4時起床、ニュースチェック。
そして、ペルー出張のパッキング。
「一体いつになったら荷物詰めるのよ!」
と、スーツケースだけ出して何もしないものだから、数日前から妻に叱られていたのだが、ようやく。
直前にならないと行動しないのは、性格。
テスト前の徹夜と一緒?
それでも、几帳面に靴下や下着を折り目正しく丁寧に畳み、テトリスよろしく、パッキング。
朝のシンバル
6時からは、小一時間、近所をジョギング。
少々肌寒い。
でも、走り始めると、さして気にはならない。
小田急線の下北沢駅周辺は、地下化。
電車道は閉鎖されていた。
したがって踏切もなし。
すっかりと空気が変わった。
朝の踏切大渋滞がなく、閑散としたもの。
車の大渋滞がなくなり、けたたましい踏切の警告音が無くなり、落ち着いた街並みに変身。
でも、静かすぎてちょっとさみしい?
500歩ダッシュは、11本。
7時前に帰宅し、シャワー。
スーツに着替え、おりんさんを後部座席に乗せて、自宅を出たのが7時42分。
あれま、高校の近くまで、わずか16分で着いちゃったよ。
早いねぇ。
おりんさんは、モーニングチーズを食べ、ヨーグルトジュースを飲みながら、ナビテレビの「~2PM~東京ドーム公演特集」に夢中。
昨夜、お友達と一緒に行ってきたのだそうだ。
2PMに夢中、なわけね。
で、高校では韓国に語学留学に行きたいのだそうだ・・・
心意気はいいけど、動機はちょっと、どうなのよ。
ま、モチベーションが上がればいいか!?
でも、あんた、昨晩、コンサートの余韻に浸ってて、宿題してないんじゃないの?
「そ~~だよぉぉぉっぉ。どうしよ~~!」
「早く教室に入って、休み時間のうちにすれば!」
「それ、いい考え☆!」
「パパも高校生の時、学校の勉強は休み時間にしてたよ。朝も昼も夜もレスリングの練習ばっかりしてたから。」
「ふぅ~~ん」
と、パパの昔話には興味なさそうなおりんさん。
おりんさんの関心は、2PM。
そして、ウヨン。
おりんさんの自宅の学習机の上には、オペラグラスと特製ペンライトしか置いてないんだもんなぁ。
あれ、昨日、東京ドームで使ったんでしょ。
どこに教科書とか辞書とか参考書があるのさ!
(ハングル語のテキストはあるけどね)
そんなことは一切気にしないおりんは、
「じゃあ、パパ、ペルー行ってらっしゃい!」
と、笑顔でパパの車を見送るのであった。
8時半前には党本部到着。
本部長室に入り、ペルー出張の資料精読。
「スポーツ・フォー・オール」会議出席。
部屋のテレビでは、参議院の予算委員会審議中継中。
委員会室が騒々しくなったのは、高橋千秋議員による、稲田大臣への質問のとき。
かつてのTPP反対派の稲田大臣に答弁させ、内閣の不一致をあぶりだそうとするのが見え見えの質問。
しかし。
今さらTPP賛成反対論を持ってきても、3周遅い議論。
これは、民主党に理はない。
利もない。
なぜならば、安倍政権では、「国益を守る」と明言し、自民党内をまとめたうえで、交渉参加の筋を通したからだ。
稲田大臣も心得たもので、誘導尋問的な質問には、ぴしゃりと言い返す。
内閣不一致も、自民党分裂もない。
・・・「アメリカの言いなりにはなっていないと思います」
・・・「普天間の失敗をTPPで埋め合わせようとした民主党政権とは、安倍政権は違う」
・・・「国益の基準を安倍政権では明確に出している」
そう答弁されては、民主党もそれ以上突っ込むことができずじまい。
やっぱり中途半端な質問に終わってしまった。
いまだに政権交代から何も学んでいない民主党。
都合が悪くなれば、自民党の悪口を言ったり、失言をあげつらったりして自分たちを優位に見せようとしてきた与党時代のまんま。
どうして、学ばないのだろうか?
もっと、反省したほうが良いのでは?
どうして与党時代に分裂して崩壊したかを。
そのうえで、今は政権与党に対しては、提言質問をしてほしい。
せっかく「与党を経験した野党としての質問」の場があるのだから。
せっかくテレビ中継しているのだから。
民主党ここにあり、を、見せてほしい。
11時、ムバラクさんというオマーン人が、本部長室を表敬訪問してくださる。
奥様がOCA(アジアオリンピック委員会)の事務職員で、ベトナムでのビーチゲームの時に知り合った、というオマーン人男性。
奥様の出産(4月10日に生まれたとか)に合わせて来日中。
わざわざ自民党本部まで来てくださった。
感謝。
ご案内いただいたのは、日本スポーツ振興センターの佐野さん。
しばし歓談後、本題へ。
ムバラクさんから、
「どうして東京は五輪を招致したいのか?」
という質問をいただき、お答えする。
「我々の考え方を世界に発信したいんだ。スポーツの価値観だ。我々は、スポーツ基本法と財源確保法案を、議員立法で、この2年間で成立させた!これによって、日本社会におけるスポーツの価値観を重視することができた。この理念を東京五輪を通じて世界に発信したいんだ!」
と、下手な英語で真摯に訴える。
さらに続けて、
「4年前、リオデジャネイロに負けて我々は学んだ。五輪を開催するだけでは意味がない。スポーツを通じて、五輪を通じて、東京は、日本は、どういう世界貢献ができるのかを。その結論が、スポーツ基本法の成立と、そのための財源確保だ!」
と。
オマーンも、子どもたちを取り巻くスポーツ環境は乏しいのだと。
「先進国も途上国も関係ない。日本では、理念と財源とを法律で担保し、スポーツを国策としました。その取り組みこそ、システムとして世界発信したい。国力に応じてでも、スポーツ政策の価値観を上げていくべき時である!そのためには、法律と財源が必要だ!日本は途上国へのスポーツ支援については、ODAやJICAを通じて長い歴史がある。」
と熱弁。
ムバラクさんはゴルフ場で働いているそうで、
「今度、オマーンには6月の10日過ぎに行く予定ですから、ぜひ、ゴルフで勝負しましょう!」
と約束。
正午、国対正副会議。
佐藤代理には、ペルー出張と、文部科学委員会の筆頭理事交代を改めて確認し、引き継ぎ事項も確認。
その旨を、永岡桂子副委員長にも報告。
今後は、いじめ法案処理と、原発損害賠償法改正案の処理だ。
段取りを、水落文部科学部会長とも相談。
午後、健康センターで20分ほど軽いストレッチトレーニング。
シャワーを浴びて着替え、議員会館の部屋へ。
金沢市議2期生が研修中であり、ご挨拶。
15時、国会出発、羽田空港へ。
16時過ぎには到着し、JAL貴賓室にて代理通関。
17時には、JAL062便搭乗。
招致委員会の井上さん、岩崎さん、門脇さんも同行。
身も心も引き締めて、いざ、ペルーへ!
ロサンゼルスには現地時間11時29分到着。
およそ9時間半のフライト。
ロスで2時間ほど待ち合わせし、13時50分発のLAN601便搭乗。
8時間半かけて、首都リマへ。
現地時間は、夜中の0時30分。
東京を出てから丸一日、か。
ヒルトンホテルにチェックインし、旅装を解き、ベッドに入ったのはもう3時過ぎ。
バタンキュー(死語)。