0時30分、LAN601便にて、リマ到着。

大使館の大滝書記官にお出迎えいただき、スムーズに、イミグレーションと税関と、通過。

世界経済フォーラムの時期でもあり、厳重な警備。

井上さんだけが、税関で荷物検査に引っかかっていた。

なぜだ??*

フランコという運転手が運転するTOYOTAエスティマ(大使館の車)に乗り、新住宅街のヒルトン・リマ・ミラフローレスホテルへ。

空港からはおよそ25分。

高級住宅街とのことだったが、IOCメンバーが大挙して宿泊することもあり、パトカーや警察官が包囲する物々しさ。

チェックインし、303号室に旅装を解き、パソコンを開いて資料整理。

なかなかパソコンの接続ができない。

こういうのは苦手なんだよな・・・はぁ

明日、井上さんにやってもらおう!

3時過ぎにベッドに入り、睡眠、というか、仮眠。

6時半起床、ジョギングへ。

ホテルを出て、まっすぐ進み、大通りを左折すると、ものの5分ですぐに海岸。

これって、太平洋?!ん?

この海の向こうは日本かい?(あたりまえ)

感動を覚えながら、断崖絶壁の海岸沿いの歩側帯を走る急げ!

小さな公園には芝生が敷き詰められ、簡単なトレーニングマシンも。

軽くベンチプレス。

帰りにドラッグストアで、シェイビングクリームを購入。

本日は、大使館のセッティングによるロビー活動。

まずは9時にロビー喫茶店に集合し、ミーティング。

井上、岩崎、門脇、金子、斉藤。

テラスにはブブカさんが一人で朝食中。

「ブブカさん、おはよう!いい天気ですね!」

「お~~、馳さんもこのホテルでしたか!」

「そうです、明日からのミーティング、よろしくお願いします!」

と、軽くご挨拶。

井上さんにパソコンの接続をちょちょいとやっていただき、感謝。

「なんか、ぐじゃぐじゃっといじってたら、接続できました!」

って、俺なんかぐじゃぐじゃしてもうんともすんともいわなかった
のに。

11時、リマ日本人学校訪問。

元野公雄校長。

児童生徒数 45名。

社団法人 日本文化協会が運営する「日本語教育の学校」という位
置付け。

ペルー国文化庁の認可を受け、学校運営を行っている。

認可は2年ごとに更新手続き必要。

小学1年生から中学3年生まで。

まずは、授業中のすべてのクラス(9クラス)を見学視察。

そのあと、校長室にて要望をいただく。

① 現状では、派遣教員配置が減らされている。9学級に対して本当は9人ほしいのに、今は6名。現地採用講師1名の人件費も負担。9名にしてほしい!


② 教員が減らされ、現地講師を採用して財政は厳しいのに、手当てされていない。生徒減少から収入源。単年度4万ドルの赤字見込み。資産はわずか20万ドル。数年で財政破たんする。補填してほしい。


③ 校舎建て替えの補助金を。築35年で老朽化している。毎年修繕費が負担。改築費用積み立てすら厳しい。


④ 教員は2年目から国費一時帰国(20~30日)が許されている。しかし、航空運賃に係るペルー国内で発生する18%の税金は個人持ち。また、実際は授業料が発生しているにもかかわらず、帰国中は子女教育手当が返還となる制度。改善してほしい!


⑤ 一時帰国人ばかりでなく、帰国時の航空運賃負担税金18%は個人払い。不条理であり是正してほしい。

などなど。

さっそく帰国後に、文部科学省の担当課と交渉してみたい。

そんな要望は世界各国共通であろう。

実態を踏まえ、処遇改善を求めたい。

11時より12時15分まで、体育館にて歓迎会をしてくださる。

全校児童生徒、教職員、そして保護者のお母さん方。

小学校1年生を間に挟み、高学年のお兄さん、お姉さんが学校全体を仕切るという、縦割り教育(世代間交流)の素晴らしい一面が垣間見られる。

給食はお弁当だから、お母さん方も大変だろう。

でも、子どもたちが大切にされているという空気は、すぐに伝わっ
てくる。

こういう日本人学校を、世界のあちこちで、支えていかねばならな
い。

今回、リマを訪問した理由を申し上げ、そのうえで、オリンピック
とスポーツの意義をわかりやすく伝える。

・ ルールを守ること。

・ 言葉は通じなくても、ルールは共通。

・ 友達と仲良くすること。

・ 健康であること。

・ 感動があること。

など。

教員の中にもプロレスファンがおり、久しぶりに逆水平チョップをお見舞いし、大盛り上がり。

最後は、桑田先生の、

「いち、にぃ、さん、ダァー!」

でしめくくり。

何が何だかわからないけど、子どもたちから教職員まで、異様に盛り上がった歓迎会となったようだった。

ま、いっか。

お土産に「日本人学校滞在証書」と「校章旗」をいただく。

お礼に、東京五輪招致バッヂと、オリンピックムーブメント雑誌を

進呈。

感謝。

はせ浩 オフィシャルブログ「はせ日記」Powered by Ameba