6時起床、ホームページにて、汚染水問題の経緯と政府対応を再チェック。

ブエノスアイレスでの汚染水報道やマスコミからの質問が過熱しており、きちんと事実関係を答弁するためのお勉強おさらい。

8時より9時までジョギング。

運河沿いは、朝のジョギングや体操をする人も多く、こういう芝生が街中に普通にあることがうらやましい。

日本も、街づくり計画の基本として、芝生の整備が必要だ。

10時、ヒルトンホテル2階控室にて、記者会見打ち合わせ。

猪瀬都知事、滝川クリステルさん、フェンシングの太田選手、そして、国会議員代表として馳浩。

「馳さんがいると、安心できます。福島問題と汚染水の問題は、よろしくお願いします!」

という招致委員会からの要請を受け、陪席することに急きょ決定。

10時半、記者会見開始。

案の定、質問あり。

猪瀬都知事の後、答弁。

「自民党の福島復興本部の役員として答弁します」

「福島で流通している水も食品も、1ミリシーベルトの100分の1以下であり、全く健康に問題はありません」

「福島第1原発の港湾内の沿岸部に汚染水が漏れていることは事実ですが、その濃度は、国際的な基準に照らしても全く問題ない濃度です」

「政府も国会も、福島県にある困難な問題の一つとして、この汚染水問題に関心を持ち、解決のために取り組んでいます」

「国の責任において、斜壁を建設したりして封じ込めることにしています」

「地下水への浸透も課題であり、数値を公表することになっております」

「法律に基づいて、除染をし、閉じ込めることになっています」

「科学的知見に基づいて、国際的な評価基準に照らし合わせ、福嶋近隣の住民の声を聴いて対処することになっています」

と。

「最初からこういう説明していればよかったのに。どうしておとといの竹田会長の記者会見時に、馳さんが答弁しなかったの?」

と、海外の記者からも言われてしまう。

こういうところが、もしかしたら招致委員会の想定外だったかもしれない。

猪瀬都知事と私が答弁した後は、福島問題も、汚染水についての質問も、なし。

12時、ヒルトンホテルへ。

ロビー活動開始。

・ 柔道のヴィゼール会長と、ご挨拶。

・ FILA会長のラロビッチと、レスリング記者会見のことで、ちょっと打ち合わせ。

・ ウクライナのボルゾフ氏、ロシアのスミルノフ氏と懇談。

・ 北朝鮮の、チャン・ウン氏と懇談。

・ 下村大臣。

・ 久子妃殿下。

・ 安倍総理到着。

・ 世耕官房副長官。

・ 森先生到着。

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続々と有力者がロビーにて話し込む。

午後4時まで。

いったんシェラトンホテルに帰り、午後4時45分、24階に集合し、開会式の招待状をいただく。

5時30分、IOC差し迎えのバスにて、テアトル コロン劇場へ。

6時、オープニングセレモニー開会。

まずは、カクテルタイム。

7時、ジャックロゲの挨拶。

7時半、オーケストラの演奏。

8時、懇親会。

この懇親会が、最後の招致ロビー活動。

旧知のIOC委員や、IF関係者と、あいさつを交わしながら東京開催への指示をお願いする。

オーストリアのヴァルナー氏ともご挨拶。

午後9時半、お開きとなり、またバスで帰還。

シェラトンホテルに戻り、日本からの取材記者諸氏と、ロビーで懇談。

ビールでのどを潤す。

見通しは、三つ巴。