4時起床、パソコンに向かって、資料整理。

毎日記録をつけることも、お仕事の一つ。

資料も、頭の中も、整理。

8時、1階レストランにて、久木留先生、門脇さんと、朝食。

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昨夜のクラブ活動(宴会活動)と、同じ場所とは思えない、静かな朝の空間。

昨夜同席した、マレーシアのイムラン王子様、飲みすぎてたけど、大丈夫かなぁ。

9時、セッション1。
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開始前に、コンベンションセンター会場ロビーで、北朝鮮のIOC委員、チャン・ウンさん(ウィーン在住)にご挨拶。

「チャンさん、初めまして。日本から来ました馳浩です!」

「あ~~はせさん、あなたのことはよく知ってますよ、こんにちわ!」

「光栄です。私も、アントニオ猪木さんからチャンさんのことはよく聞いています!」

「猪木さんには私も2回会いました。力道山の弟子ですね。そしてあなたも!」

と、軽い立ち話ではあったが、なかなかお会いできないチャンさんにごあいさつできたことは、リマに来てよかった出来事の一つ。

セッション1は全体ミーティング。

テーマは、まさしくスポーツフォーオールの実践編。

ドイツや南アフリカでの、地域スポーツの展開について、地域のリーダーより、プレゼンあり。

いずこも、地域にいかにスポーツを根ざしていくかが、大きな目標。

広場と、設備と、スポーツ用具と、そして指導者。

スポーツは自主的な活動であり、余暇の活動。

だからこそ、そのスポーツの効果を地域社会に根付かせることの重要性を謳わねばならない。

それこそがオリンピックムーブメント。

コミュニティとスポーツのかかわりについて、それぞれの国家の取り組みが紹介される。

10時半、コーヒーブレイク。

ヒルトンホテルへと移動。

顔見知りになったIOCメンバーをはじめ、参加者のみなさんとも朝のごあいさつを交わし合う。

スポーツ村の玄関に入った気分。

11時、セッション2。

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昨日、視察に同行したキャメロンさんのセッションに参加。

建築家とスポーツ会議って、違和感があった。

しかし、キャメロンさんの、このコラボプレゼンは人気があった。

まさしく異業種交流の最先端。

北朝鮮のチャン・ウンIOC委員も最前列で熱心に耳を傾けていた。

ニューヨークや、サンフランシスコや、そして石巻での実践例を紹介し、

「街中の空間でスポーツができることが、いかに子供たちの励みになっているか」

「子どもたちの希望こそ、地域社会の希望」

「持続可能な社会づくりに、街中のスポーツ施設は欠かせない」

「スポーツそのものが、町の活動と一体化すべき。そこには、導線が必要」

などなど。

キャメロンさんの事務所が設計施工したスポーツ施設が、子どもたちの笑顔とともにスクリーンに映し出され、参加者も感嘆。

石巻市のボランティア活動も紹介されました。

12時半、ランチミーティング。

水野さん、IOC委員のオズワルドさん(スイス)と3人で、2時間、意見交換会。

14時半、ヒルトンホテルに戻り、久木留先生と、散歩ミーティング。

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お互いのセッションに参加した情報を持ち寄り、日本のスポーツ栄作に活かせないか、あるいは、すでにある日本の政策につながりを持たせられないか!

そこが課題。

① 子どもたちの健全育成

② 非行防止、引きこもり防止、家族愛和のツールとしてのスポーツ

③ 国民総健康社会

④ ジュニアからの一貫指導

⑤ 地域における普及あってこそのタレント発掘

⑥ 街づくり計画とスポーツ

⑦ スポーツ施設と、地域スポーツ施策

⑧ 資格のある指導者配置

⑨ 草の根国際スポーツ貢献

⑩ 文化交流としてのスポーツ

⑪ 障碍者の地域活動参加とスポーツ

⑫ 障碍者のリハビリとスポーツ

などなど。

イギリスのラフバラ大学留学中で、UKスポーツをはじめ、ヨーロッパはじめ世界のスポーツ機関と人脈を築いている久木留先生。

だからこそ、グローバルな視点から、日本社会を論じる政策提言は傾聴に値する。

およそ2時間、散歩しながら、2020東京招致の留意点をも、話し合う。

19時より、リマ市内の関西風日本食レストラン「MAIDO」にて、河野一郎先生や門脇女史を交えて再ミーティング。

偶然、休暇で旅行中の、JADAの長谷川女史も参加。

河野先生の教え子集合、って感じ。

これから9月7日に向けての五輪招致活動のポイント、戦略を語り合う。

ポイントは三つ。

「なぜ東京か、の差別化」・・・世界一の安全・安心・ハイテク・アスリートファースト

「東京物語を、招致委員会メンバーすべてが同じレベルで語ること」・・・スポーツ基本法成立と、財源法改正。新国立競技場の象徴する都市とスポーツ

「情報共有化」・・・JOCの竹田会長、水野副会長のサポート

これに尽きる。

日本食にしては、「MAIDO」の味があさって?なので、早々に切り上げて、ヒルトンホテルのバーにて、クラブ活動。


今夜、リマを離れる河野先生、荒木田裕子さん、そして、韓国のチャン世界テコンドー連盟会長をお見送りして、22時半過ぎには部屋に戻る。

夜風が冷たい。


リマはそろそろ、秋も深まる季節?