10時より、文部科学部会。

テーマは、高校無償化見直し問題。

与党ワーキングチーム座長として中間報告。

① 公明党から、所得制限を930万円、実施時期を平成27年度からで提案がありました。

② 我が党の見解を議論していただきたいと思い、部会開催をお願いいたしました。

③ そもそも無償化にはわが党は反対でした。高校教育がどうあるべきかの議論をすべきであり、国際人権規約b規約を遵守することが先走る民主党案には、そもそも反対でした。しかし、議論の末、一定の負担軽減策は必要という過程において、所得制限やむなしとなりました。

④ 公明党は、3年前の制度創設の時には、付帯決議をつけて賛成していました。それは、特定扶養控除廃止によって負担増となる通信制や定時制や特別支援学校の生徒の世帯に対する軽減策と、3年後の見直しです。そういう状況を踏まえて、所得制限に議論となりました。

⑤ 公明党は、中間所得層の500万円世帯にまで私立の授業料支援かさ上げをするという理屈で、930万円という線を出してこられました。

⑥ これまでの経緯を踏まえて、意見集約をしたいと思います。

⑦ 今日の意見を取りまとめて、今週末、モスクワ世界陸上に参ります。そこで、公明党の浮嶋さん、富田さん、そしてわたくし、さらに下村大臣がそろいますので、そこで議論をさせていただきます。

⑧ その議論も踏まえて、帰国後の8月21日の午前8時より、文部科学部会を開いて再協議させていただきます。

⑨ 高市政調会長からは、8月中にまとめるように言われておりますので、なんとか、ワーキングチームの見解を今月中に取りまとめて、自公の政調会長にあげたいと思います。

と、申し上げたうえで、意見交換。

「自民党はそもそも、700万から所得制限をするのではなかったか?」

「負担軽減策を拡充するのだから、平成26年度から所得制限をすべきではないか?」

「年度途中に、来年度の募集要項を変更することになるし、周知徹底も必要だから、平成27年度からが妥当ではないか?」

「そもそも、平成26年度から実施する場合のプロセスはどうなのかを、文部科学省に教えてほしい!」

・・・・「9月中に詳細な制度設計をまとめ、10月には閣議決定した法案を国会に提出し、11月には成立させていただき、すぐに地方自治体に具体的な清楚を示して、事務的な準備や条例制定をお願いすることになります!」と、文部科学省のお応え。

3年前の法改正時の混乱をご存じない新議員もおり、これまでの高校無償化法案の取り扱い(公立校は無償化で、私学は支援金制度法案)についても再説明。

もちろん、本日で結論を得るのではなく、モスクワ会談も踏まえ、自民党としての見解を取りまとめ、そのうえで、与党ワーキングチームの見解を取りまとめることに了承を得る。

時間はかかるけれど、しかし、丁寧な議論が必要。

私学にとっては負担軽減策拡充であり、平成26年度に間に合うようにという意見も根強い。


午後は、専修大学レスリング部の夏期強化合宿へ。

佐藤満ヘッドコーチの練習計画の通りに、順調にスケジュールをこなしている学生諸君。

神奈川大学や、花咲徳栄高校や、三次高校や、日体大の3名や、早稲田OBの田中幸太郎選手など、たくさんの参加を得ての合宿。

ここでしっかりと力をつけて、20日からのインカレに臨んでほしい。

インカレでのベスト4以上進出目標は、フリースタイル4名、グレコローマンスタイル4名。

と同時に、すべての選手が実力を如何なく発揮できる大会にしてほしい。


夜、雷雨の中を帰宅。