午前7時起床、めずらしく、のんびりとした朝。
さっそくニュースチェック。
森先生、組織委員会会長を内諾したようだ。
次は、事務総長人事をはじめ、森先生の意向を受けた人事ができるかどうか。
全力で森体制を支えたい。
目標は、
① 2019ラグビーワールドカップと2020東京オリパラ大会の連動で、スポーツ文化を日本に根差すこと
② スポーツフォートゥモロー事業の国内外への展開
③ オリンピックレガシーの浸透
④ 日本代表チームの強化
⑤ 障碍者スポーツの基盤整備
⑥ 五輪施設整備と、財政的支援
⑦ 計画通りに、確実に五輪を開催すること
⑧ 東北復興五輪とすべく、6年後に向けて復興を加速化すること
だな。
午後1時、国立競技場へ。
渋谷から山手線に乗り換えるところで、すでに、星稜高校サポーターと遭遇。
空は晴れている、心は弾む。
高校サッカー決勝戦。
千駄ヶ谷駅で降りると、長蛇の列。
列の流れに沿って国立競技場へ。
途中で、焼きそば大盛り2個と、タコ焼き2個と、缶ビール購入。
競技場入り口で、金沢の知り合いに、
「馳さん馳さん、チケットない?」
と声をかけられる。
「え~~~、残念、余分には持ってないんですぅ・・・」
とお答えするしかない。
そう、今日は、ソールドアウト、チケット売り切れ。
申し訳ありません。
会場内に入り、星稜高校側の観客席へ移動。
番号でいえば、16~17~18あたり。
たどり着くと、そこはもう、臨時同窓会状態。
次から次へと、懐かしい顔があちこちに。
「馳さん、ここに座らんか!」
と、座席を3席確保してくれていた同窓生。
ありがとうございます。
通路前のその席に座っていると、同級生やら教え子やら、次から次へと顔見知りに会い、気持ちは高校生にタイムスリップ。
懐かしい。
そして、午後2時05分、キックオフ。
・・・・
正直言って、富山第一の選手のほうが、足元の技術は上手だ。
こりゃ、大丈夫かなぁ・・・
と心配しながら展開を見守ると、なんと、前半、PK獲得。
これを確実に決めて、試合の流れをつかむ。
でも、富山第一の3番、竹澤選手のにくいばかりのテクニックと試合勘に、
「あいつ、すげぇなぁ・・・・」
と、星稜席からもため息が漏れる。
すると、情報通のOBが、
「竹澤君は、白山市出身で、富山第一でただひとりの県外選手だよ!」
と教えてくれる。
県外選手が多い星稜高校から見れば、確かに、「地元色」の強いチームかも・・・・
そんな不安を感じながらも、応援席は盛り上がる。
ハーフタイムで、竹中副知事や、木下県教育長や、山野金沢市長や、横越金沢市議会議長へとご挨拶。
後半、さらにどんぴしゃりのヘディングで、追加点。
そして残り10分を切り、2-0でリード。
(逃げ切ってくれ)
誰もがそう思ったはずだ。
そこからが、富山県人ならではの「粘り」が発揮された。
足の止まったキャプテンの寺村を交代させた直後、ゴールを決められた。
やな予感。
そして、アディショナルタイムで、運動量の落ちない竹澤選手に反則を誘発され、まさかのPKを与えてしまう。
このPKを確実に決めた富山第一のキャプテン。
それを控え席から呆然と見つめる寺村・・・・
湧くに湧きあがり、大トヤマコールの富山第一観客席。
言葉を失う星稜観客席。
これが、勝負なのか。
流れは取り返すことができず、せめて、ゴールポストを叩くシュートのみ。
延長後半、スローイングからの強烈なシュートを決められ、万事休す。
喚起の富山。
うなだれる石川。
勝負は非情だ。
でも、でも。
だからこそ、スポーツ。
ノーサイドのホイッスルで、敗退が確定。
富山第一優勝。
星稜は、準優勝。
観客席で呆然と立ち尽くしながらも、ここまで連れてきてくれた星稜イレブンと河崎ちゃうねん護監督に、感謝。
情熱と感動を、ありがとう。
国立競技場最後の高校サッカー。
その決勝戦。
夢を観させてくれて、本当にありがとう!
ドラマには、続きがある。
河崎監督、今日が最終回ではありません。
新たな歴史を作り始めるスタートです。
新しい国立競技場で、必ず頂点を勝ち取れるように、これからもがんばってください。
新チームに期待しています。
星稜ファミリーを国立で一つにしてくれて、本当にありがとうございます。
終了後、渋谷で、「ねぎしタン焼き定食」を食べて、電車で帰宅。