長期記憶の優位性が役に立つこと | たこぼうずのブログ

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たこぼうずのブログです。

元保育園園長の
コンビニ店員兼
蕎麦屋従業員です。

日々考えていることを、
綴っています。

アメブロは12年目です。

自分は短期記憶が弱く、

長期記憶優位なタイプだ。


遡れば2歳からの

具体的な記憶がある。


その時、

何処で誰が何と言って

どんなことを自分は考えたか

というレベルの具体性である。


例えば、

保育園の3歳児クラスの時のこと。


おやつを待つ時間、

自分は「おしゃべり」をしていないのに

先生から「おしゃべりをしていた」と

決めつけられた。


「おしゃべりはしていない」と

伝えると、

「じゃあおやつはなしだ」ということになり、

それならばと

自分はおやつを食べなかった。


途中で先生は焦り出し、

「何を本気にして」と

おやつを食べさせようとしたが、

自分は拒否をした。


お迎えの時、

先生が親に

「まさか本当に食べないなんて」と

報告をしていて、

「言いつけたな」と自分は思った。


それが決め手というわけではないが、

「この先生の言うことは聞かない」と

3歳児の自分は意志を固めた。



時は流れて、

社会人になってからも

長期記憶の優位性は

しばしば発揮される。


人と話したことや、

一度決まったルールのことは、

簡単に忘れずインプットされる。


それも、

何年の何月に

◯◯さんの発信がきっかけになって、

こういうルールができましたよね


という程度の記憶内容は、

わりとスラスラ出てくる。


だからといって、

仕事上何か得したことはないように思う。


自分が記憶していることは、

多くの人が忘れていることが多く、

自分の中ではまだ生きているルールが

組織の中では自然消滅していたりする。


だから自分はよく、

「このルールはまだ生きているのか」

という確認を、

組織の中でよくしてきた。


部下をもってからは、

将来的にはこういう仕事をしたいとか、

こういう事情があってとか、

教えてもらったことは

全部頭の中に入っている。


何年か経ってから

その話を振ったり、

機会を作ったりすると、

「よく覚えていますね」と

驚かれることが多い。


それで信頼されるというよりは、

ギョッとされるニュアンスのほうが

近いかもしれない。



短期記憶は本当に拙い。

今している飲食店の仕事は、

特に短期記憶を必要とする。


とても苦手な分野だから、

面白い。


自分が覚えられる短期件数は

「3」がやっとのようだ。


オーダーも

3箇所からとるのがギリギリで、

それ以上は忘れてしまう。


客席でとったオーダーも、

厨房に向かうまでの間に

忘れてしまいそうになる。

たまに忘れる。



仕事はよく

得意なことを発揮して

適材適所と言われるが、

自分の場合は

できてしまうと

あっという間に飽きて興味を失う。


だからといって、

苦手な仕事をさせてもらえるほど

社会の現場は甘くないし、

失礼のないようにしたいし、

必死である。


得意なことを

適当に転がしていればいいものの、

苦手なことに

必死にくらいついているのが、

自分の仕事のスタイルなのかもしれない。


不器用すぎて

どうしようもない。