5時14分起床、ニュースチェック。
おりんさんを学校に送り、国会へ。
8時、議員会館の遠藤利明先生のお部屋へ。
スポーツ庁設置にむけて、論点整理。
・ 機能
・ 組織(内閣府か、文部科学省外局か)
・ 省庁連携(スポーツ政策の一元化)
・ 強化補助金(10/10か、2/3補助か)
・ 振興補助金
・ 2020オリパラ東京大会に向けて特別必要なこと
・ JOC、体協、JSC、NTC、JISS、JPCなどとの役割分担
・ スポーツ団体のガバナンス
などなど、見解をまとめる。
まとまらないところは、まだ両論併記。
今月中には、有識者会議の報告を受け、スポーツ庁設置PTとしての報告書をまとめたい。
午前9時、憲法審査会参考人質疑。
憲法改正手続き法改正案について。
・ 投票権18歳引き下げ
・ 公務員の政治的中立性確保
など。
公選法における国政選挙投票権18歳引き下げと、民法における成人年齢20歳の引きさげとについては、持ち越しの部分も。
成人年齢の場合は、契約の独自承諾なども絡むので、慎重にすべきだが、投票権の引き下げは、必要ということで合意。
公務員といっても、国家公務員と地方公務員の違いをどうするか。
自衛官や警察官や教員など、政治的な活動を慎重にすべき公務員はどうするかなど。
議論は煮詰まる。
正午、清話会昼食会。
安倍総理のGW中の「積極平和外交」について、町村会長より、評価あり。
午後2時、憲法審査会再開。
しめくくり質疑。
質疑終局後、共産党のみ、反対討論。
午後4時、採決。
7会派の賛同を得て、可決。
午後4時から6時半まで、第11回スポーツ庁設置PT&第6回有識者会議。
・ 普及について、日体協からのヒアリング
・ 普及と強化について、日本障碍者スポーツ協会からのヒアリング
・ JOCやNFのガバナンスについて、境田弁護士と、浅川JADA理事長よりヒアリング
ドーピング検体について、浅川理事長の報告でくすっと笑った部分。
「ドクターって、意外と注射が上手ではないんですよ。」
「1000検体のうちほとんどが尿検体です。血液検体は、わずか10数例です。しかし、これからは、血液検体の調査もIOC(WADAから)求められます!」
と。
尿検体ならば、しつらえをすれば、まぁ、どこでも採尿できる。
しかし、血液検体となると、血液採取は「医療行為」であり、医師と、医務室のしつらえが必要となる。
これは大変だ。
医療法・医師法の改正をしないと、国際スタンダードをクリアし、五輪開催をできない。
(看護師単独での採血や、抜き打ち検査への対処等)
「それ、はやめに政府提出法案で対処しなきゃね!」
と、確認する。
出席国会議員やスポーツ関係者と、報告書整理に向けて意見交換したが、JOCの対応が、ちょっと微妙であった。
「スポーツ庁設置」
という、100年に一度の大変革のタイミングを、いかにスポーツ界にとって有益に生かすかの時が今。
にもかかわらず、室伏問題(IOCアスリート委員選挙違反で敗退)のときも、全柔連パワハラ問題のときも、競技団体不正経理問題のときも、だれも責任を取らなかった。
弁明は、まぁ、わかる。
だが、統括団体のガバナンスの面からみれば、お粗末極まりない言い訳。
というよりも、組織を俯瞰してなすべき業務を絞り、戦略をたて、全体をリードしていくというリーダーシップに欠けている。
そもそも、プロがいない。
各競技団体から選抜された「ボランティア理事」を支えている事務局も、あまりの業務量の多さに、仕事をこなすことで精一杯。
ここはなんとか、仕分けすべきところであろう。
JOCは、
① オリンピックムーブメントの教育、普及
② IOC主催大会等、12の国際大会への派遣業務
③ 派遣する12大会でのメダル獲得に向けての選手団強化・環境整備
に特化すべきだろう。
竹田会長のほかにも日本人IOC委員を増やすことや、IOC委員との日常的な人物交流の促進など、渉外活動にも、もっと戦略的に取り組むべきだろうし。
そんな過程で、IOC職員として日本人を送り込んだり、IF役員やIF職員に日本人を送り込んだりという国際戦略立案・情報収集は、JOCでこそ、やらなければならない任務ではないのか?
その任務をやりきる専門的な職務を遂行できる理事や職員は、JOCにいかほどいるのか?
ましてや、東京五輪組織委員会に、JOCから人材を持って行かれている現状、今こそ、組織・機能全体を見直して変革の時ではないのか?
そう感じる。
今日でほぼ、ヒアリングを終えた。
来週には、報告書をとりまとめる段階に入りたい。
なんとしても、今国会中の取りまとめを成し遂げたい。
午後7時、教育再生実行本部懇親会。
遠藤本部長を軸に、これまでの関係者が集い、意見交換。
午後9時、お開き。