おはようございます。

 

 

本日も、昨日に続き、宇和海3号の乗車レポートを投稿してまいります。

 

 

この特急宇和海、なぜ松山~宇和島間での運転に統一されたのか。
その背景にあるのは、この列車の競争相手です。

 

 

内子と八幡浜を除くほぼ全線で宇和島自動車の特急・急行バスと競合しているのです。

 

 

鉄道は駅と駅を結びます。
しかし、バスの場合、松山市を越えて道後温泉まで行けるのです。

 

 

運賃と所要時間も異なります。
特急バスは2,200円・1時間50分に対し、特急宇和海は自由席利用で3,210円・1時間23分と差があります。

 

 

運賃で1,000円近い差がありますが、それでも特急宇和海の自由席は全て埋まっていました。

 

 

この列車、最高120km/hで運転可能な区間は次の卯之町までです。

 

 

場内進行。卯之町停車。

 

 

まもなく卯之町。

 

 

卯之町には7:49の到着。

 

 

朝日がまぶしい中、列車は先を急ぎますが、ここで「次は運転停車」のアナウンスが運転席から聞こえてきました。

 

 

場内減速。

下宇和は運転停車。

 

 

下宇和駅は有効長が4両分しかありません。
特急列車の場合、4両以上に増結されると運転停車を行う場所の変更が行われます。

 


下宇和には7:53の到着。

運転停車のみでドアは開きません。

 

 

反対側からやってきたのは松山行の特急宇和海です。

 

 

この宇和海3号、途中駅での運転停車が行われたのは下宇和駅、1か所のみでした。

 

 

卯之町から先も、本当は120km/hを出したいのでしょうけど、急カーブと坂道が多く、なかなか速度は上がらないのです。

 

 

駅の構造も、一線スルー構造ではない駅が多くなってきます。

 

 

場内減速。

伊予吉田停車。

 

 

場内注意、と思いきや、手前で信号現示が黄色から緑に変わりました。

 

 

伊予吉田はカーブしたホームがあります。

 


最後の途中停車駅、伊予吉田には8:04の到着。

 

 

伊予吉田を出た後も自由席の着席利用者はあまり減っていません。

 

 

トンネルを抜けると、右側に吉田港が見えてきます。

 

 

結局2両あった自由席は始発の松山から終点の宇和島まですべての席が埋まった状態でした。

 

 

左側から伸びてきたのは予土線の線路です。

ダブルクロスポイントの先にあるのは北宇和島駅です。

 

 

まもなく終点、宇和島です。

場内減速。

 

 

宇和島運転区が見えてきましたが、見えた車両はディーゼルカー2~3両のみでした。

 

 

いちばん左側のホームに滑り込みます。

跨線橋の上には撮り鉄さんの姿がいます。

 

 

トロッコ列車に充当される黄色いディーゼルカー、平日は各駅停車として走っているようです。

 

 

終点、宇和島には8:13の到着。

 

 

列車はこの後、車内清掃を行い、宇和海8号として松山へ折り返しました。