おはようございます。
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21日に発生したプユマ号の脱線事故から、今日で10日が経過しました。
本日現在、東部幹線では複線での運転が再開され、28日の台湾時間16:50では全列車が一斉に警笛を吹鳴し、亡くなられた方々を覚えました。
しかし、ネットの世界を見てみますと、なぜか台湾人の鉄道ファンの多くは今回の事故を福知山線脱線事故と結び付けて考える人が多いみたいです。
これは私から見ると、この参考方法は誤っているのでは
21日の脱線事故の主たる原因はスピードオーバーよりも、むしろ担当運転士が人為的にATPを切り、かつその再起動を怠ったことにあると思うからです。
福知山線脱線事故は、確かにスピードオーバーで列車が脱線しましたが、当時ATSは起動中のままであったかと存じます。
参考にすべきは福知山線脱線事故ではなく、1988年の東中野駅列車追突事故や1997年の大月駅列車衝突事故ではないでしょうか。
これらはどれも、運転士が人為的にATSを切ったことによって発生した列車事故です。
責任の所在を問う行為は、何時でも誰にでもできます。
しかし、私はむしろ、事故発生原因の徹底究明と、再発防止に向けた改善策に注目したいと思います。