おはようございます。
ハルヤ模型店です。

知本にて

本日も、引続きディーゼル特急の416次自強號で花東線を南下します。

昔の線路
416次自強號は、台東より台湾国内の団体ツアー客を乗せた後、定刻より12分遅れで発車。
台東を出発して左側に見えるのは、昔あった線路の跡です。
現在はサイクリングロードとなっています。
この写真でいえば、うっすらと見える鉄橋が、以前、台東市内まで伸びていた線路の跡です。

知本
知本には15:10の到着で、2分間の停車時間です。
ここには日本人が開拓した温泉街がありますが、そこへ向かうのにはこの駅からバスかタクシーへの乗換が必要です。

なお、東部幹線の電化区間は、ここで終了です。

知本を出発すると、西海岸側のターミナル駅、枋寮までノンストップ。
発車前のアナウンスも、「この列車は当駅、知本を発車しますと、枋寮まで止まりませんのでご注意下さい」の放送が流れました。

ここから運転士さんは、モーレツな遅延回復運転を行います!

海沿い
知本を出発して、しばらくは海沿いを走ります。
ここ、南廻線は、台湾で最も車窓の美しい路線と言われています。
しかし、出発してすぐに速度は110km/hへ!

多良駅
車窓に見える、このフェンスは、現在はイベント用の臨時駅となっている、多良駅のものです。
この駅も、遅延回復の関係か、110km/hで走行していました。

もうすぐ中央トンネル
もうすぐ中央トンネルを通過。
ここは台湾の東海岸と西海岸を一直線で結ぶ、未電化の複線トンネルです。
通常は手前の古荘駅で左側へ分岐しますが、遅延発生時はそのまま右側を全力疾走!
トンネル内で、新左営からのディーゼル自強號とすれ違いました。

枋野信号場
枋野信号場を通過。
ここも、エンジン全開です。
この区間一帯は音信不通地域で、携帯電話の電波もWifiも届かないような場所です。

台湾海峡だ!
再び海が見えてきました。
これは台湾海峡です。
海の向こう岸は、中国の福建省です。

枋山駅
台湾最南端の枋山駅を通過。
昔は2面3線でしたが、現在は片ホーム式となり、ポイントも側線も撤去されています。

懇丁行の道路
枋山駅を通過すると、進行方向左側に道路が見えてきます。
この道路を南下すると、今度延伸工事が決定した恒春、及び台湾最南端のリゾート地、懇丁へ到達します。

この写真が見える箇所は、実は下り坂になっていますが、なんと、下り坂でもエンジンはフルスロットル!
この運転士さん、すごい!

内獅駅
内獅駅を通過。
昔は2面3線の駅でしたが、現在は片ホームとなり、ポイントも側線も撤去されています。
しかし、将来は、この駅が恒春線との分岐点となります。

この駅も、110km/hで通過しました。


枋寮
枋寮には16:16の到着。
しかも、定時!
さすが運転士さん、やるじゃん!!
ここでは2分間停車します。


収穫後の畑
枋寮を出発しますと、魚の養殖場に加えて、収穫済の畑が見えてきます。

ヤシの木がいっぱい
高架橋の上より。
ヤシの木がいっぱい見えます。南国らしい車窓です。
高架道路の下をくぐる関係上、複線対応済の高架橋はアップダウンが多いです。

潮洲の車庫
潮洲の車庫が見えてきました。
次の停車駅まであと少し。
なお、本線は非電化の単線ですが、車庫への引込線は複線対応です。


潮洲
潮州には16:38の到着。未電化の単線区間は、ここでおしまい。
ここから再び、電化区間を走ります。

屏東
屏東には16:53の到着。
ホームは高架工事が行われている真っ最中です。
一部の区間車は、この駅発着です。


平快車、実は…?
屏東を出発して、しばらくしますと、進行方向左側に、昔の平快車を使用したレストハウスが見えてきます。
これ、単線区間だった頃の線路を活用して設置されています。

単線時代のトラス橋
レストハウスを過ぎると、川を渡りますが、単線区間だった頃の長いトラス橋は、今は観光スポットとなっていて、途中まで歩いて渡れます。
しかし、ある日の台風の影響で、鉄橋は途中で流されてしまっています。

地下トンネルの入り口
高雄地区は、台鉄の地下化に向けての工事が進められています。
こちらは、南側のトンネル入口です。

鳳山
鳳山には17:08の到着。
1990年代半ばは、この駅が西部幹線の電化区間の末端でした。
将来は、地下駅になる予定があり、それに向けての工事が急ピッチで進行中です。

工事真っ盛り
高雄地区の地下トンネルは、箱型トンネルとしての建設が進められています。
車窓からも、重機や工事用資材が多数見れます。

高雄の車庫の跡地
進行方向右側に、昔の高雄にあった客車区の跡地が見えてきました。
現在は、車庫と検査修理の機能を、全て潮洲に移しています。
高雄駅まで、もうあと少し。

高雄
高雄には17:19に到着して3分間停車します。
赤く錆びた駅名の看板ですが、逆にいい味を出しています。
次の停車駅は、終点の新左営です。

愛河
高雄を出発後、愛河を渡ります。
夜はイルミネーションがきれいな観光スポットです。

新幹線の線路
左営を通過すると、進行方向右手に新幹線の線路が見えてきました。
さぁ、終点までラストスパート!

新左営
終点、新左営には17:22に定時の到着。
台東からの団体ご一行様も、議員さんご一行様も、長旅、お疲れ様でした。

夜の研修も、がんばってね!(笑)