3時半起床。
時差の関係か、目覚めが早い。
パソコンを開いて、日本のニュースチェック。
① 拉致問題再調査の北朝鮮側体制固まる。
それを受けた安倍政権も、一部制裁解除決定。
大きな前進。
最初の調査結果通報時期は、
「今年の夏の終わりから秋の初めころ」
と。
それは、8月末から9月初めのことか。
その最初の通報内容に、「何が」「どう」描かれているか、が重要だ。
前回の轍を踏む事なかれ。
北朝鮮側の再調査の対象は、
・ 拉致被害者
・ 拉致を否定できない特定失踪者・行方不明者
・ 日本人配偶者
・ 残留日本人
・ 遺骨収集
の5項目。
今回の再調査は、「最初で最後」との期待も大きい。
特筆すべきは、北朝鮮の「国家安全保衛部」(秘密情報機関)がこの再調査組織メンバーに入ったこと。
確実な拉致被害者の帰国に向けて、安倍政権のミッションは重い。
再調査結果に実効性あらしめるためにも、日米韓の枠組みと足並みをそろえながら、対処すべきだ。
② このニュースを意識したのかどうか、習近平中国国家主席が訪韓。
友好国のはずの北朝鮮を飛ばして訪韓したのは中国の歴代最高指導者では、初めて。
異例。
いずれも、日本に対する牽制、と見られる。
習近平さんとパククネさんとのツーショット。
どうなんだか・・・
③ 兵庫県議の何とかという人が、政務調査費疑惑を受けて号泣会見。
大丈夫か?
パニクッたのか?
ふだんは政治の出来事には触れないおりんさんからも、珍しくLINEで、
「こんな県議を選んだ兵庫県民も恥ずかしいだろう」
と、号泣ニュースの写メが送られてくる。
年齢を見れば、47歳。
ちょっと、もう、なんというか、絶句。
④ 教育再生実行会議第5次報告・提言
・ 小中の区分を弾力的に(6・3制見直し、教員免許見直し、小学校での教科担任制)
・ 幼児教育の無償化、義務化(財源確保)
今後、中教審と与党で、丁寧な議論を積み重ねることになる。
来年の通常国会で関連法案処理となろうか?
戦後の岩盤化した義務教育体制を改革する方向性。
絶好の機会。
むしろ、遅すぎた。
子どもの発達段階に応じて規範意識と学力を身に着けさせること。
そしてよりグローバルに活躍できる人材育成を目指して。
その理念を見失いように、制度設計すべき。
微力ながら、私も与党のチームワークで下働きしたい。
午前6時から8時40分まで、海岸を早朝ジョギング。
そして、ホテル17階のジムで、軽くウェイトトレーニング。
上半身を、ちょっと、みっちり。
9時半、ホテル出発。
リオデジャネイロ五輪パーク視察。
ホテルのあるバッハ地区からわずか20分。
地理的に便利は便利だが、今のままでは、片側車線なので、交通渋滞が心配。
おそらく五輪までには、道路拡幅も実現するだろうし、五輪レーンも整備されるだろうし、路面電車もできるだろう。
それにしても、貧民街の開発が急ピッチで進んでいるようだが、ここを出された?人たちはどこへ。
五輪パークを一望できる建物で、エラスモ・アルダ・マイア氏(五輪パークのゼネラルコーディネーター)から、あと2年に迫った施設整備や都市計画などの説明を受ける。
「リオデジャネイロ五輪は、南半球で初めての五輪。多くの成果をもたらしてくれる!」
「近隣諸国にも、勇気と誇りを与えるし、そのためにも、成功させなければ!」
「五輪は新たな街づくりの起爆剤となる!」
「新たなスポーツ文化をブラジルに根差したい!」
「ワールドカップもいろいろ言われていたが、いざ始まったら施設も運営も問題なく、賞賛を受けている。リオ五輪もきっとそうなる!」
「税金を使うので、政治家がしっかり説明責任を果たしてくれなければ!」
などなど。
質疑応答を通じてわかったことは、
「ブラジルはソチともロンドンとも違う。ブラジルらしい五輪を開催すべき!」
という信念。
ブラジルと日本とは、国交樹立120年を超える、遠くて近い国。
「2016のリオ、2020の東京。いずれも成功して初めて五輪ムーブメントの成功であり、両国の成功。一緒に頑張ろう!」
と固い握手。
でも、五倫パークを一望するこの建物から見渡せる広場には、まだ水泳・飛び込み・水球競技場しか建設されていない。
・・・・間に合う?
終了後、市内のレストランへ。
ブラジル郷土料理。
ビュッフェスタイルにもかかわらず、なぜか、お寿司があった・・・
ブラジル人にも大人気のお寿司。
ガリがまた、美味しかった。
わさびも醤油も、たっぷり用意されていた。
焼きバナナがまた、美味しかった。
満足。
昼食後、いったんホテルに戻り、お昼寝50分。
午後2時、再出発。
2時半には、ブラジル五輪委員会&リオ五輪組織委員会のビルに到着。
ここで3階の貴賓室に通していただき、まずはラズマンIOC委員&リオ五輪組織委員会副会長にご挨拶。
大の日本びいき。
松平さんなど、ミュンヘン五輪金メダル組の活躍が話題に。
「ブラジルのその後のバレーボールの発展は、日本のおかげだ!」
と。
午後3時、ヌズマン・オリパラ組織委員会会長が笑顔満開で登場。
さっそく、今回の訪問最大のミッションを伝える。
「森喜朗組織委員会会長と、岸田外務大臣からのメッセージをお伝えする。ぜひとも、来年3月末までに、ヌズマン会長は訪日してほしい。外務省が渡航費も宿泊費も面倒を見る。この時期に訪日いただくということの意義は極めて大きい。ブラジルとの友好の証であり、2016リオ&2020東京の両オリパラ大会の成功を祈念することになる。ぜひ、来日し、東京は日本各地を訪れてほしい!」
と。
しばし考慮の上、力強く、
「わかった、日本へ行く!」
と快諾のご返事をいただく。
あとのスケジュール調整は、高瀬寧リオ総領事にお任せ。
良かった、いいご返事をいただけて。
午後3時45分、いったんホテルに戻り、ご機嫌気分でウォーキング30分。
午後5時半、ホテル再出発し、リオデジャネイロ総領事公邸へ。
ところが大渋滞につかまり、到着したのは午後8時45分。
ふぅ、。3時間以上かかってしまった。
高瀬総領事、お待たせして申し訳ない。
1時間半も遅れて、現地情勢報告を兼ねた会食。
高野総領事、近藤主席領事、桑野副領事同席。
2016リオ大会成功に向けての情報交換。
午後11時過ぎ、お開き。
ホテル帰還は、午前様。
お疲れ様でした。
いよいよ明日は、フランス対ドイツの準々決勝戦