子供を公立学校への進学を考えている時に、すごいタイミングでこんなドキュメンタリー映画が金曜日に公開されました。

「Waiting for Superman」

アメリカの公立学校のシステムに問題点がある事はなにも新しいニュースではありません。しかし「問題がある」というより「崩壊している」という表現が近いようです。

公式の映画予告がこれです。



ニューヨークタイムズにも Critic's Pick として取り上げられています。

まだ映画を見ていませんが、記事と予告にはこんな事が載っていました。

イリノイ州では
●51人に1人の割合で医師が免許を剥奪されます。
●97人に1人の割合で弁護士が免許を失います。
●しかし教師は2500人に1人の割合でしかライセンスを失いません。組合のルールによるものです。

●ニューヨーク・ブロンクス地区の一年生フランシスコは、ハーレム・サクセス・アカデミーの40席の定員をねらう792人の申請者の一人です。(抽選)ビアンカは同じ学校の幼稚園に入園希望ですが、35席のあるスポットを狙う767人のうちの一人です。(抽選)

●アメリカは、PISA2006年のランキングによると、先進30カ国のうち
・数学で25位(1位はフィンランド、日本は6位)
・サイエンスで21位



ニューヨークでは定員オーバーの公立学校の多くで抽選が行なわれますが、子供の人生がビンゴのように抽選で決まるなんて、冷静に考えたらゆるせません・・・

この映画は絶対に見ます。