アメリカ在住のある読者さんより、とてもいい質問を頂きました。
「AMI」と「AMS」の違いは何でしょうか、というもの。
現在プリスクールを探されていて、「どちらに公認された園を選ぶべきか迷っている」との事でした。
ここでは私が知っている&リサーチでわかった範囲で書きます。
まず「AMI」、「AMS」とは何か。
AMI (Association Montessori Internationale)
1929年、マリア・モンテッソーリにより創立されました。
本部はオランダのアムステルダムにあります。
主にヨーロッパとアジアで活動。
アメリカでのメンバーは約3,000名。
AMS (American Montessori Society)
1960年、AMIのアメリカ支部という意味合いで、息子マリオより任命されたナンシー・ランブッシュが創立。のち独立。
本部はニューヨークにあります。
アメリカでのメンバーは約11,000名。
大まかな違いはここ。
AMIはストレートでトラディショナルなモンテッソーリ教育。
マリア・モンテッソーリの教えをそのままに反映したスタイル。
何も足さない、何も引かない、といった感じでしょうか。
昔の教えを忠実に引き継いでいます。
一方、AMSはもう少しオープンな考え。
マリア・モンテッソーリの教えを中心に、時代の流れを反映したスタイル。モンテッソーリ教育が打ち出されたのは100年前のこと。時代は変わり、ニーズも変わります。あくまでもモンテッソーリ教育ですが、時代の流れ柔軟に対応する姿勢があるのがAMSです。
具体的な違いの例を一つ上げます。
ブロック遊びとおままごと(pretend play/dramatic play)です。
マリア・モンテッソーリは、いわゆる「お遊び」に対して学ぶ部分が無いという意見でした。しかし彼女の没後のさまざまなリサーチの結果、それらには大きなベネフィットがあるとわかりました。
理由はなんであれ、AMIの学校ではモンテッソーリの教えにないものは基本的に取り入れません。
AMSの学校ではそれが明らかにプラスである場合、教室に取り入れます。
モンテッソーリがもし生きていたら、き賛成するであろうと思われる、彼女の哲学に沿う範囲内です。
長男の通うプリスクールにも、小さいながらブロックエリアがちゃんと備え付けられています。またちょっとした仮装ができるよなおままごとの道具も置いてあります。
(それもAMSの学校だったら全てあるわけではなく、学校、または先生の見解次第です。)
また質問を頂いた方の住んでいる州にはAMIの学校が2校しかなく、あとは全てAMSということでした。これはアメリカではAMSの方が圧倒的に主流なのが理由です。AMI/USAのメンバー数3,000名に対し、AMSでは11,000名います。AMIはヨーロッパ&アジアで主流のようです。
個人的には、AMIであれAMSであれ、決定の基準になるのは学校自体だと思います。
AMIもAMSも、モンテッソーリ教育に対する情熱は変わりません。
これはどちらの団体に所属しているかで意見が変わってくるかもしれないので、他の見解(特にAMIの方)がありましたらコメント大歓迎です。(私はAMSに属しています。)
「AMI」と「AMS」の違いは何でしょうか、というもの。
現在プリスクールを探されていて、「どちらに公認された園を選ぶべきか迷っている」との事でした。
ここでは私が知っている&リサーチでわかった範囲で書きます。
まず「AMI」、「AMS」とは何か。
AMI (Association Montessori Internationale)
1929年、マリア・モンテッソーリにより創立されました。
本部はオランダのアムステルダムにあります。
主にヨーロッパとアジアで活動。
アメリカでのメンバーは約3,000名。
AMS (American Montessori Society)
1960年、AMIのアメリカ支部という意味合いで、息子マリオより任命されたナンシー・ランブッシュが創立。のち独立。
本部はニューヨークにあります。
アメリカでのメンバーは約11,000名。
大まかな違いはここ。
AMIはストレートでトラディショナルなモンテッソーリ教育。
マリア・モンテッソーリの教えをそのままに反映したスタイル。
何も足さない、何も引かない、といった感じでしょうか。
昔の教えを忠実に引き継いでいます。
一方、AMSはもう少しオープンな考え。
マリア・モンテッソーリの教えを中心に、時代の流れを反映したスタイル。モンテッソーリ教育が打ち出されたのは100年前のこと。時代は変わり、ニーズも変わります。あくまでもモンテッソーリ教育ですが、時代の流れ柔軟に対応する姿勢があるのがAMSです。
具体的な違いの例を一つ上げます。
ブロック遊びとおままごと(pretend play/dramatic play)です。
マリア・モンテッソーリは、いわゆる「お遊び」に対して学ぶ部分が無いという意見でした。しかし彼女の没後のさまざまなリサーチの結果、それらには大きなベネフィットがあるとわかりました。
理由はなんであれ、AMIの学校ではモンテッソーリの教えにないものは基本的に取り入れません。
AMSの学校ではそれが明らかにプラスである場合、教室に取り入れます。
モンテッソーリがもし生きていたら、き賛成するであろうと思われる、彼女の哲学に沿う範囲内です。
長男の通うプリスクールにも、小さいながらブロックエリアがちゃんと備え付けられています。またちょっとした仮装ができるよなおままごとの道具も置いてあります。
(それもAMSの学校だったら全てあるわけではなく、学校、または先生の見解次第です。)
また質問を頂いた方の住んでいる州にはAMIの学校が2校しかなく、あとは全てAMSということでした。これはアメリカではAMSの方が圧倒的に主流なのが理由です。AMI/USAのメンバー数3,000名に対し、AMSでは11,000名います。AMIはヨーロッパ&アジアで主流のようです。
個人的には、AMIであれAMSであれ、決定の基準になるのは学校自体だと思います。
AMIもAMSも、モンテッソーリ教育に対する情熱は変わりません。
これはどちらの団体に所属しているかで意見が変わってくるかもしれないので、他の見解(特にAMIの方)がありましたらコメント大歓迎です。(私はAMSに属しています。)