午後2時半、再出発。

氷上競技の選手村視察。

こちらで下村文部科学大臣と、合流。

選手村でお土産の手袋を買っていたら、偶然、目の前に現れた下村さん。

「あれ!」

「あれ?」

と、お互いびっくりして、笑顔で握手。

「いや~~、凄いね、選手村」

「よくこれだけの施設つくりましたよね、さすがロシア!」

と、感想を言い合いながらお土産物屋の外に出ると、そこに現れたのが、黒岩彰富士急スケート部監督。

専修大学の体育会の同級生。

「あきら、太ったなぁ、また・・・」

「はせもな!」

といい合う間柄。

お互いもう今年は53歳になる、イイおっさんだが、こうして五輪選手村で語り合える幸せよ。

練習に向かう黒岩監督をお見送りし、シャトルバスに乗って日本選手村へ。

バスの停留所には、竹田JOC会長ご夫妻がお待ちいただいており、選手村2階のミーティングルームでは、残っていた選手が整列して大臣を出迎えてくれていた。

五輪の緊張と開放的な空気に触れた下村大臣も、いたく感動し、すばらしいご挨拶のスピーチ。

選手村内を視察させていただくと、橋本聖子選手団長の部屋のドアには、セクシーなアイコラ画像とともに白板が。

これに気の利いたコメントを寄せる選手団のみなさん。

さすが、選手団長の気の利いたメッセージボード。

さっそく「闘魂 男前」とメッセージをしたためる。

会長の部屋では、しばし、雑談。

メダル獲得の見通し、都知事選挙の行方、追加種目、スポーツアコード、トーマス・バッハ路線、そして2020組織委員会の役割などなど。

五輪選手団用の公式コートまでお土産にいただき、感謝感激。

視察後、お隣のオリンピックビレッジに移動。

ここで改めて、JAPANハウスへ。

午後7時半、フィギュアスケート団体戦へ。

女子SPで、浅田真央選手、登場。

緊張のせいか、冒頭のトリプルアクセルで転倒。

シーズンベスト(73点台)には程遠い64点台。

ロシアの新鋭、そしてイタリアのコストナーに次いで第3位。

しかし、それでも上位5か国内に滑り込み、決勝ラウンドへ。

決勝ラウンドのフリーは、町田選手と鈴木選手がそろう。

なんとか逆転で、銅メダルに滑り込んでほしい。

そう願いながら、ペアの演技も拝見。

本日の試合終了後、外に出ると、おお、聖火が赤々と、というかごうごうと音を立てて燃えている。

記念撮影をしている、そこに通りかかったロシア美女が、話しかけてきてくれる。

おおおおおおおおお!

昨夜、開会式で隣り合わせて仲良くなった、ナターシャ。

偶然にも、組織委員会の仕事をしているボーイフレンドと、帰り道だということで、ばったり出会った次第。

こんな偶然も、世の中あるもんだ。

「昨日はちゃんと帰れたかな?」

「あれから20分後に、なんとかボーイフレンドと鉢合わせして、ちゃんと帰れた!」

と、ナターシャもおかしそうに嬉しそうに報告してくれる。

これもまた、五輪の奇跡?

「6年後の東京五輪には、ぜひ、二人で来てください!」

と、東京五輪のピンバッジをお渡しし、記念撮影。

うれしいなぁ、こんな偶然が続くなんて。

これも五輪の聖火のご利益?