4時起床。

アパ発行の月刊誌、アップルタウン連載「第162回永田町通信」原稿執筆。

テーマは、スポーツ外交。

今日中に書かないと、締め切りに間に合わず、毎度のことながら、焦って原稿に向かう。

およそ1時間半、何とか書き上げる。

午前7時、チェックアウト。

ケンピンスキーホテルよ、ありがとう。

鈴木公使、石田代表、牧野派遣員のお出迎えをいただき、空港へ。



空港で、お土産のチョコレート購入。

スイスのチョコ、種類が豊富。

クリスマスシーズンゆえか、サンタさんのチョコが売れていた。

午前9時、ジュネーブ発ルフトハンザ機LH3159。

10時15分、あっという間に、ドイツのデュッセルドルフ到着。



デュッセルドルフ総領事館のお出迎えをいただき、市内へ移動。

相馬首席領事、小田派遣員、そして、米山副領事。


「あれ?米ちゃん、どっかでお会いしましたよね?」

「ウィーンで、経済団体の方々との会食の通訳をさせていただきました!」

「そうだった、あの時は、ちょっとお酒も入って、経済界の本音トークに、ずいぶんと情報をいただいたんだよね!istanbulが勝ってもドイツが公共事業で潤うだけだとか、トルコの移民は働きすぎだとか、オスマントルコの制服は忘れないとか、ハプスブルク家の恨みは忘れないとか、スペイン王室の金銭&女性スキャンダルとか、なんか、日本のワイドショーネタみたいだったもんね!」

と思い出し笑いすると、苦笑いの米山さん。

「でも、米ちゃん、髪の毛切って、ひげ生やして、カッコよくなったね。俳優さんみたい!」

「いやいや、ちょっと、童顔を気にしてまして・・・」

などなど。

4月のこのオーストリア&ウクライナ出張から本格的な招致活動に入ったわけで、あれから8か月。

ずいぶんといろんなことがあった・・・・感慨深い。

移動中、運転手のボスマンさんにも、五輪ピンバッジ贈呈。

11時、デュッセルドルフ日本人学校表敬訪問。



黒木校長にご挨拶。

「宮崎県出身ですよね?」

「え、そうですが、如何してわかったんですか?」

「その顔つきに、宮崎地鶏をつまみに焼酎を飲んでそうな雰囲気、ましてや名前からして、宮崎県です」

・・・・とうわけで、大学時代に「名称」についての卒論書いてて良かった。

福島県出身の佐久間校長先生とともに、お二人とも文部科学省からの派遣教員。

丸紅出身の木田事務局長も加わり、話題はやっぱり予算削減のあおり。

小泉政権時代から、海外の日本人学校の人件費が減らされてきている。

子どもの減少以上に教職員の人件費が減らされており、ただでさえ専門的な人材確保に困難を伴う在外教育機関として、なんとかしてほしいとの叫び。

ご主張はごもっともであり、今後の改善をお約束してから、校内視察。






お給料が減らされているとはいえ、そこは教職員のプライド。

どの先生方も、すばらしい授業をされている。

子どもたちの表情も安定しており、いろんなトラブルはあるものの、総じて活発な日本人学校といえよう。




九九の計算テストをする2年生、休み時間にピアノを弾く1年生の女の子、跳び箱のテストをする3年生、廊下を走ってぶつかりそうな4年生、地理の授業中の中学1年生、方程式に真剣な中学2年生・・・・

どの顔も、この顔も、一生懸命だ。

途中、PTA協議会のミーティング中のお母さん方にもご挨拶。

この緊張感、日本とまるで変わらない。

いいなぁ・・・・

改めて思う、在外日本人学校の教育予算、なんとしても、満額確保できるように応援しなければ、と。

予定時間を超過して、欧州でも最大規模のデュッセルドルフ日本人学校を後にする。