「おりんさん、学校は?」

「休校、台風!」

あ、そうだった。

どうりで外がけたたましい。

風の音に怖さを感じる。

自然災害は、どうしようもない怖さを感じる。

シンバルも、風の音と雨の音が怖くて、クローゼットに隠れていたり、布団にへたばっていたりする。

そういえば、タンバリンは、雨が怖くて、いっつも震えていて、パパかママの脇の下に隠れていたっけ。

昨夜のシチューの残りと、冷たいおにぎりを食べてから、国会へ。

風にゆられて車が右往左往。

自民党本部にたどり着き、まずは、お客様と面談。

教育相談。

午前11時、衆議院第1議員会館の第6会議室。

電子書籍と出版文化に関する議連。

いよいよ、来週にも総会を開き、議連の方針を決めることになるので、その準備。

総合出版権の創設を軸に、著作権法改正案の大まかな方針を確認する。

① 電子書籍に対応した出版権の整備

② 出版権者による再許諾(原則不可とし、著作権者の承諾を得た場合に限り、再許諾可とする)

③ 特定版面権(特定出版権の設定を可能とし、総合出版権に統合)

④ 出版者への検知付与は、紙の出版物に関するデジタル海賊版に対して法的に対抗できるだけでなく、実務上も広く利用されるものでなければならない)

・・・もちろん、著作権者と出版者の契約ベースの話になるのではあるが、我が国に根付いている出版文化を尊重する内容とすべきと考えている。

根本的なことは、新たな概念である電子出版権を、どうやって著作権法の中に位置づけるか。

と同時に、実効性のある海賊版対策を法律上位置づけられるか。

河村建夫会長、中川正春会長代行、そして石橋事務局長とともに、ベクトルを探る。

午後1時より、代表質問。

せっかくの国会論戦ではあるが、申し訳ないけれど、野党に迫力がない。

海江田万里さんも、石原慎太郎さんも。

これでは、自民党や公明党内から質問したほうが、総理をきりきり舞いさせられる質問者がそろっていると言わざるを得ない。

民主党は、野田元総理が出てこなければ、税と社会保障の一体改革や、成長戦略と財政再建の両輪の論戦にはならない。

維新の会は、石原慎太郎さんの質問自体が、臨時国会の所信表明への質問としては、ピントがずれていて、ちょっと。

午後5時、新宿にある、某企業訪問。

この会社の社長は、専修大学の法人幹部。

「永田町鳳会(専修大学卒業生国会議員の超党派懇親会)を作りますから、ぜひ、大学側幹部もご出席をお願いいたします!」

とのお願いに、快諾いただく。

浜田、馳、松村、中根、東国原、稲津、小熊、井原。

8名の専修大学出身の国会議員がいるのだから、母校を応援するためにも、大学側との懇談の場を持つべきだろう。

もちろん会長は、一番長いキャリアを持つ浜田靖一さん。

大学役員でもあるこの社長さんには、快諾をいただく。

あとは、スケジュール調整。

11月中に、懇親の場を設定することに。

午後7時、新国立劇場オペラパレスにて、オペラ「リゴレット」鑑賞。

「道化と裏切りの二律背反」という愛のテーマは、現代風の演出で表現されていた。

舞台は、ホテル。

ふむ。

歌唱力に圧倒される。

文部科学省の前事務次官、現在は明治大学特任教授であり、弁護士の清水さんともご挨拶。