4時起床、パソコンを開いてニュースチェック。

昨夜の懇談リポートを作成し、関係各所にメールで送信。

早いなぁ。

シャワーを浴びて着替え、午前8時には、グランドホテルを出発。

フロントで、

「シーユートゥモロー!」

とご挨拶ももいろちゃん

そう、明日はここにまた戻ってくるのだった・・・・

オーストリア大使館の田中書記官、伊藤派遣員にお迎えをいただき、初夏のたたずまいの街中を抜けて空港へ。

ラウンジで朝食。

午前10時、OS713便で、ウィーン空港出発。

飛行時間50分、あっというまにブダペスト到着。

本当は、高速列車か車で移動したかったのだが、数週間前に大雨でドナウ川の洪水情報があり、やむを得ず飛行機にした次第。

残念青スジ

ブダペスト到着後、街中の郵便局で、切手蒐集を子どものころから趣味にしている河村建夫先生と合流。

しばし、木陰で、スターバックスコーヒーのアイスカフェオレをいただきながら、一休み。

見上げれば、大聖堂のそば。

現地の大学で医学と音楽を学ぶ若い日本人カップルと、懇談。

一休み後、改築工事中のハンガリー国会へ。

世界で一番美しいと言われるハンガリーの国会議事堂。

引きも切らず観光客の列。

二院制から一院制に改革をしたハンガリー国会。

来年は、さらに国会議員定数を削減して国政選挙に臨むハンガリー。

日本も見習うべし!

観光客にも公開されているルートを、アグネスさんという国会職員のご案内いただく。


12時50分、ハンガリー日本友好議員連盟のホルバット会長&マートン副会長との昼食会。

「2020東京大会を明確に指示する」

と、力強い激励をいただく。

話題はいつの間にかスポーツから女性政策へと移行。

ご多分に漏れず、ハンガリーも少子高齢化。

「ハンガリーでは、女性は出産後、3年間は子育てしなければならない。雇用主は、3年後には再雇用しなければならない。そういう法律がある!」

とおっしゃる発言に、メモを取る河村先生と馳浩の手が止まる。

「さ、3年も?それって、企業の負担が大きすぎませんか?」

とついお伺いすると、やはり、国会議員と日系企業の商工会議所との懇談会では、

「製造業での競争政策の負担をもう少し和らげてほしい!と言われましたよ!」

と。

さもありなん。

理想はそうであろうが、法律で規定し、3年後の再雇用までも義務付けをしては、それは企業負担が大きすぎて、ヨーロッパの他国へ出てしまう恐れありでは?

「ちなみに、ハンガリー国会における男女比は?」

と伺ってみると、

「300人中、15人ほど!」

って、その数字、日本よりも低くない?

「男は外に出て働く、女性は家庭で子育てするもの、それが伝統的なハンガリーの家族観!」

とおっしゃるホルバット議員を、なんとなく白い目で見ている女性国会職員のお二人。

そのお二人の女性国会職員の表情から察するに、・・・ハンガリー女性は、その目に見えない壁と、戦っている・・・・ように思えて仕方ないのだが。

14時、再度、ハンガリー国会見学。

今度は、国会議事堂内まで拝見。

14時半、見学を終了して外に出ると、おお、国会議事堂のすぐそばがドナウ川。

素敵だ!

先週は、堤防のすぐ真下まで洪水の影響があったそうだが、きょうのお天気から察するに、想像だにできない。

それほど、初夏真っ盛りのドナウ川。美しい。

15時、サボー・ハンガリーNOC事務局長と面会。

両国のNOC交流や、2020東京五輪招致問題について意見交換。

やはり、レスリングの五輪復帰問題も大きな話題に。

「ハンガリーにとっても、レスリング競技の存続は、死活問題。オリンピックの存在意義をも問われる問題。何とか、日本も協力してほしい!」

と、逆要望をいただき意気投合。

また、ハンガリのNOCと、日本のJOCの協力関係についても、

「お互いの強い競技同士で、指導者派遣や、合同合宿などの事業を展開していきたい!」

と、力強い提案をいただく。

ハンガリーの強い水球やフェンシングやカヌーやレスリングのグレコ。

日本の強い体操や柔道や女子レスリング。

お互いに協力できそうだ!

16時半、インタコンチネンタルホテル312号室にチェックイン。

旅装を解いて、しばし資料整理。

窓の外にはドナウ川。

・・・・美しい!

19時半、山本大使公邸にて夕食会。

スポーツ関係者をお招きしての懇談会。

22時半、お開き。

インターコンチネンタルホテルへ。