移動3時間半後、近鉄奈良駅到着。

荷物を引きずるように、旅館「南都」到着。

ご主人へのご挨拶もそこそこに、唐招提寺へと向かう。

午後3時、唐招提寺にて、合流。




日本文学風土学会、冬季踏査。

本日は、平城京跡をスタートだった。

秋篠川に沿って南下。

その途中、唐招提寺でようやく合流。

金堂、講堂、鑑真和上御廟など、ゆかりの建物を拝観。

及川先生や近藤先生、そして石黒先生からもご指導いただく。


       (及川先生)

そしてもう一人、珍しい仲間が。

大阪府のとある高校の綾井教頭先生。




専修大学レスリング部の後輩。

大変優秀な成績で小山ゼミを卒業した、まさしく文学部国文学科直系の後輩。

「まだ授業やってるの?」

「残念ながら、教頭は授業どころではりません」

「そうだよなぁ、大変な管理職だもんなぁ・・・・」

「教員の人口構成からいっても、なかなか、ポストの無い職域ですから、なれなくてあきらめて辞めちゃう人もいるんですよ、大阪じゃ・・・」

などなど、教育現場の大変さを、いろいろと教えていただく。

唐招提寺から裏道を抜けて、薬師寺方面へ。

大和路を歩く クリスマス。








沈思黙考・・・のはずが、街道沿いには「まぶちすみお」代議士のポスターがペタペタ貼られている。

機になるなぁ・・・・

馬渕さん、このポスター、ずいぶんと色あせてますよ。




そろそろ張り替えないと、おとなりの女性県議のポスターに、迫力負けしてますよ!

薬師寺手前から左に折れ、秋篠川沿いに南下。

富本銭出土跡地の九条運動公園を左に眺め、薬師寺西塔や修復中の東塔を右手に眺めつつ、歩く。




歩くこと2時間。

本日の最終目的地、羅城門跡地公園に到着。

夕やみ迫る大和郡山市。




パトカーの警戒監視の中を、歩いてきた甲斐があった。

石碑に往時をしのぶ。

「いにしへの 奈良のみやこの 八重ざくら けふ九重に にほひぬるかな」




「あをによし 奈良のみやこは 咲く華の にほふがごとく 今さかりなり」



「あまの原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでしつきかも」

ご当地にて本日の踏査終了。

ところが、旅館に戻るための公共交通機関がなく、しばし立往生。

そこで、新型ハリアーを販売しているトヨタ店の受付にお邪魔し、タクシーを三台読んでいただく。

さすが天下のTOYOTA。

10分後にはタクシーの迎えが到着し、分乗して旅館南砺に帰還。

午後6時半、沼津商業高校の平田先生より「春鹿」の差し入れをいただき、学会員皆でカンパイ。

感謝。