この本を読んでみて、第二次大戦戦後の米ソ冷戦対立や千島列島がどのようにしてソ連は接収されてきたのかをよく理解することができた。
江崎さんによると、日清、日露戦争後にスパイ・ゾルゲの対日工作により、日本の対北軍侵攻を阻止し、南進政策に方向転換をさせ、日米開戦の契機となった『ハル・ノート』の原案がソ連の工作員によって仕組まれたものであったと指摘している。
また、米国ルーズベルト大統領が、日本本土侵攻での米側の犠牲者を減らすため、ヤルタ会談でソ連の対日参戦を促し、その見返りとして南樺太と千島列島への侵攻を黙認するという密約があったと暴露している。
こうしたルーズベルト大統領の宥和政策によって、ソ連が膨張してアメリカを脅かす存在となり、日本の領土の北方四島もソ連に奪われたのだ。
これから日本がロシアとの北方四島返還交渉を進めていくにあたり、米ソのこうした歴史知っておくのは非常に重要だと感じた。I got the message.
