9年前の記事(どこでの相談だったっけ。日本中で言われるけど) | いくつもの「月がまわってくる」~自閉症・発達障害支援会社社長のブログ~

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9年前の記事(どこでの相談だったっけ。日本中で言われるけど)

 

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昨日の相談で気になったのは、幼児療育施設での「@@くんには、もう支援を外していきましょう」という言葉だった。それに親御さんは、「うちは、視覚的な支援をして、それを見ながらでも自分で判断して動けるこにしたいのです」と伝えてはいるが、「のらりくらり」とかわされるそうだ。

 

この「視覚的支援を外していきましょう」というのは、幼児から成人になってまで一貫して言われる「脅し」である。よほど、するのがめんどくさいのだなと思うが、その理由として「社会では視覚的な支援がある場所ばかりじゃないのだから、聞いてわかるようにすることが、<お子さんのためですよ>」という尤もらしいセリフだ。

 

「で、外した後の責任、おたく取れるの? 取らへんやろ。その一年限りの付き合いやん。ずっと暮らすのは、家族やねんてよ」

 

終わる時間を見せないで、「周囲の雰囲気で終わりがわかる方が」とかされちゃって、お子さんオロオロしてるので、「終わりの時間がわからないで、何度も口にして混乱していました」というと、「そうでしたっけ?!」みたいに逃げられて。すると「私が間違っているのかな?」と親御さんは凹むそうだ。

 

本当にまともに勉強をしている療育や教育関係者が少ないこと(私のしんどさの一番の理由なんだけど)が、どこで勉強会をしても感じることだ。

 

「今度、支援を外していきましょうと言われたら、<終わりの時間があったほうがいい?なくても大丈夫?>をお子さんにえらぶメモで聞いてみて、その丸がついたのを見せたらいいですよ。そうして、『本人はこう言っています』と持って行くことしか、親が言うだけではなかなか動いてくれません。自分らの方が学んでる、上やと思ってはるから ね。いつも本人はこう言っていますを持って行くという姿勢になると、親も本人に聞こうという習慣もつくし」と話した。

 

「どんなことを言われても、『すんませ〜ん、うちは、こうしていきたいんですぅぅ。お願いしますわ〜〜〜』と言い続けることです。現場は、うるさいその親の子だけにはしてくれるから。日本は、まだそんな<未熟な状態>だから。我が子だけでも守りましょう」

 

20年同じこと言うてること自体が、すでに、あほらしい

 

親御さんから「支援をこちらが外していくとどうなるんですか?」と聞かれたので

 

「そやね、失敗増える=注意を受けるとなると、おどおどするわね、それから、まあ、大半が指示待ちになるわね」と返事した。

 

「支援を外すかどうかを決めるのは、本人であるを忘れないでおいたらいいよ。すると、ちゃんと収まりどころになるから。」