4時32分起床、ニュースチェック。

どう考えても、ネット保育、おかしい。

ネットに登録して、シッターをマッチングして、保育サービス。

・・・子どもは一時預かりの荷物ではない。

保育の理念が曲解された事業と言わざるを得ない。

自分の子供を預かるわけだから、安全で安心のサービス事業であることが大前提。

そもそも、見知らぬ人に泊りがけで子供を預ける親の心理がわからない。

ネット保育のこの事業は、許認可制でもなんでもないところがまた胡散臭い。

ベビーシッターなら家に来てくれるのだろうが、それが高いからか?

そもそも、保育ママ制度は、資格を持った保育ママが、責任を持って預かる制度のはず。

・・・聞けば、今回の事件の事業者は、厚生労働省も知らない無認可事業であり、どう見てもブラック保育。

いよいよ平成27年度から子ども子育て支援新制度が始まろうというこの時に、こんな保育事業者がまかり通っているということへの非常ベルのような事件。

とても悔しい。

9時より、文部科学委員会。

一般質疑。

終了後、教科書無償化法の趣旨説明。

お昼、第6回 雇用問題調査会・過労死防止WT。

事務局案について、説明。

とりわけ、定義について、あらたに薗浦案が出てきて、両方を審査。

事務局案には概ねご理解をいただく。

しかし、定義や法案名について異論あり。

「できるだけ労災認定基準を原則として定義すべき。しかし、調査研究の対象は、疾患にかかわらず、広い定義としてはどうか?」

「狭義と広義の定義が存在することは、わかりずらい。整理してはどうか?」

「この法律が、現行法制度や民事裁判に直接影響を与えないことを明確にした法案名にしてはどうか?」

などなど。

そもそも、調査研究を主眼とする法律。

その調査・分析・研究の結果、必要とあらば財政上・税制上の措置を取るという、2段階論の法律となっている。

それに、法施行後、3年後の検討規定もある。

さらに、毎年白書に実態報告をすることになっているし、協議会設置で、有識者や当事者家族などの意見も拾い上げることができるようになっている。

あともう一息、といったところか。

「さらに事務局案を詰めること」

「本日の資料と、定義の論点について、超党派議連に報告すること」

の了解をいただき、来週か再来週に第7回を開催することに。

ここで論点整理ができないと、条文化もできない。

その論点整理を議連代表にご理解いただかないと、議員立法も超党派でまとまらない。

正念場。

午後1時、全国史跡保全整備市町村協議会の井上会長(太宰府市長)がお見えになり、相談。

今年は、10月7日に愛媛県宇和島で全国大会が開催される。

その準備。

午後1時半、公定価格について、蝦名幼児教育課長と打ち合わせ。

午後3時半、武藤敏郎さんの講演拝聴。

テーマは、「高齢化社会と社会保障と財政」

いくつか質問させていただく。

① 社会保障ばかりに税や保険料の負担が重くなると、政策的経費に財政が使えなくなる恐れがある。そこで、個人金融資産を活用するために、ゼロ(金利)国債(無利子非課税国債)の発行は、経済にもインパクトを与えると思うがいかがか?使い道は、借金返済のための財政健全化と、国家的プロジェクトによるインフラ整備、防災対策など。

「・・・現状では、我が国は国債消化に全く問題ないわけですよ。無利子非課税で国債を発行しなければならないほど、日本は国債消化に困難があるのではないかと評価されることになります。それがいいのかどうか・・・・」

と。

ふむ。

② 生活保護の適正化が必要だと思っています。このままほっといては、社会保障よりも生活保護を当てにするようになってモラルハザードを起こします。生活保護行政を適正化するための方策をどう考えるか?

「・・・やはり、サステイナブル(持続可能)な社会保障制度に誘導して、安心感を与えていくしかありませんね」

と。

うむ。

夕方、自宅に戻り、ジョギング1時間。

まだ肌寒い。

晩御飯は、餃子。