先日、プロ野球のドラフト会議があった。

スカウトされたみなさん、おめでとうございます。

でも、この時期になると、もう一つの人事ニュースは、戦力外通告。

「まだできる、でも職がない」

契約を解除された焦燥感は、想像を絶するはず。

スポーツで頑張ってきた人間が、プロ引退を迫られたとき、その後の人生をどうするか?

「自分は何で稼げるのか?」

しばらくは蓄えがあるかもしれないが、いつまでも続くわけがない。

安定的な収入を得るために、何で稼ぐかを考えざるを得ない。

その人生の岐路には、家族もいるわけだし。

指導者になれれば、それはそれでいいだろう。

でも、契約の世界は、無情でもあり、実力の世界。

あきらめも必要だし、再就職の選択は悩みどころ。

「自分は何ができるのか?」

転職の悲哀を感じる季節でもある。

「自分は何ができるのか?」

「自分は本当に役に立っているのか?」

「収入に見合った仕事ができているのか?」

「職場の期待に応えられているのか?」

「自分さえ良ければいいと考えていないか?」

自問自答したり・・・・

ベッドでぐったり寝ていると、おりんさんがそばに制服姿で立っている。

「パパ~~~~~」

「うん?あれ、今日は学校?」

「そう」

「何時から授業?」

「8時55分」

「・・・はい、送っていきます!」

「やたーーー!」

というわけで、期待してたわけね、無言の訴えで。

今朝も雨の中を、学校へ。

大甘のパパなのであった。

帰ってきて午前中は、資料整理と、読書。

おりんさんは11時半には帰ってきて、ママとお出かけ。

「どこ行くの?」

「しもきた!」

「どして?」

「iPhone Ziのカバー買いに行くの!」

「パパを置いてくの?」

「一緒に来ればいいじゃん」

「・・・いえ、パパは12時半から仕事です!」

「じゃーねー!」

・・・・とっとと出かけちゃったよ。

午後1時、代々木の国立オリンピック青少年総合センターへ。

チャイルドライン全国フォーラム2013。

イギリスからお招きしたリバーさんの基調講演(イギリスでの取り組み)。

そして、パネルディスカッション。

「子どもを取り巻く環境の変化と政策」というテーマで、各自10分ほどスピーチの後、意見交換。

パネリストは、荻上チキさんと養護教諭の金子由美子さん。

コーディネーターは神さん。

「どうしていじめは起きるのか?」

という荻上チキさんの分析が、とても参考になった。

「いじめの多いクラスと、そうでないクラスには、明らかに違いがあります!」

「それは、子どもがストレスをため込んでいるかどうかです」

子どもは、何らかのストレスを抱え込んでいると、いじめに走るという一つの分析。

・・・そう、いじめ予防にとって大切な視点。

「ストレスのない人間関係」

「ストレスを減らす学級経営」

それは何か、ということ。

ここで問われる教職員の力量が、コミュニケーション能力だろう。

また、養護教諭として現場にいる金子さんの、日常の子どもの様子についての報告も、勉強になった。

「2学期がスタートし、この時期には部活動の悩み相談が一番多いんです!」

と。

せっかく3年生が引退して張り切っていた2年生の間の前に、優秀な1年生。

「私のほうがまじめに練習し、チームも引っ張っているのに、レギュラーが1年生だなんて・・・・」

という相談。

そんな時、顧問はどうやってチームをまとめるべきか!

ガイダンスカウンセリングの必要な場面かもしれない。

9月28日にいじめ防止対策法案が施行され、10月半ばには国としてのいじめ指針も出された。

現場がいかにいじめ予防や対策に取り組めるか。

そのことを支援していきたい。

「聞き上手で、子どもの心に寄り添う」カウンセリング。

そういうスキルをアップさせていってほしい。

午後6時、羽田空港発ANA。

午後7時、小松空港到着。

7時半、テルメ金沢での、「自民党二塚校下部会」総会懇親会顔出し。

いったん金沢事務所によって、事務所の車を運転して自宅へ。

荷物を自宅において、秘書運転の車で、武蔵が辻へ。

8時半、武蔵が辻の「仙桃」にて晩御飯。

高 仙桃ママとは長年のともだち。

久しぶりにえびマヨや担担麺でカンパイ。

乾杯は青島ビール。

感謝。

お客様でお見えの、フランスからのご婦人と、しばし懇談したり。