坊主達が通うモンテッソーリのスクールは、車で20分程走った町にあります。
(いつものバスだと無数のバス停に立ち寄るので、20分では着きませんが・・・)
比較的優秀な学校の多いこの地域。
日本食のスーパーなんかもあり、知り合いもちらほら住んでいます。
しかしそこはアメリカ。
治安も雰囲気も、ブロックごとに変わってきます。
そしてスクールのあるブロック。
平和なブロックと殺伐としたブロックとの、ちょうど境目ぐらい。
歩いていてあまり良い感じはしません。
その雰囲気のあまり良くない方に、通称プロジェクトという市が提供している集合住宅があります。NYCの高い家賃で低所得ファミリーが市外へ押し出されないよう、彼らに優先的に提供されている住宅です。
ここで言っておきたいのは、「低所得者集合住宅=治安が悪い」という構図は必ずしもではありません。
そうであってもいけないのです。
しかしその傾向が強いのはアメリカの悲しい現実でしょうか。
子供達はそんな環境に近い学校へ通っています。
とは言っても室内で過ごすのですから、表面的には問題がありません。
しかし昨日はちょっと困った事がありました。
帰りのバス停で待つ事10分。
2人の三十代らしき女性が来ました。
彼女達もおしゃべりをしながら隣でバス待ちです。
が、
その会話が・・・・
普通ですね、すぐそばに小さい子供がいると分れば、カースワードは慎むのが常識です。
カースワードとは、ここでも書きたくないような、つまりFワード。
彼女達の会話の20%は、このカースワードで成り立っているのでは、というくらい凄い。
例えば、
Mother F*****
A** Hole
センテンスのどこかに必ず入れます。
ここまでくると感心というくらい。
しかしですね、それでいても長男がニッコリすれば「ハーイ」って微笑み返し。
決して悪い人達ではないと思うんです。
でもマナーというか、言葉が決定的に悪い。
きっと彼女達もそういう大人に囲まれて育ったのでしょう。
悲しいことです。
バス待ちがあれほど長く感じたことがありません。
長男も次男も、聞こえる言葉はかなりピックアップします。
子供が育つ環境というのは本当に大切なんだなと、ポツリ思った日でした。
追記です。
ふと思ったんですが、こういう場所にこそモンテッソーリが根付くといいですよね。
マリア・モンテッソーリが始めたように。