICK’sといわれる新興国の強みと弱みとが交差している実態がここにはあるようだ。
ブラジルの勝利を見届けてから、ロビーに降りると、おお、FIFA所属の日本人審判団が。
西村さん、名木さん、相良さん。
西村さんは国際主審であり、初戦のブラジル戦をさばいて、「PKイエローカード」を出したことで話題になっている、現地でも。
「ああいうことがあると、FIFA側もそのあとの試合になかなか使いずらいみたいですよ!」
と苦笑い。
そういえば、直前のブラジルとコロンビアとの試合で、背骨を骨折するほどのとび膝蹴りをしたコロンビアのDF選手に、レッドもイエローも出なかった。
「あれ、レッドじゃないの?担架で運ばれて、背骨骨折なのに、何もなしですよ?」
と、ついエキサイトして、国際審判員の方々に詰め寄ってしまう馳浩。
少なくとも、イエローは出してほしかったなぁ・・・・
3人の審判団のみなさんと懇談することができたことも、今回の出張の思わぬ成果。
こうして少しずつ、スポーツ界における人脈を増やしていきたい。
1か月間もこうしてホテルに缶詰めになり、コンディションを整えているみなさん、頑張ってください。
午後8時から10時過ぎまで、副領事の桑野さんを囲んで会食。
本日は休日だった桑野さんは、友人とともにスポーツバーにてブラジル戦を観戦していたとか。
スポーツバーでスポーツ観戦も、ブラジルサッカー文化の普通の風景、とか。
なるほどね。
スポーツで町づくりの、一つの姿なわけだ。
午後10時過ぎお開き。
ところが、半屋根のため、こちらがわの真正面に太陽がさしかかり、暑いのなんのって、灼熱の太陽。
リオって今、冬じゃなかったっけ?
こんな暑いときに試合なんて、選手、大丈夫か?
それよりも、観客席で熱射病大丈夫か?
そんな危惧を覚え、さっそくFIFA FAN SHOPで、サッカーCAPを購入。
ところがまた、これが高いんだ!
南米で、こんなインフレとは思わなかった。
W杯の会場内だから高いのだろうが、まぁ、CAP一つで67レアル(3000円強)。
高いよね?
準備万端で、午後1時を迎える。
フランス対ドイツ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140708/13/hase-hiroshi/a4/7f/j/t02200330_0800120012996921709.jpg?caw=800)
両国の国歌斉唱に、体が震える。
全力で、体中のあらん限りの声を出して国家を歌う両国民。
君が代をこれだけ大声で歌ったことって、あるか?
これが、スポーツ文化人類学の一面なのだと、さらに、実感。
キックオフ。
前半、早い時間帯にポストプレーからドイツが先制点を奪取。
これで試合が激しく動くかと思われたが、実力はドイツが一枚も二枚も上手でした。
私のようなサッカー素人に言われたくないだろうけど、球回しの正確さが違う。
守備の組織性が違う。
そして、シュートへの組み立てが違う。
ドイツの足元の安定は、フランスを超えていた。
まぁ、実力には運もあるのだろうが、運を呼び寄せるのも実力のうちだろう。
試合は、後半、フランスが怒涛の攻めを見せるもことごとくドイツの堅守に阻まれ、1-0のまま終了。
フランスサポーターも、納得ずく?の敗戦だったようだ。
混乱もなく、整然と導線に従って競技場の外に出る。
試合終了が午後3時過ぎ。
そして、駐車場に戻ったのが3時半頃。
ということは、入場の時よりもスムーズな誘導だったということか。
これは、新国立競技場を考えたときにも参考になる姿。
マラカナンスタジアム周辺は、二つの駅しかないが、新国立競技場周辺は、7つの駅がある。
マラカナンスタジアム周辺はまだ、広々としているが、新国立競技場周辺は、狭い。
試合やイベントの後の誘導の在り方は、要検討なのだろう。
ましてや、東京五輪の開会式閉会式は、夜。
海外からのお客様をおもてなしするには、こういう交通誘導と警備こそ、原点。
ボランティアと、警備会社しだい。
いろいろと、考えさせられる。
チケットの発券段階から、考慮すべき課題。
やはり街中は空いており、あっさりとホテルに戻る。
どうしてこれだけ空いているかといえば、午後5時から、事実上の決勝戦といわれるブラジル対コロンビアの試合がテレビ中継されるから。
まさに、人っ子一人いない街中。
午後7時、夕食会の予約をしていたが、副領事の桑野さんより、
「ブラジルの試合が終わらないとお店は開かないそうですから、午後8時からの開始でよろしいですか?」
と連絡が。
もちろん。
郷に入っては郷に従え。
部屋でテレビ中継に見入っていると、なんと、ブラジルがゴールを決めるたびに、リオの町中に鳴り響く花火が打ちあがる。
なんじゃこりゃ?
でも、気持ちはよくわかる。
でも、凄くないか?
W杯って、国民行事なのね、ブラジルじゃ。
開会前は、
「競技場の建設が遅い!」
「運営は大丈夫か?」
「治安は大丈夫か?」
「財政不安でデモや暴動が起きるんじゃないか?」
と、さんざんな言われ方をしていたが、今までのところ、大成功であることは疑いようがない。
これは、リオ五輪にも当てはまる批判。
でも、ホテルで出会うブラジル人や、昨日お会いしたヌズマンさん(リオ五輪組織委員会会長)やラズマンさん(IOC委員)は、口をそろえてこう言った。
「ブラジルは成し遂げてみせる。それが南米の誇りになる!」
と。
さも、ありなん。
BRICK’sといわれる新興国の強みと弱みとが交差している実態がここにはあるようだ。
ブラジルの勝利を見届けてから、ロビーに降りると、おお、FIFA所属の日本人審判団が。
西村さん、名木さん、相良さん。
西村さんは国際主審であり、初戦のブラジル戦をさばいて、「PKイエローカード」を出したことで話題になっている、現地でも。
「ああいうことがあると、FIFA側もそのあとの試合になかなか使いずらいみたいですよ!」
と苦笑い。
そういえば、直前のブラジルとコロンビアとの試合で、背骨を骨折するほどのとび膝蹴りをしたコロンビアのDF選手に、レッドもイエローも出なかった。
「あれ、レッドじゃないの?担架で運ばれて、背骨骨折なのに、何もなしですよ?」
と、ついエキサイトして、国際審判員の方々に詰め寄ってしまう馳浩。
少なくとも、イエローは出してほしかったなぁ・・・・
3人の審判団のみなさんと懇談することができたことも、今回の出張の思わぬ成果。
こうして少しずつ、スポーツ界における人脈を増やしていきたい。
1か月間もこうしてホテルに缶詰めになり、コンディションを整えているみなさん、頑張ってください。
午後8時から10時過ぎまで、副領事の桑野さんを囲んで会食。
本日は休日だった桑野さんは、友人とともにスポーツバーにてブラジル戦を観戦していたとか。
スポーツバーでスポーツ観戦も、ブラジルサッカー文化の普通の風景、とか。
なるほどね。
スポーツで町づくりの、一つの姿なわけだ。
午後10時過ぎお開き。