皆様、こんにちは。
本日より、枋寮10:35発・藍皮解憂號(5899次)の乗車レポートを投稿してまいります。
この藍皮解憂號、乗車レポート投稿にあたり、皆様へお伝えしたいことが御座います。
それは、この列車の乗車券、台鉄の窓口やウェブサイトでは購入できないことです。
藍皮解憂號は雄獅旅遊と呼ばれる旅行会社の運営するイベント列車であり、ここのウェブサイトでないと乗車券は購入できません。
購入の際、身分証の番号が必要ですが、これはパスポート番号でも構いません。
枋寮を10:35、定刻で出発。
もう1つ。
この列車に乗るのにはチェックイン手続が必要であり、その手続をするのには、一旦枋寮で下車後、改札の外に出て100mほど歩かなくてはなりません。
枋寮では駅ホーム上でのチェックインができないシステムになっており、少々手続きが不便です。
乗車券も599元と、普快車のときと比べて倍以上値上がりしています。
号車番号に対する考え方も大きく異なります。
台鉄の場合、号車番号に機関車は含まれませんが、この列車の場合はなぜか1号車として計算されるのです。
よって、台東行の場合、2号車が先頭車両となります。
今回はR100形ディーゼル機関車は重連となっていましたが、実際に稼働していたのは先頭の1両のみ。
後ろのもう1両は無動力扱いです。
最初の途中停車駅、加祿には10:42の到着。
ここで8分間停車。
復興号の客車、営業運転は終了しても台鉄の事業用車両としては現役です。
ドアは全車両開きますが、乗降可能な場所は各車両1箇所のみに限定されます。
乗降可能な場所のみステップが設置されます。
なお、なぜか発車1分前に列車のドアが閉まります。
このイベント列車は旅行会社の運営のこともあり、乗車前にイヤホンと音声レシーバーが貸し出されていました。
こちらが音声レシーバー。
ツアーガイドさんからの説明がどの車両にいても聞こえるようになっています。
まもなく台鉄で唯一の防弾シェルタートンネル、嘉和遮体を通過しますが、その前にツアーガイドさんから案内が流れました。
「皆様、まもなくトンネルを通過します。是非両手を挙げてみてください。ジェットコースターのような雰囲気が楽しめますよ。」
そしてやってきたのがこの光景。
これのどこがジェットコースターなのでしょう?
内獅を通過。
ここが恒春方面への分岐駅となる計画があります。
考えてみますと、魚の養殖場でよく見かける機材、なぜかNゲージで製品化されていませんね。
いつ南廻線に乗っても、この光景は素敵です。
内獅を通過後、列車は徐々に上り坂を上がっていきます。
台鉄最南端の駅、枋山を通過。
台東行の列車は通過しますが、逆に枋寮行は停車します。
枋山を通過後も、ツアーガイドさんの説明は続きます。
枋野信号場を通過。
対向列車は停車していませんでした。
南廻線の電化以降、初めてここを通りましたが、雰囲気はガラリと変わったように思えます。
防風シェルターを通過。
中央信号場を通過。
この先には中央トンネルが待っています。
80km/hでトンネルに突入。
この後EMU3000形特急電車が反対側からやってきましたが、シャッターチャンスを逃してしまいました。
このトンネルに入る前の時点で、ガイドさんや旅行会社のスタッフさんがやってきて、軽食とお昼ご飯が配られました。
この写真は、また後日投稿致します。
室内灯や扇風機は、列車走行中は常時動作可能です。
駅到着前には、扇風機のスイッチを切るお願いのアナウンスが流れます。
中央トンネル、ゴールはまだまだ先。
どうやら車軸発電機で起こせる発電量は限られているようです。
中央トンネルを通過。トンネルに入る前に見えていた海は東シナ海ですが、ここから先、太平洋が見えてきます。
明日は、南廻線をさらに進みます。
どうぞお楽しみに!