3時43分起床、ニュースチェック。

昨日の党首討論、海江田さんは、痛いところをつかれた。

「民主党の集団的自衛権見直し論は、どういう立場なのか?」

と安倍総理に切り替えされて、ぐうの音も出なかった。

日本を取り巻く安保環境の変化を踏まえ、いかに対処すべきか、の議論を積み重ね、方針を決めること・・・・は、国政を担う上での基本的な立ち位置。

外は雨。

梅雨。

おりんさんが昨日作ってくれた野菜スープがことのほかおいしかった。

そのことのお礼を込めて、学校に送ってから、国会へ直行。

午前8時、教育再生実行本部。

遠藤本部長の下で、これまでの成果を確認したうえでの、これからについての議論。

「教育再生の目標が、予算獲得のための理由づけになってはいけない!」

と、ごくごく当たり前の議論が出てきた。

国民に自信と誇りと希望を取り戻すために、理論的なバックボーンこそ教育であることを皆で確認。

「なぜに経済再生と教育再生が安倍内閣の二本柱なのか!」

という理念を具体化していくことこそが重要。

9時半、政調の肥塚さんと「認定こども園事情聴取」について事前調整。

認定こども園協会から、子ども子育て支援新制度や現状のお話を伺うとして、その議論の場をどこにするか、を調整。

10時、文部科学省の内藤児童生徒課長と意見交換。

性同一性障害者の調査結果について。

なかなか実態把握は難しかったが、このたび、一定の条件のもとで、現状把握の調査結果が出た。

さぁ、これからどうするか、だ。

「まずは、専門的なお医者さんに受診をお勧めすることだね!」

と、ごくごくあたりまえのガイダンスが必要。

しかし、性同一性障害について詳しい精神科医や泌尿器科医や整形外科医は少ない。

「ここは、厚生労働省と連携して、性同一性障害に詳しいお医者さんが、全国のどこに誰がいらっしゃるのかの情報を、文部科学省がきちっとつかむことですよ!」

と連携を促す。

人権問題。

10時半、森岡スポーツ振興課長来訪。

地域スポーツ拠点づくり事業の今後について意見交換。

本来ならば、「スポーツで地域活性化」を旗印にして、10年も補助金を出し続けてきたのだから、

「これからも支援を継続してください」

というのは、スポーツの自主性という観点からは、おかしい。

そうは言うものの、せっかく根付いてきた全国大会の拠点を、もう一切支援できませんというのも、忍びないところ。

というわけで、サンセット方式で救済することに。

当該自治体や、競技団体関係者の奮起を促したい。

11時、文化庁の河村潤子次長来訪。

オリンピックと文化事業、について意見交換。

オリンピックの開催時に、当該国は、全国で文化プログラムを展開することは、IOCのルールでもある。

ぜひ、骨太の方針でも、文化事業の全国展開を柱に入れていただきたいところ。

正午、清和会昼食会。

午後1時45分、党本部総裁室。

北信越ブロック5県の県連会長が集められる。

0増5減に伴う定数減問題対策。

「福井県が、衆議院定数1減となる。ブロック比例の単独枠を与えてもらえないか。月曜日の役員会には報告したいので、みなさんに了解をいただきたい!」

と。

福井県の山本拓県連会長がいるので、率直に申し上げる。

「私の一存で返事はできない。県連幹部と協議のうえ、明日のうちに返事します。福井県は、マニフェスト政権交代選挙の厳しいときにも小選挙区は全員当選して復活当選枠を提供してくれた。同志が生首を切られる話でもあり、協力したい。しかし、県連組織や当該小選挙区の代議士にも確認してからにしてほしい。ただし確認がある。未来永劫の比例単独ではありませんね?」

と申し上げる。

石破幹事長からは、

「党の原則は、比例単独は2回までです!」

と。

さっそく、石川県連の木本幹事長、福村会長代行、佐々木はじめ代議士、北村茂男代議士に報告をする。

木本幹事長は、

「明日の9時半から役員会があるから、報告します!」

とさっそく対応してくださる。

福村県議も、

「やむをえまい」

と。

佐々木、北村両代議士は、

「県連と党本部方針に従う」

と。

明日の午後には、幹事長に報告できそうだ。

午後2時半、ワールドカップ・リオデジャネイロ視察事前打ち合わせ。

萩生田代議士、鈴木望代議士(維新の会)、JSCの菅井さん、党本部の鮫島さんが視察団。

自民党は、オリパラ実施本部から経費は出るのだが、維新の会の鈴木さんは「自腹」なのだとか。

・・・・五輪成功に向けての現地視察とスポーツ外交なのに、自腹はないんじゃない?

他党のことではあるが、ちょっと理不尽。

午後4時、放課後児童クラブに公的支援を拡充する議連。

① 子ども子育て支援新制度における学童保育の拡充

② 放課後子どもプランと学童保育一体化の安倍方針

③ 来年度予算要求の方針

について意見交換。

4時半、第14回スポーツ庁設置PT。

とりまとめ。

共産党の宮本たけし代議士と、JOC橋本聖子強化本部長より、異論あり。

「拙速に決めるべきではない」

「スポーツ界関係者の合意を」

「派遣と強化は一体ですべき」

これに対し、遠藤座長より、

「来年の4月1日からスタートをめざし、半年かけて議論してきた。有識者会議の議論も7回、この設置PTも14回目。そろそろ報告書を取りまとめてスポーツ議連に報告したい。今後とも、意見を言う場面はあるので、異論があったことも付記して、報告書としたい」

「JOCにご理解いただきたいのは、何もJOCから強化を取り上げるのではないということ。競技力強化のための公的資金(国庫補助金・toto助成金・基金からの支援金)の配分については、新たな独法に一元化して競技団体に直接渡します。その際の配分に関わる知見はこれまでのJOCのノウハウを活用します。公的資金を扱う以上は、法的に説明責任とコンプライアンスが求められる独法からでないと、認められません。JOCや競技団体が絡む不正経理やハラスメント問題など、長年の懸念にJOCは適切に答えてこれませんでした。民間団体に公的資金を一元化して配分権を渡すことはできません!ご理解ください」

「JOCが独自財源で行う強化まで、独法に一元化するわけではありません。」

と答弁あり。

午後7時半、文部科学省石川県人会。

森喜朗先生も特別ゲストとして参加され、にぎやかに故郷の発展を語り合う。

金沢大学の山崎学長をはじめ、県内の教育関係者も多数参加される。

私からのご挨拶では、

「今回の五輪施設見直し問題は、森先生が会長なればこそ。計画通りにすべてやれというものではなく、開催地の諸般の事情を総合的に判断し、変更すべきは早めにJOCに報告したうえで、よりよく変更すべき。でないと、かつてのアテネ五輪や2016年のリオ五輪準備遅れの二の舞になりかねない。そこには、国民感情や都民感情、そして財政的な問題が絡む。東京都の計画では、10施設も仮設の視察があったり、あるいは公共事業の入札不調のあおりを受けて建設費高騰が見込まれている。そういう厳しい情勢を事前に察知し、手を打ち、IOC幹部とも交渉できるのは、よっぽどの政治力と交渉力がないとできない。IOCやIFと交渉しながら、日本国民が納得できる状況を作り上げなければならない。オールジャパンで一人でも多くの国民に参加していただくためにも、五輪施設建設は、見直しも辞さず、よりよい環境整備を期待したい。」

と指摘させていただく。

「おまえ、何も言ってないのに、よくわかったな?」

と森先生がおっしゃるので、

「昨年12月にギリシャに視察に行ったときに、同じような状況がありましたよ。アテネ五輪では施設整備の準備が遅れに遅れ、IOCの指摘を丸呑みしたその結果、財源を使いつくし、結局赤字国債を発行し、大赤字が残った。それが今日のギリシャの財政危機につながったと。日本はギリシャの二の舞にならないとは思うけど、よくよくIOCともよく調整したほうがいい、とアドバイスをうけました。日本も、足元を見ながら、必要な計画変更は早めにすべきです。そういう直観と交渉能力は、森先生じゃないとできませんよ。頑張ってください。蔭ながら応援していますから!」

とも申し上げる。

やはり、招致段階の計画を後生大事に守り抜くのではなく、現状認識を的確に、見直すべきはきちっと見直し、財政に穴をあけないようにしなければならない。

午後10時終了。

「砦」でラーメンを食べて、帰宅。