おはようございます。

 



本日も、昨日に引続き、ワイドビューしなの9号の乗車レポートを投稿してまいります。



塩尻から先はJR東日本のエリアです。
運転士さんと車掌さんが交代し、篠ノ井線を走ります。



松本までは複線区間が続きます。

見た目ではわかりづらいですが、坂道となっています。



広丘を通過。

 

一応ではありますが、JR東日本の運転士さんも業務用iPadを携帯しています。
しかし、スタフ横のスタンドには入れず、運転台の上に直置きしています。




松本へ向かう途中でも383系とすれ違いました。
付属2両を付けた8両編成です。



平田を通過したところで、進行方向左側に貨物駅が見えてきました。
日本オイルターミナル松本営業所の側線で、タキ1000がたくさん止まっています。


 

本線場内進行。
まもなく南松本を通過します。



松本貨物ターミナルの真横を通過。

南松本駅の敷地内にあり、EH200形機関車が待機しています。


 

高速バスのターミナルが見えてきました。

ここを通過すると、松本の駅はもうすぐです。



場内注意、松本停車。編成10両。
上り本線上では入換車両としての313系が見えます。


松本には13:05の到着。
1分間停車。

 

松本を発車後、ポイントを2つ曲がり、いちばん右側の線路に向かいます。
 

 

左側に見えるのは北松本駅。
大糸線のみ駅ホームが設けられています。

 

 

大糸線と分岐します。

 

 

第1閉塞進行。

篠ノ井線の直線区間を100km/hで走ります。


 

平瀬信号場を通過。

 

 

平瀬信号場は松本~田沢間に設けられていますが、対向列車は待機していませんでした。

 



進行方向左側に見えるのは奈良井川です。

列車は上り坂を駆け上がります。



田沢を通過。

右側には383系が止まっていますが、恐らく長野駅で留置できなかった編成がここまでやってきたのでしょう。


 

第2閉塞進行。

田沢から明科までは複線区間です。

 



まもなく明科通過。

次の西条までは複線として整備されていますが、線路は単線区間のままです。

 

 

明科から先は単線区間です。

このトンネルに入る直前から23パーミルの上り坂が始まります。

 

 

383系は定速スイッチを駆使して減速せずに駆け抜けます。

最近の電車に乗っていると、坂道になっているのが分かりづらいかもしれません。

 

 

一瞬だけ見える明かり区間。

この区間、旧線があった頃は潮沢信号場と呼ばれる、スイッチバック式の信号場が設けられていました。
現在のトンネルが完成し、ルート変更が行われた際、1988年に廃止されました。

 

 

2つ目のトンネルに入ると、今度は下り坂になります。

マスコン操作も、定速モードから抑速ブレーキに切り替えて、速度を維持したまま駆け下ります。

 

 

トンネル区間がやっと終わりました。

下り坂は西城の少し手前まで続いています。



西城通過。

EH200形が先頭の貨物列車が通過待ちをしていました。



ところで、この383系、2016年3月のダイヤ改正までは大阪まで乗り入れていたのをご存じでしょうか。

 

当時は大阪~長野間で441.2kmを走破し、一時期は日本最長距離を走る昼行特急列車でもありました。

 

 

名古屋以西の383系乗り入れが終わってしまった理由は、名古屋で東海道新幹線に乗り換える利用者が増えたためと言われています。
 

 

しかし、当店店主は、乗車率が最大の要因ではないと考えます。

 

 

実際、大阪~名古屋間は平日でもほぼ毎日10両編成で運転され、指定席もほぼ埋まっていました。

ちょうど、聖高原で待機していた、この10両編成の383系のように。

 

 

JR西日本とJR東海で異なる運転操作方式かと言いますと、それもまた違うようです。

 

 

冠着を通過後も、さらに列車は上り坂を駆け上がります。

 

 

駆け上がった先には、姨捨駅が待っています。

以前はこの区間に羽尾信号場と呼ばれる、スイッチバック式の信号場が設けられていましたが2009年に廃止されました。




姨捨の側線が見えてきました。

ここもスイッチバックの際に使用されます。

 

姨捨を通過。

上下両方向に引込線があります。

 

 

こちらは篠ノ井線の本線。

左側に姨捨駅構内が見えます。

 



姨捨を通過後、進行方向右側には善光寺の平地が見えます。




今までは上り坂でしたが、姨捨通過後は篠ノ井へ向けて一気に下り坂を駆け下ります。

 

 

カーブを曲がった先にトンネルもあります。

 

 

進行方向右下に引込線が見えてきました。

 

 

桑ノ原信号場を通過。
スイッチバック式の信号場として、今でも現役です。

 

 

写真左上に、桑ノ原信号場の側線が見えます。

 

 

考えてみると、383系のパノラマグリーン車は、最前列にこそ座る価値があると思います。

 

 

長野へ向かう道程で最後のトンネルは単線区間の途中にあります。

この最前列で、カメラを構えたり音楽を聴いたりするのは、理想的な楽しみ方と、個人的に思います。

 

 

場内進行、稲荷山通過。

ただ、この最前列で読書したりパソコンを広げて仕事したりというのは、あまりにも勿体ないですね。

 

 

稲荷山を通過。

篠ノ井到着前、最後の通過駅です。

 

 

篠ノ井へ向けての最後の直線区間では100km/hを出します。

381系も、この速度で駆け抜けたのでしょう。

 

 

EF64-1000やEH200等、電気機関車が見えてきました。
ここは塩尻機関区篠ノ井派出所と呼ばれています。
貨物列車は、多くが篠ノ井で機関車交換を行います。

 

 

篠ノ井到着前の左カーブです。

右手に見える複線の線路は、しなの鉄道線です。

その奥には北陸新幹線の線路も見えます。




まもなく篠ノ井。
ホームは12両編成分の長さですが、しなの9号はホーム先端ギリギリに止まります。

左側にはEH200形先頭のタンク貨物列車が見えます。



最後の途中停車駅、篠ノ井には13:44の到着。
1分間停車しました。

 

 

篠ノ井駅構内のポイントをゆっくり通過し、信越本線へ合流します。

 

 

進行方向右側に見えるのは北陸新幹線の線路ですが、25パーミルの上り坂です。
標準設定の10パーミルよりも急です。
 

 

犀川の鉄橋を渡ります。

 

 

鉄橋を渡り終えたところで、新幹線に追い抜かれました。

高架橋の上、小さく写っています。

 

 

軽井沢方面へ向かうしなの鉄道の115-1000系ともすれ違いました。

新型車両導入に伴い、現役引退がうわさされています。

 

 

第1閉塞進行。次は長野停車。

 

 

長野到着前に鉄橋を渡ります。
橋の下には裾花川が流れています。

 

 

長野駅構内。

しなの鉄道の115-1000系電車が見えてきました。




長野駅では7番線に滑り込みます。



終点、長野には13:53の到着。
長旅、お疲れさまでした。

 



列車はこの後、一旦車庫に引き上げました。