こんばんは、うにです
昨夜プライムビデオから「パージ・アナーキー」を観ました。
パージとは”一年に一回、12時間だけ殺人を含む全ての犯罪が許される”というパージ法のこと。アメリカは犯罪が多いのでそれを防ぐために出来た法律。12時間に起こる犯罪はすべて合法化。仕返しをしたい相手を銃で殺害しても罪に問われない、それがパージ法。
今回はアキーナ編を観たのですが、パージは銃乱射の酷いシーンが多く見受けられますが、その中には人間模様がしっかりと描かれた映画だとパージ・アナーキーを観て感じました。
【ストーリー】
主人公の男性は息子を事故で失った。しかし事故を起こした男性は法の網をくぐり抜けて無罪となり、妻と子ども達と何事もなかったかのように幸せに暮らしている。主人公男性はその仕返しとしてパージ法を利用して事故を起こした男性の家に忍び込む計画をする。
主人公の男性は仕返しをしようと加害や宅へ車を走らせている間に、無関係の母娘そしてカップル一組と関わることになってしまい計画がスムースに行えなくなってしまった。
加害者宅に行く前にパージ法により身の危険を何度も味わったが、最終的にようやく息子を事故に遭わせた男性の家に忍び込むことができ、計画を実行しようとした。そして実行できた主人公は満足気にその家を出た、がその時主人公はある人物に撃たれた。
撃った男性が主人公に止めを刺そうとしたとき、加害者宅から出てきたある男性が止めを刺そうとしている男性の額を撃ち、主人公は助かった。家から出てきた男性は主人公の息子を事故に遭わせた男性だった。
つまり主人公は息子の命を奪った男性の命は奪わなかった、ということ。息子を失ってどれだけ辛い日々を送ってきたかを伝えるためにパージ法を利用して忍び込んだだけだった。加害者を殺害しなかったことで主人公の男性は助かった。
なんとも考えさせられる映画だわ、と思いました。
ある人間は良心がなく、ある人間は良心を重んじる。
パージという映画はただ単に年に一度12時間だけ犯罪を起こしても許されるという映画ではなく、その中には仕返しや犯罪は人としてやるべき行為ではない、というメッセージが込められている映画だと感じつつ観てました。
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